私的標本:捕まえて食べる

玉置標本によるブログです。 捕まえて食べたり、お出かけをしたり、やらなくても困らない挑戦などの記録。

世界一周専門の旅行会社、世界一周堂

※『地球のココロ』というクローズしたサイトで、2011年12月7日に掲載した記事の転載です。

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世界一周なんて夢物語のような気がするけれど、それを現実的な価格で可能にする夢の航空券と、世界一周専門の旅行会社があるらしい。

世界一周専門の旅行会社「世界一周堂」

誰もが一度はあこがれる世界一周旅行を専門に扱っている、日本で唯一の旅行代理店が「世界一周堂」。小林製薬の薬くらい、そのままズバリのネーミングである。

なかなか現実感のない世界一周という夢物語を、グッと身近に引き寄せてくれるのが、社長であり世界一周航空券専門家である角田直樹さん。

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世界一周航空券専門家の角田直樹さんに話を伺いました。

――すごく基本的な質問なのですが、世界一周ができるチケットっていうのがあるのですか?

「世界一周航空券という、マニアの中では有名な券があります。全日空だったらスターアライアンス、日本航空ならワンワールドと、各航空会社はグループを組んでいて、そのグループ内のフライトを使って、最大16回飛行機に乗れるというものです。有効期間は一年間。長期のバックパック旅行をされる方はもちろん、留学のついでに世界一周という使う方も増えています。」

――どの航空会社でも乗れるという訳ではないのですね。

「グループごとに、得意な路線や、そのグループでしかいけない場所というのがあります。また訪問する大陸の数や、飛行距離(マイル)によってチケットの種類が変わってくるので、いきたい場所が決まれば、購入すべき航空券の種類が決まってきます。」

――話を聞いていて、なんだか楽しくなってきました。世界地図を見ながら架空の予定を立てるだけで、うまい酒が飲めそうです。

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角田さんが書いたこの本を電車で読んでいたら、降りるべき駅を2つも通り過ぎてしまった。

世界一周航空券のルール

――この世界一周航空券には、飛行回数以外にルールとかあるのでしょうか。

「おおまかなルールとしては、西か東の同一方向で、太平洋と大西洋を一回ずつ横断して戻ってくること。世界一周というよりは、地球を一周ですね。アジアからヨーロッパに行って、またアジアに戻るというように、大陸間をいったりきたりすることはできません。」

――西か東への一方通行なんですね。

「ただし、各グループが定める同じエリア内であれば、逆行もできます。たとえばアジアエリアであれば、日本からインドに行って、タイに戻るというルートも可能です。」

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これはワンワールドの例。各グループが定めるエリア内であれば、逆方向の飛行機にも乗れる。

「もうひとつのルールとして、全部の区間の路線と日付を最初に予約しないと、航空券が発行できません。出発前に最大一年間の旅行日程を決めないといけないことになりますが、出発後に変更もできます。一年間ほぼ自由に旅行ができるチケットと考えてください。」

――それを聞いて安心しました!(もう行く気になりつつある)

「変更手数料は掛かるのですが、3か月以上の旅行の場合、旅行中に行きたいところを見つけたりするので、最初に決めた通りとはいかないですね。」

――ちなみに、みんな何回くらい飛行機に乗りますか。

「ルール上は16 回乗れるのですが、全部の移動が飛行機という方はなかなかいません。空港から別の空港へと電車や車で移動した場合、そこは自己負担なのですが、その区間も一回とカウントしてしまうので、平均して飛行機は12 回くらいですね。1年間有効のチケットなので、旅行の途中でいったん別にチケットをとって日本に戻り、また半年後にそこから再スタートといった使い方も可能です。」

世界一周航空券の値段

――さて、そろそろ気になるお値段を教えてください。世界一周ハウマッチ!

「いま一番売れている、日本航空が加盟するワンワールドの3大陸クラスだと、335,000円です。またビジネスクラスやファーストクラスの世界一周航空券もあり、こちらも普通に買うより断然お得です。」

――おお…。すみません、前にツアーでベトナムやハワイにいったくらいなので、高いのか安いのかピンときません。

「では16回で割ってください。ほら、飛行機一回あたり2万円くらいで飛行機に乗れますよ。これから年末年始になるとチケット代が跳ね上がりますが、世界一周航空券は、いつ出発しても値段が変わりません。」

――そう考えると…お得ですね!だんだんと行く気になってきました。

「これは公式なチケットなので、航空会社からでも直接購入できますが、やはりルールが複雑だったりするので、個人では戸惑ってしまい購入できなかったりする場合が多いようです。弊社では専門にコンサルティングをしながら、路線やホテル、オプショナルツアーなどの手配をしています。もちろん旅をしている間のサポートもおこなっています。」

――確かに航空券だけでなくホテルの予約なども必要ですね。専門家に話を聞くことで、自分が考えていたプランよりもいいものができそうです。ちなみに私は漠然といきたいなと思いつつも、今のところ全くのノープランです。どこがオススメなんですかね。

「最近はボリビアのウユニ塩湖が人気ですね。また来年はオーロラの当たり年といわれているので、あえて寒い時期に北欧などへいくのもいいですよ。目的に合わせたモデルコースをいくつか用意していますので、まずはそれをベースに考えてみてください。」

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サイトには世界一周のモデルコースが掲載されていて、それを見るだけでも楽しい。

「この旅は普通のツアーとは違い、いかようにもカスタマイズができます。目的は人によって千差万別。いままで1万5千通りのルートを組んできました。その方にあったご提案ができるので、弊社を使っていただくメリットはあると思います。」

――わかりました。じゃあ、さっそく世界一周航空券を…10年以内に買えるようにがんばります!

自分だったらどこへ行くだろう

このチケットの利用者だが、さすがに仕事をしていると長期間の休みは難しいので、社会人なら転職するとき、学生なら卒業旅行が多いそうだ。
割合はまだ少ないが、定年退職の記念旅行や、2週間くらいの弾丸ハネムーンといった方も。

別に一年かけて使わなければいけないという訳ではないので、年末年始やゴールデンウィークなどのチケットが高いときにしか休みがとれない人が、
1週間とか10日の旅行で使うという利用法もある。

さて、私だったらどこへいくだろう。もし一年間の休みが取れたとして(それは休みというか失業だ)、さらにまとまった額のお金があって、家族が温かく見送ってくれるとしたらだ。…どれもハードル高いけど。ついでに語学堪能で度胸のある男になっていたら完璧。

ノートパソコンを持って釣りをしながら世界を回り、「玉置豊、世界を釣る!」 なんていうブログを更新したら楽しいだろうなー。大物が釣れたら「オーパ!」とか叫んだり、麦わら帽子かぶって「ウヒョー!」とか言いながら飛び跳ねたり、ヒゲのおじいさんをスーさんと呼んだりして。

でも出発して三日でパソコンを水没させそうですね(なんて理由を探して自分を抑えています)。

スクールやイベントもあります

角田さんは世界一周旅行を考えている人に向けたスクールを毎月開催しているそうなので、興味を持った方はとりあえずそれに参加してみるとといいかも。有料セミナーだけに参加者の本気度は高く、その3割くらいは実際に世界一周へと旅立っているそうです。

 

 

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