20年前の炊飯器から、10年前の炊飯器への進化ですよ。
で、Sマルチ調理というのは、今は炊飯器を作っていないサンヨーにだけ備わっていた必殺技で、ようするに定温調理のこと。好きな温度に設定すれば、その温度をキープしてくれるという力強い機能ですよ。

その機能ならヨーグルティアにもあるんだけれど(こちらの記事参照)、より設定温度の幅が広く、また温度の安定性がいいのだとか。
ちなみにサンヨーの炊飯器はパナソニックに吸収され、Sマルチ機能は廃止されたみたいです。

定温調理といえば、肉ですかね。
とりあえずフリーザーバッグに豚バラ塊を入れ、醤油と酒を少々。
内釜に水をたっぷりと入れ、沈めて空気を抜いてチャックを閉めます。
ストローで吸うより簡単ですねこれ。


ついでに鶏モモ肉も2枚。
こちらはナンプラーと酒で。

で、内釜の水を適量まで捨てて、中にスノコを入れます。
オリジナルのスノコは中古のため付いてなかったので、適当なやつです。
ちょっと小さいかな。

ここに肉を沈めて、レッツ保温。

最初の挑戦なので、65度で3時間とかどうでしょう。
ヨーグルトメーカーだと、水からだと温まるのに時間が掛かっちゃいますが、これだと水からでもきっと平気な気がします。

そんなこんなでできあがり。

豚バラ肉、いい感じじゃないでしょうか。

断面を見てみると、これぞ定温(低温?)調理というロゼ。

柔らかさは文句なし。
味がだいぶ薄かったので、タレをもっと濃くするか、これを醤油ダレに浸ければきっと完璧。
塩とか塩麹に付けてからやってもいいかもね。

鶏モモ肉は、あら袋に穴が空いちゃった。
スノコが小さくて、内釜に触れている部分が溶けたかな。

でもまあ火の通り方はバッチリじゃないでしょうか。
薄味になっちゃったけどドンマイ。
ポン酢でもかければパーフェクト。
もっと攻めた温度にしてもいいのかも。


この溢れ出た肉汁でご飯を炊いたのも美味しかったです。
そう、この定温保温器具、なんとご飯も炊けちゃうんです。
ちなみに中古で3000円くらいだったかな。
温度をキープできる上にご飯も炊けて超お得!
ありがとう、マダラ先輩!
牛肉は……今度ためします。