私的標本:捕まえて食べる

玉置標本によるブログです。 捕まえて食べたり、お出かけをしたり、やらなくても困らない挑戦などの記録。

沖縄の熱帯果樹園 小池さん家から生ライチを取り寄せてみた

世の中的に小池さんといえば『ラーメン大好き』ですが、所変わって沖縄県糸満市の小池さんは『熱帯果樹園』をやられているそうです。

何の那覇市、じゃなくて話なのかといえば、ツイッターで「生のライチが買えるよ!」という情報が流れてきたので買ってみたという話です。ちなみに小池さんは知り合いとかじゃないし友達の友達とかでもないです。

 

 

この前にちょうど中国在住の方が、生のライチを食べていていいなーと思っていたんですよ。私はまだ食べたことない……はず。あるかも。とりあえず記憶にはない。

 

 

沖縄からの送料込みで3500円。生ライチの値段を全く知らないんだけど、ちょっとした自分へのご褒美に最適。なんの。特に褒美をやる理由はないけど未来投資。まあいいや。

で、ツイッターにDM送って、航空便で二日後に届いたのがこちら。早いな。

f:id:tamaokiyutaka:20180619140337j:plain

味見程度かと思ったら結構な量だった。

そうか1キロってこんなにあるのか。

f:id:tamaokiyutaka:20180619140440j:plain

おー、これが生のライチだ。凍ってない。恐竜の卵みたいでかっこいい!

僕がライチだと思っていたものは、レイシとかランプータンだった可能性がある。

これを土に埋めて置いたらトリュフにならないかな。ならないよな。

f:id:tamaokiyutaka:20180619141418j:plain

生のライチだと薄皮っていうものがあるんだね。ゆで卵みたい。

手で簡単に剥けます。これが楽しい。ツルンというかトゥルン。

f:id:tamaokiyutaka:20180619141450j:plain

皮を剥けば、溢れる汁。立ち込める甘い香り。沖縄いきたい。

f:id:tamaokiyutaka:20180619141604j:plain

ぷるーん。あ、プルーンじゃないですよ、ライチですよ。

食べてみると、さすが生。冷凍とか加工品で知っているライチの味なんだけれど、その瑞々しさがやっぱりすごい。冷凍だと果汁や甘味が漏れちゃうんだな。それが生だと保水率100%。

果物そのままなのに高級ゼリーっぽさがすごい。楽しいなこれ。

f:id:tamaokiyutaka:20180619141717j:plain

そして種がでかい!

食べごたえと種周りの感じはビワっぽい。

口の中にずっと残るライチ感。

生のライチ堪能させていただきました。

 

だそうです。

お問い合わせは私じゃなくて小池さんへどうぞ。

公式サイトのオンラインショップにはない商品なので、ツイッターのDMが早いかな。

www.passionfruit.okinawa

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

ざざむしさんが主宰する富山の野食感謝祭にいってきた3(当日)

↓これの続きです。

blog.hyouhon.com

blog.hyouhon.com

野食感謝祭の当日がやってきた

ものすごく濃い野食な一日を過ごした翌日、ようやく野食感謝祭の当日がやってきた。この日は何かを捕っている余裕はないので、お土産物屋をちょっと覗いたり、地元のスーパーで買い出しをして、早めに会場入りをして料理の準備を進めていく。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143311j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143301j:plain

カモンというスーパーの鮮魚コーナーには、なぜかでっかいサメ(ネズミザメ)とアンコウが置かれていた。さすが富山というところか。アンコウはともかく(ちょっと買いたかった)、こんなでかいサメなんて誰が買うんだろうねという会話をしつつ、必要なものを買い揃えて会場へ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143316j:plain

会場はレンタルスペースというか貸別荘というか、普通に暮らすことができる古い民家で、今回はそれをドーンと2軒も借りているそうだ。ちゃんと布団もあるし食器だって揃っているぞ。泊まりで好きなだけ料理ができる空間、最高に楽しいやつじゃないか。

東京だったら考えられない広さと安さ(お泊りできて食材持ち込み枠なら会費3000円)と雰囲気に大興奮。というか、ざざむしさんが赤字になってないかこれ。やっぱり富山まで来てよかった。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143335j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143346j:plain

家の中に中庭がある独特の構造。富山の氷見に住んでいた友人宅もこんなんだったな。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143340j:plain

 

 

 

ウグイブラックと富山ホワイト

さて持ち込み枠で参加している私の料理だが、富山ブラックインスパイヤ系で、『ウグイブラック』のラーメンといきましょうか。ほら、昨日釣って下処理した奴が2匹もあるし。はい、本気です。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143451j:plain

味付けなどの仕上げは夜になってからやってくるはずのマダラさんに任せるとして、ウグイスープを作っていきましょう。鯉こくでも作るかのようにぶつ切りにダンダンダン。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143457j:plain

それにしてもジュウサンウグイの匂いって、やっぱり強いな。大丈夫かなこれ。

マダラさんにまずくなる可能性が高いラーメンだけ作らせるのも悪いので、小塚さんが一山いくらで買ってきた鮮度最高な魚の詰め合わせの残り(カイワリなどは朝ごはんに食べた)を使った、『富山ホワイトラーメン』も作りましょう。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143443j:plain

まず小魚類は下処理をして、大鍋に沸かしたお湯で湯引きして臭みを抜く。カレイとかはもったいないから塩焼き用にまわしましょうか。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143517j:plain

この魚を別の鍋に移し、ショウガ、ネギ、昆布と煮込んでいく。

私は完璧なラーメンレシピを突き詰めるよりも、こういう一期一会な一杯、二度と食べられない味を作る方が好きなんですよ。あー楽しい。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143530j:plain

魚出汁だけだとラーメンっぽくならないので、鶏の皮もドーン。間違いなくうまいやつだこれ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143541j:plain

さらに富山ホワイトと言い張るために白菜を投入して、野菜の甘みをプラス。白菜=ホワイトです。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143732j:plain

で、問題のウグイブラックは、こちらも当然湯引きして(お湯はさっきの使い回し)、ざっと水洗いしてから、たっぷりのショウガ、ネギ、昆布と煮ていく。こっちは鶏の皮を入れず、ジュウサンウグイの味だけで勝負しましょう。ははは。がんばれマダラさん。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143524j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143535j:plain

アクを丁寧にとりながら煮込むんだけど、やっぱり臭いよねー。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143622j:plain

どこの国の料理なんだか。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143601j:plain

せっかくだから、煮崩してしまえ。あーあ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143736j:plain

そんな感じで、間違いなく美味しいスープと、間違いなく臭いスープの出来あがり。あとはマダラさんにお任せしよう。

ところでウグイブラック用に買ってきた醤油がサッカリンとかが入った最高潮に甘いやつで大失敗。これじゃあのしょっぱさが全く出ないので、醤油を買い直さなくちゃね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143642j:plain

そんな感じで必然性のないスープ作りと並行して、麺生地作り、ピザ生地作りをおこなう。わしゃ炭水化物担当か。

そして他のみんなはといえば、今朝定置網から水揚げされたサケガシラとか、狩猟でとってきた生地じゃなくて雉(キジ)とかと格闘中。何の集まりだこれ。いやこれが富山の野食感謝祭なんだよね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143651j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143424j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143711j:plain

サケガシラって初めて見る魚だけど、タチウオっぽいですね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143716j:plain

身は水っぽくて微妙だそうで、それなりに美味しいのは肝と胃だそうです。わざわざそういう魚をセレクトするのが富山の野食感謝祭。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143720j:plain

 

 

 

富山の野食感謝祭の様子

ということで会場の様子です。

あまり他の人の様子を見られなかったので、詳しくはざざむしさんのレポートをどうぞ。

zazamushi.net

それにしても驚いたのは、スーパーで見た「これ誰が買うんだよ」と思ったサメが会場に丸のままやってきたことですかね。そうだよね。誰って感謝祭のメンバーが買っちゃうよね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143743j:plain

買ってきたシェフと野食ハンマープライスの茸本さんがタッグを組んで格闘して、美味しいサメフライに仕上げていました。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143750j:plain

そんなこんなで会はスタート。会場は富山だけど、東京の野食会でみたメンバーが結構いました。みんな元気だね。料理の詳しい説明は、ざざむしさんのブログで確認してください。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143800j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143811j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612144155j:plain

どの料理も興味深い味や素材やバックボーンだったのですが、やはり一番のインパクトは『フェモい』という流行語を生みだしたざざむしさんによる、フェモラータオオモモブトハムシを茹でて熟成させたものを水切りヨーグルトとジャムで和えてクラッカーに乗せたもの。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143850j:plain

フェモの幼虫は茹でて数日置くと杏仁の香りがするという謎過ぎる性質があって、私はそれを不思議だねーで終わらせちゃったんだけど、ちゃんと特性を生かしたデザートに昇華させたのがすごい。だって虫の幼虫だよ。

フェモ入りだと言われなければ絶対にわからないクラッカーを口に入れると、最初は柚子の風味と水切りヨーグルトの爽やかさ、そしてクラッカーの歯ごたえ。普通に美味しい。そして何回目かの咀嚼でフェモを噛むことで、一気に広がる杏仁の香り。これぞ香りのカプセルだ。ここで一気に口の中の世界感が切り替わるおもしろさは、フェモをペーストとかにしたら味わえない強烈なインパクトだ。

味に時間軸がしっかりと存在するデザート。これは数日たって味が変わるフェモの特性のオマージュかな。見た目の気持ち悪さ(一般的視点として)も無く、フェモ皮の硬さもクラッカーで打ち消され、杏仁の香りと柚子も相性がよくて完璧。すげーなこれ。

あとコゴミのマヨサラミ和えも、組み合わせの妙がおもしろかった。すりおろしたサラミが入るだけで、グッと味の広がりがあるんだよね。こういうちょっとした変化球がズバッとくるのよ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143913j:plain

それにしてもよく富山という場所で、これだけ人が集まったなー。

f:id:tamaokiyutaka:20180613002209j:plain

 

 

 

野食ピザを焼く

さてマダラさんがまだこないのでラーメンは置いておいて、とりあえず最近ハマっているピザを焼かせていただこう。

生地は強力粉に水と塩とオリーブオイルとイースト菌を入れて適当に捏ねたもの。それを麺棒で伸ばすだけ。ピザを焼く機械は電源が一個あれば使えるので、どこでもピザ会ができて素晴らしい。油断するとブレーカーが落ちるけど。

最初のピザはウコギのジェノベーゼにホタルイカのトッピング。昨日摘んだウコギの新芽をサッと茹でて、刻んでオリーブオイル、ニンニク少々と合わせたものがジェノベーゼソース。

そしてトッピングのホタルイカだが、なんとこれは我々がウグイを釣って帰ったあと、小塚さん達が海に戻ってすくってきたものなのだ。なんとなんと、あのあとでホタルイカの接岸、チョイ湧きが起きたらしいのだ。うわー。

でもまあ、しょうがないね。おかげでたくさん食べられるんだし。ちなみに今日は雨で絶望的なため、ホタルイカツアーは中止されたのだった。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144134j:plain

ということで伸ばした生地にウコギジェノベーゼを広げ、ホタルイカを放射状にトッピング。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143949j:plain

これをフカイのピザ焼き器『さくさく石窯ピザメーカー』でチーン。わずか5分でできあがり。

FUKAI さくさく石窯ピザメーカー オレンジ FPM-160

FUKAI さくさく石窯ピザメーカー オレンジ FPM-160

 

 

いいね、これぞ春の野食ピザ。摘んできたウコギに採れたてのホタルイカ、まずい要素が見つからない。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144002j:plain

続いては漫画家の小林銅蟲さんが持参した『オナペ』のピザ。オナペはオオナゴペーストの略で、オオナゴとはコウナゴの大人で、ようするにイカナゴのことらしいよ。それをなんやかんややって作ったアンチョビ的なソース。

普通のピザソースの上にチーズをのせて、アンチョビ感覚でオナペをトッピング。1枚目は適量で作って美味しかったんだけど、2枚目はオナペ3杯増し。すげーしょっぱいけれど、だがそれがいい。最高に酒がうまいピザだこれ。天オジに食べさせたら、なんだか悲しそうな顔をしていたよ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144013j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612144017j:plain

こちらはペンさん持参のキノコ醤に、宮さん持参のアミガサなどを乗っけたスペシャルなキノコピザ。そりゃうまいよね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144048j:plain

ピザは台所で作っているんだけど、切り分けた瞬間に四方から手が伸びてきて、会場に持っていく前にほとんどが無くなってしまう罠。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144053j:plain

キノコ醤と山菜という組み合わせも最高。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144104j:plain

でも山菜って、焼くと小さくなっちゃうのが切ないね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144108j:plain

ならばと山菜を山盛りに乗せて焼いてしまえ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144114j:plain

はい、最高にうまいやつ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144121j:plain

そんな感じでピザは大量に消えていったのでした。

これは私が持参したネギボウズ。好きなんですよ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144128j:plain

 

 

 

ウグイブラックと富山ホワイトを作ります

宴もたけなわな夜8時過ぎ、ようやくマダラさんが登場。仕込んでおいた2種類のスープを渡して、最後の仕上げをしてもらう。締めラーメンってやつですね。

まずはウグイブラックの醤油ダレから。普通の生醤油にちょっとだけ甘い地元の醤油を加えて煮詰めたもの。以上。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144213j:plain

マダラさんが味を決めている間にこっちで麺作り。ざざむしさんがタモリ倶楽部の放送前に購入した、超美品の小野式2型でスイスイと作成。いいなこれ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143830j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143836j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143839j:plain

この製麺機に感動したみやけんさんが、その場でヤフオク即決していてかっこよかった。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144230j:plain

ということで、たっぷりの醤油ダレでしっかりとしょっぱくしたら、ネギと胡椒でウグイらしさを押さえつけて、富山ブラックインスパイヤのウグイブラックが完成!

f:id:tamaokiyutaka:20180612144258j:plain

さすがにベースがウグイスープなので店で食べたやつとは違うけれど、ガツンとくる塩分濃度はこんな感じ。肉眼だともうちょっと黒かった気がする。

マダラさんはまだ富山ブラックを食べたことがないみたいだけど、ちゃんと雰囲気はでていると思う。心配されたウグイの臭みも、私はその正体を知りすぎているのでハッキリと感じ取ってしまうけれど、普通に魚臭いラーメンの範疇かな。良くも悪くもジュウサンウグイを使ったラーメンだ。良くも悪くもっていったけど、良さはよくわからない。

まあ味はともかく、自分達で釣ったジュウサンウグイを使って、がんばって作ったんだという達成感が大切なのだ。がんばった結果がこの味なのである。もっとスープをうまくもできたけれど、ジュウサンウグイの味を生かしたかったんだよ。

天オジに食べさせたら、なんだか悲しそうな顔をしていたよ。

f:id:tamaokiyutaka:20180613011227j:plain

続いては間違いのない旨さの富山ホワイト。塩と醤油と創味シャンタン、さらにキノコ醤で味をつけ、油っけが足りないとサラダオイルをドバドバドバ。さすがマダラさん、油を足す手に迷いがない。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144320j:plain

具はネギと富山っぽいナルト。やはりブラックと比べるとホワイトは臭みが段違いに少なく、同じ魚ベースなのにスッキリしてうまい。なぜなら同じ魚ではないからだ。鶏皮の脂もよく利いているし、こりゃ比べる方が悪いよね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144330j:plain

丼に盛るのが面倒臭く、鍋で作ったけれど即完売。

やっぱりラーメンは素材が大事だね。世の中には消せる臭みと消えない臭みってあるんだな。どちらも大変おいしゅうございました。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144341j:plain

そんな感じで野食感謝祭を堪能させていただき、翌朝も小林さんのチャーハンなどをガッツリ食べて、お土産などを買って宮さんの車に乗せてもらって帰宅。充実の2日間となりました。やっぱり来てよかった。

そういえば天オジが天オジである所以ですが、『天麩羅をあげるオジさん』の略でした。夜中の感謝祭では山菜やホタルイカを揚げまくって、若いおねえちゃんにキャーキャー言われて楽しそだった現場写真を天オジが送ってくれたので掲載します。撮影は小塚さんかな。

f:id:tamaokiyutaka:20180613100530j:plain

これぞ天オジならぬ天キャバ。天国キャバクラ。今からでもお金を多めに払った方がいいと思います。なんて好き勝手なことを周囲にいわせてくれる天オジの懐の深さ最高。富山湾最深部より深いな。

ということで、ざざむし様、富山の皆様、参加者の皆様、そして野食の神様、ありがとうございました!!!!

 

追記:長い文章、お読みいただきありがというございました。僕が一番書きたいのは、こんな感じの文章です。役に立つノウハウとかキャッチーな情報はほとんどないかもしれないけど、個性的な友人や自分の感情、あるいは一期一会のエピソードが主役となり、その場の雰囲気や空気が伝わるような旅行記。おかげさまで楽しく書けました。

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

ざざむしさんが主宰する富山の野食感謝祭にいってきた2(前日の夜)

 ↓このつづきです↓

blog.hyouhon.com

ホタルイカ、採れるかな?

ようやくウトウトしてきた夜の11時頃、仮眠していた寝袋からモゾモゾと脱皮して、車に乗せてもらって真っ暗な海へ。

どうも本日のコンディションは微妙というか絶望的らしい。

「本当にいくの?俺一人だったら絶対いかないよー」

さっきから網すら持ってきていない天オジがぼやきまくっている。でも付き合ってくれるんだけどね。天オジ、『天気を自在に操るオジさん』という説もあったのだが、そういう訳ではないみたい。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142801j:plain

ちなみに私は先々週にここ富山までホタルイカを探しに来たばかりで、その時は満月という最悪のタイミングだったこともあり(ならくるなよという話だが、満月だから捕れないとも限らないと思いたかった)、すってんてんの丸坊主。

今回こそは自分が食べる分だけでも、いや最低でも1匹くらいは捕まえたい!

ところで普段は野草を摘んでいるのんさんは、この日のためにウェーダーを新調してきたのだが、それはともかく言い間違いがすごい。ダイジェストでまとめてみた。

「天オジって環境汚染しているんですか?」

「環境保全ね」

「簡易ベッドを持ってこようか迷ったけど、ホテルをとっちゃいました」

「寝袋のことかな?」

「ホタルイカを捕るために、胴長寸胴を買いましたよ!」

「それって体型の話?ウェーダーなら胴長だけで通じるから」

「このあとは釣りをするんですよね。キャッチアンドリバース?」

「キャッチアンドリリース!」

ええと、愉快な人ですね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142805j:plain

ホタルイカ好きの地元民が今日はダメという日はやっぱりダメで、何か所か回ったもののホタルイカは見つからず。大量に打ち上げられて浜が青白く光る身投げなんて夢のまた夢。

それでもあきらめきれずにポイントを変えて探し回って、ようやくホタルイカを発見。ただし海の中ではなくて、打ち上げられた砂浜の上。身投げといえば身投げだな。

この状態だと砂抜きをしていないアサリ以上にジャリっとするので、食用には難しいそうだ。……でもキープな。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142823j:plain

うーん、厳しい。でも生きたホタルイカが見たいんだよと海を照らしながら探し回っていると、クロックスで冷たい海の中をザブザブと歩いていたペンさんが、「今、ここにいたよ!待っていればきっと来るよ!」と注意喚起してきた。ホタルイカ注意報発令である。

これがきっと今日の、いや今シーズンのラストチャンス。風向きの影響なのかゴミだらけの海に立ち、じっとホタルイカが来るのを待つ。きっとホタルイカも流れ着くはず。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142834j:plain

どこだどこだ、そろそろ懐中電灯の電池がなくなるぞ。

今年二回目の富山だぞ。今度こそ泳ぐ姿を見せてくれよ。

 

でもいない。

いないんだよ。

いろよ。

いてよ。

いたーーーーーーーーー!

 

f:id:tamaokiyutaka:20180612142843j:plain

ということで無事に一匹をキャッチ成功。

結局この一匹で終わってしまったけれど、やっぱりゼロとイチでは違うのよ。

やったーーーーーー!

ありがとーーーーーーーーーーーー!

f:id:tamaokiyutaka:20180612173106j:plain

そんなこんなで砂浜に落ちていたやつを含めて、全員で10匹程度という大貧果。でもいいの。今年は今日に限らず大不漁だったみたいなので、とりあえず顔が見れてよかった。続きは来年ということで。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142902j:plain

 

 

 

ホタルイカをエサにジュウサンウグイを釣る

どうにかホタルイカを捕ったけれど、まだ夜遊びは終わらない。この僅かな量を持って帰って、翌日の野食感謝祭に出すという訳にもいかないだろう。みんなで食べる分は明日の朝に買えばいいからと、これをエサに魚釣りをすることにした。

狙う魚はジュウサンウグイという聞いたことのないご当地魚。マルタウグイなら多摩川で釣ったことがあるけれど、あまり食べるという話は聞かない。水の綺麗な富山のジュウサンウグイならうまいのだろうか。

「……いや、うまいとかそういう話じゃないし!」

食べて美味しいホタルイカをエサにして、その味が謎のジュウサンウグイを狙うという贅沢。わらしべ長者の逆バージョンだ。

釣り方は完全フカセ釣り。湾内で適当なハリにホタルイカを刺して、ノーシンカーでフワッと沈ませるだけ。竿は適当なリール竿。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142917j:plain

常夜灯の下で、フラフラと泳ぐ魚が見える。これがジュウサンウグイとやらなのかな。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142928j:plain

ホタルイカをチャポン。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142923j:plain

目の前で見えている魚が釣れた試しなんてないよねーなんて思っていたけれど、先に竿を出していた方がしなる。はい、釣れた―!

f:id:tamaokiyutaka:20180612223407j:plain

そして私にも釣れたー!

簡単な仕掛けで簡単に釣れて、そして大きくて引きがいい。

ジュウサンウグイ、最高じゃないか。これでうまければ文句なしなのだが、食べる文化が育っていないということは、やっぱりそういうことなのかな。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142944j:plain

とりあえず匂いを確認すると……微妙。魚料理をした後に、後片付けは明日でいいかと後回しにした排水溝っぽさがある香り。そりゃのんさんも、キャッチアンドリリースをキャッチアンドリバースと間違えるよね。これが料理次第で化ければいいんだけど。

この写真、二人とも目の下のクマがひどいな。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142950j:plain

とりあえず一匹釣って満足して、網を持って港内を散策していたら、フラフラと泳ぐホタルイカを発見してゲット。なんだよ、港にもいるのかよ。よくこれだけいるジュウサンウグイに食べられなかったな。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143012j:plain

それにしても、この時間にホタルイカがフラフラしているということは、もしかしたらこの後に大量接岸があったりして。なんて思わなくもなかったんだけれど、今日はみんな体力的にギブアップ。さっさと帰って寝ましょうか。

ジュウサンウグイを試食する

はい、まだ寝ませんよ。モンキス事務所に戻ったら、ざざむしさんがキープしてきた3匹のジュウサンウグイを捌き始めたのだ。そ、そうだよね、新鮮なうちに処理しないとダメだよね。それにしても元気な人だな。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143048j:plain

まずウロコを落とすのだが、ようやく本性を現したかのように匂いがアップ。なんだかイラッとする匂いがするぞ。どうすんだこれ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143053j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143036j:plain

内臓をきれいに取りだしたのだが、なんだか身が柔らかい。いい意味での柔らかさではなく、グズグズな感じの柔らかさ。薄作りとか絶対無理っぽい。僕が捌いたらその時点でミンチだな。

今のところ食材としては褒めるところが見当たらない魚だが、さてどうなることやら。他人事のように見守らせていただこう。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143104j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143111j:plain

3枚に下ろした身はそのままだとクセが強すぎるし水っぽいので、皮を剥いて腹骨まわりもしっかりと落とし、多めに塩をしてキッチンペーパーに包んでしばらく脱水。

現在の時刻は午前3時過ぎである。24時間戦えますか。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143118j:plain

30分ほど寝かしたところでキッチンペーパーから外すと、パッと見た感じはイナダかボラかトビウオかという感じで、食べられないこともないという感じ。匂いもないことはないけれど、そこまで強烈という感じではもうない。眠気と疲れと臭気で鼻がバカになっていないのであればだが。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143130j:plain

しかしまだまだ隠し持っている臭みという名のナイフは侮れないので、熱湯を裏と表にジャブジャブと掛ける。普通は皮がついた状態で皮側だけにお湯を掛けて、生だと硬い皮に火を通す霜降りの技法だが、今回は目的がまったく違う。純粋な臭み逃がしなのだ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143135j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143140j:plain

これを水で締めて水分を拭き取ったのがこちらです。そろそろ4時になりそうですよ。

ここまでくれば、もうムニエルやフライで美味しく食べられるんじゃないですか。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143205j:plain

こいつをどうやって食べるのかなーと見ていたら、スッススッスと包丁を入れた。

あー、やっぱり味を知るためなら刺身ですよね。

※ジュウサンウグイは生態がよくわからない魚で、海で釣ったけど刺身で食べていいかは謎なところがあるので、良い子は真似しないでください。しないよね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143210j:plain

刺身といってもわさび醤油では勝てなそうなので、ざざむしさんが即興で作った酢味噌でいただく。ジュウサンウグイの酢味噌和えである。ヌタっていうやつか。

「酢味噌なら勝てるとおもうんだよね」

う、うん。勝てるといいね。勝たなきゃダメ?

f:id:tamaokiyutaka:20180612143214j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143218j:plain

寝ぼけ眼でみんなが見守る中、ジュウサンウグイを口にしたざざむしさん。

「勝った。これならいける!」

えー、いけますか。そうですか。

ではと私も食べてみたところ、なるほど丁寧な下処理のおかげで臭さはほとんど気にならず、酢味噌の高い防御力もあって、なかなか良いつまみに仕上がっている。下手なコイやメジナよりはうまいかも。

何切れか続けて食べると累積された臭みが口の中に溜まって来るけれど、そこでクセのある日本酒や他のツマミ(塩辛とかキムチとか)を口に入れれば、また美味しく食べられるんじゃないかな。なれればこの適度の臭みがクセになるかも。ただ小骨が変な角度で入っているのがちょっとやっかい。

ジュウサンウグイ、予想していたほど全然食べられないという魚じゃない。積極的に釣って食べようとは思わないが、もし無人島でジュウサンウグイしか釣れなくても、何とか生きていけそうだという知見を得たぜ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143225j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143227j:plain

残った2匹は、ウロコと内臓をきれいにとった状態で冷蔵庫へ。

どうするかは明日のお楽しみ。ふふふ。ははは。

 

↓つづき↓

blog.hyouhon.com

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

ざざむしさんが主宰する富山の野食感謝祭にいってきた1(前日の昼)

富山の野食感謝祭に行きたいな

それは3月のこと。富山で4月14日にざざむしさん主催の『野食感謝祭』というイベントが行われることを知った。ざざむしさん、元気かな。もちろん元気なんだろうけれど、どれくらい元気かな。

zazamushi.net

富山かー。

いいよねー、ちょうどホタルイカの時期だしねー。

だからこそ、このタイミングでの開催だものねー。

絶対たのしいよねー、ちょうど山菜も採れるしねー。

感謝祭に参加するだけではなく、ちょっと前乗りして食材探しの段階から携われたら最高だよねー。

でも富山は遠いしなー……

 

とかいって、せっかくのチャンスで迷っていると、気が付けば体が動かなくなる年になっちゃうので(もうすでにいろいろガタがきているのです)、富山在住メンバーや前乗りメンバーに諸々ご相談をさせていただき、会の前日からお邪魔させていただくことにした。

スケジュールは夜行バスで前日(金曜)早朝に富山へと到着し、会を終えた日曜に適当な手段で帰るといういう感じ。そしたら木曜夜中に新宿のバスタで、クーラーボックスをぶら下げた怪魚ハンターの小塚さんとバッタリ会ったり。あー、びっくりした。

新幹線よりは安いからと三列独立シートにしたので、ぐっすり寝られて意外と体力はバッチリ。といっても大した最大HPじゃないですが。

富山のバス停で初対面となった天オジさん(なんで『天オジ』なんだろうと不思議だったが、その謎は後ほど明かされることになる)の車でひろっていただき、ざざむしさん、ペンさん、のんさんとさっそく山菜狩りへと向かう。ここから先はざざむしさんの記事と合わせて読むとおもしろいよ。

zazamushi.net

f:id:tamaokiyutaka:20180612141728j:plain

「はい、ウェルカムホタルイカ」

f:id:tamaokiyutaka:20180612141909j:plain

は、はい。

車中であいさつ代わりに渡されたのは、昨晩(というか数時間前)に富山湾で捕まえてきたホタルイカを茹でたもの。おお、さすが富山。接岸状況は悪かったものの、どうにかこうして食べる分くらいは捕れたらしい。

そして山菜採りの現場へと向かう道中、正しいホタルイカの茹で加減や、身投げが起きる潮や天気や風向き、甘露煮にするため茹でて目と骨をとるけどついつい食べちゃう罠、ホタルイカもいいんだけど富山はメバルがうまいんだよ、みたいな話がポンポンと出てくるので、ニコニコと後部座席で聞かせていただく。そうそう、私はこういう話が聞きたかったのだ。

ただ残念なのは本日の天候だ。この調子だとホタルイカの身投げはもちろん、姿が見られるかも怪しい感じらしい。ホタルイカの捕れない富山か。オーロラの見られないアラスカ旅行みたいなものになりそうだが、それでも後悔はしていない。

 

 

 

富山の山菜狩りを堪能する

天オジさんの運転でやってきたのは、彼が育った実家近くの山の中。どんな場所に行くのかをざざむしさんに事前確認したところ、「スニーカーでいける場所しかいかないから軽装で大丈夫!」ということだったが、山菜採りなのでもちろんそれなりの斜面だったりする。

f:id:tamaokiyutaka:20180612153318j:plain

あくまでざざむしさんならスニーカーで大丈夫、なんならロンドンブーツでもピンヒールでもOKだぜ!という意味である。よかった、登山靴を履いてきて。基礎体力や突破力に自信がない人ほど、装備はちゃんとした方がいい。ちなみに同行のペンさんはどんな斜面でもクロックスだ。

杉林に生えるコシアブラやタラノメなどを大事に摘みながら、クマの爪痕に驚いたりしつつ先へ先へと進んでいく。

コシアブラ、うまいよねー。まだ葉の開いていない、これぞベストな状態だ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612141935j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612141937j:plain

これはキバナアキギリだったかな。なにかこの草に関する笑い話を聞いたんだけど、覚えてないな。なんだったかな。嫁に食べさせ過ぎたとかかな。記憶力ってどこで売っているんだろう。

f:id:tamaokiyutaka:20180612141940j:plain

タラノメはいつみても心が躍る。

f:id:tamaokiyutaka:20180612141942j:plain

大量のウゴキを発見。新芽の一番美味しい時期だ。ありがたやありがたやと間引きをするようにチョコチョコと摘ませていただく。これでジェノベーゼとか作ったらうまいんじゃないかな。

f:id:tamaokiyutaka:20180612141946j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142116j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142119j:plain

そのまま川の方まで下っていくと、急に開けた土地に出た。昔は田んぼか畑があったのかな。なんでもここにはデボン紀(古生代の中頃)を髣髴とさせるサイズのコゴミ(クサソテツ)が生えているのだとか。

f:id:tamaokiyutaka:20180612141949j:plain

それにしてもいいところだなー。

ここでキャンプとかしたいなー。

でもクマに襲われるかなー。

この辺はまだ雪が残っているねー。

f:id:tamaokiyutaka:20180612141951j:plain

雪の上を歩くのって楽しい。雪が滅多にふらない場所に住んでいるからこその感想だけどね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612141955j:plain

やってきたのは乾燥ワカメみたいな草が立ち枯れている場所だ。これは去年茂っていたシダ植物の仲間。この下からお目当てのコゴミが出てくるのだ。

なるほど、この光景はたしかにデボン紀っぽさあるね。みたことないけど。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142006j:plain

「あー。やっぱりまだ早かったかな」

f:id:tamaokiyutaka:20180612141958j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142002j:plain

この地面がボコッと盛り上がっている逆さに埋めたパイナップルみたいなやつから、多年草であるコゴミは育ってくるのだが、1~2週間早かったみたい。

山菜採りはタイミングが命。数か月前から決まっていた感謝祭なので、コゴミの成長と合わないのは仕方ないよね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142003j:plain

コゴミ採りたかったですねーとかいっていたら、「日当たりの良い場所に行けば、ここまでデボン紀じゃないけど、いくらでもあると思うよ」ということで、川のそばまで行ってみる。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142024j:plain

おーーーーーーーーー!

コゴミ、かっこいい!!!!

f:id:tamaokiyutaka:20180612142026j:plain

充分立派なコゴミだが、さっきのまだ生えていなかったデボンコゴミは、さらに太いんだろうな。富山すげーな。というか案内人の天オジとざざむしさん、さすが。

「このコゴミについている茶色いやつ、これが鰹節だったらなーって毎回思うんだよねー」

確かに鰹節っぽいね。

この頃になると、天オジにさんづけするのをやめた。さんづけにするとなんか『オジサン』よばわりしているみたいだし。というか、あだ名にさん付けするのもね。で、なんで天オジなんだろね。

それにしても天オジがすごくいいんですよ。そのキャラが。富山旅行最大の収穫かもしれないっていうくらいにおもしろい人だった。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142028j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142033j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142040j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142042j:plain

コゴミの採り方のコツ(というかルール)は、一つの株から食べ頃のものだけを1~3本(1/3程度まで)だけ採るようにして、しっかりと芽を残すこと。カマでザクッと全部採るような採取は厳禁。コゴミは多年草なので、上手に採れば来年また一回り太くなったコゴミを収穫することができるのだ。

こんな人里離れた場所でも、すでに全部の芽をとられたコゴミの株がいくつかあった。たとえ自分が二度とこない場所だとしても、それは絶対やっちゃダメ。なんていうことを体験を通じて教わっていく。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142048j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142045j:plain

下の写真、細いコゴミと太いコゴミの差がわかるかな。

ちゃんと健康に保てば、コゴミは年々太くなる。そして全部の芽を刈られたコゴミは枯れていくのだ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142109j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612165906j:plain

天然ワサビも生えていた。根が食べられるほど育ってはいないけど、葉っぱやつぼみのキリっとした辛味がうまいやつだ。ちょっとだけこの場で味見をさせていただくと、その刺激で目が覚めてくれた。この味のガムが欲しい。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142051j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142101j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142058j:plain

それにしても良い天気だ。

これならホタルイカもいけるんじゃないかなー。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142112j:plain

場所をちょっと変えて、桜の下でアミガサタケを探してみたけれどこちらは不発。まだちょっとこっちでは早いかな。でも翌日にザザムシさんの自宅付近で大量発生していたとか。キノコって謎だ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142149j:plain

 

 

 

ドジョウの蒲焼をいただく

山菜狩り後、ちょっと寄り道をして天オジが子供の頃から行きつけだという、創業90年(だったかな)を誇る蒲焼屋の清水屋さんへ。

蒲焼といってもウナギではなくドジョウである。いや正確にいえばウナギもあるけどメインはドジョウ。富山といえば海の幸というイメージだが、この山間地域ではドジョウの蒲焼を食べる文化が昔からあり、5軒あったうちの2軒がまだ営業中。

こういう地元の人と行動しない限りは行きつかない店に、ふらっと連れてっててもらえるのは嬉しいな。こういう店こそデートコースに最適だよねみたいな話が天オジからあった気がする。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142158j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142202j:plain

清水屋の先代は100歳まで元気だったそうです。ドジョウパワーかな。

どうやって捌くのか、卵のついたドジョウが串に巻かれている。開くのが大変そうだ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142219j:plain

1串100円。こんがりと炭火で焼かれていて、あまじょっぱいタレが最高。ウナギみたいな脂はないけれど、これで日本酒を飲んだらうまいんだろうな。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142225j:plain

 

 

 

山菜は買うと安いよね

山菜は我々だけで食べるのならば十分だけど、感謝祭で振る舞うにはちょっと足りない気もする。そこで適当な道の駅に寄ってみたら、笑ってしまうような値段だった。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142229j:plain

びっちり入った天麩羅サイズのコシアブラが400円だよ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142238j:plain

こっちの刻んで生のままご飯に混ぜたら最高の新芽なんか300円だ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142244j:plain

当然タラノメもたくさんあった。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142245j:plain

「……まあ、採るのが楽しいんだけどね」

これは田舎あるあるなんだけど、地元で消費しきれない最盛期の山菜は、栽培されている遠方からの野菜よりも安くなりがち。この辺を適正な価格でどうにか流通できるといいんだけどね。あまり高くなると乱獲されちゃうという話でもあるけどね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142251j:plain

その後、別の場所でもうちょっと山菜採り。ざざむしさんは会の準備で三日くらいろくに寝ていないらしいので、少しでも家で休むべきなんだけど、せっかく富山まできたのだからと最大限に案内してくれている。ありがたや、ありがたや。ちなみにそれくらい弱った状態で、ようやく山歩きの速度が私と同じになる。

ありがたいので、遠慮せずに楽しませていただく。ありがたや。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142302j:plain

コシアブラの木はよく育つので、届かない場所に芽があることも多いけど、絶対に枝を折ったり切ったりしないこと。

「コシアブラとかタラノメを、届かないからって切っちゃうやつがいるんだよ。そしたら、もう来年採れないじゃん。なんでそうまでして採るかなー」

f:id:tamaokiyutaka:20180612142344j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142319j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612165924j:plain

山菜は場所によって成長度合いが全然違って、ここのコシアブラは少し葉が開いているのが多かった。と思ったら、ちょうど食べ頃の芽があったり。謎が多いぞ、コシアブラ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142332j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142413j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142434j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142442j:plain

これはさすがに届かないな。

でも切らない。折らない。ちゃんと諦める。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142348j:plain

このように一番先の芽が摘まれているタラノメもパス。

とっていいのは一番芽だけ。写真のピントがずれた。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142426j:plain

たまに足元をチェックすれば、極太のワラビがピョローンと伸びている。

もう上を見たらいいのか、下を見たらいいのか、この感謝祭たのしすぎるよ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142356j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142448j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142359j:plain

ぜんまいも生えていたけれど、アク抜きが大変なので今回はパス。いつかチャレンジしてみたいかな。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142421j:plain

いい里山だなー。

 

f:id:tamaokiyutaka:20180612142430j:plain

ということで、富山の山菜採り、堪能させていただきました!

 

 

 

富山ブラック的なラーメンをいただく

昼食はせっかくだから富山らしいものということで、富山ブラックっぽいラーメン屋へ。純粋な富山ブラックの系列ではないらしいが、それでも十分にブラックだった。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142503j:plain

チャーシューメン的なやつを注文。黒いスープに透明な脂の膜。なるほど、これが富山ブラック的なラーメンか。

って数年前に富山ブラック巡りに付き合ったことがあったな。あの頃は自分でラーメンが麺から作れるなんて思っていなかったよ。

@nifty:デイリーポータルZ:とにかく黒いラーメン「富山ブラック」を食べてきた

f:id:tamaokiyutaka:20180612142510j:plain

うん、ちゃんとしょっぱい。がっちり醤油味。

そうそう、こんな味だった。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142514j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142519j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142525j:plain

どうにも白いご飯が欲しくなり、小ライスを追加注文。

やはり富山ブラックには白米が合う。

この塩分濃度をしっかりと舌に記憶させておこう。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142541j:plain

きれいな川には水草が生えていた

続いてやってきたのは、田んぼのわきを流れるその辺の小川である。

ただの名もない(あるかな)小川だが、底の様子がちょっと違うのだ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142546j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612142552j:plain

「保護地区とかじゃなくて、ただの用水路。これはバイカモっていう水草で、ニジマスとかも泳いでいるよ。コンクリートで護岸されちゃったら一瞬で終わるけどね」

水中に防水のカメラを突っ込んでみる。うわぁ。富山すげー。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142603j:plain

ここでは何かを捕るのではなく(バイカモはわざわざ食べるほど美味しくないそうだ。食べたのか)、ただ目の前の景色を眺めたり、水の冷たさを感じたりするだけ。それもまたよし。

川沿いをのんびりと散歩しつつ、その辺に生えていたタンポポを摘んで、茎を笛にしてプーップーッと上手に吹くざざむしさん。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142617j:plain

真似して吹いてみたけど、白い汁が苦いだけで全然鳴らなかった。

こうして私が死ぬ間際の走馬灯で見る、記憶の中の1ページが溜まっていくのだ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142620j:plain

モンスターキスに寄らせていただく

続いてやってきたのは本日の宿である、株式会社モンスターキスの事務所。世界の怪魚ハンター、小塚拓矢さん率いる釣り具関係の会社だ。本日の宿はこちらで雑魚寝させていただく。

monsternet.base.ec

「小塚さん、お久しぶりです!」

「昨日、バスタで会ったでしょ」

そう、会ったんですよね。違うバスだったけど、同じ日に新宿から富山に夜行バスで向かっていたのでした。

採ってきた山菜の下処理をしたり、一緒に夕飯を食べたり。ワチャワチャと合宿みたいで楽しい。

f:id:tamaokiyutaka:20180612142641j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612165836j:plain

山菜は明日のためにとっておき、地元のスーパーで買ったものや、事務所の冷蔵庫に入っていた魚などを出していただいての晩御飯。もうこれが野食感謝祭っていうことでいいんじゃないかという気がしてきた。

f:id:tamaokiyutaka:20180612170223j:plain

このままビールを飲んでゴロンと雑魚寝といきたいが、本日のメインはこれからなのである。ノンアルコールで晩飯をすませて、ゴロンと横になって夜が更けるのを待つのだが、この場が楽しすぎて、なんだか目を閉じるのがもったいなかった。

↓つづき↓

 

blog.hyouhon.com

 

blog.hyouhon.com

 

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

6/10(日)大阪のシカクで製ピザ会します

こんにちは。

ちょっと大阪に行くので、製麺本の頒布などで大変お世話になっているシカクさんで、製ピザ会をしましょう。製麺じゃなくてピザ。

 

f:id:tamaokiyutaka:20180608013442j:plain

■日時:2018/6/10(日)18時くらい~
■場所:シカク  大阪市此花区梅香1-6-13
 JR・阪神なんば線西九条駅から徒歩15分
 阪神なんば線千鳥橋駅から徒歩5分

■料金:1000円

■システム:近くの商店街で適当な具を買ってきます。生地はがんばって作ります。ピザ食べ放題、持参していただいた具を足し放題です。ただし家庭用ピザマシーン一台なので、提供量には限りがあります。分け合いましょう。

■ドリンク:用意しないので、各自持参してください。ツマミなどもご自由に。

■参加方法:ふらっと来てください。でも事前に連絡いただけると助かります。

■参考記事:このピザマシーンです。

srdk.rakuten.jp

f:id:tamaokiyutaka:20180608013438j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180608014114j:plain

よろしくお願いいたします。

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

 

カレーは4つのスパイスがあれば作れる! マニアに学ぶスパイスカレー入門

「それどこ」というサイトで、カレーマニアのキンさんに習ってイベントに出るというドキュメント、『カレーは4つのスパイスがあれば作れる! マニアに学ぶスパイスカレー入門 』という記事を書かせていただきました。

 

srdk.rakuten.jp

f:id:tamaokiyutaka:20180607124337j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180607124339j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180607124341j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180607124343j:plain

 

よろしくお願いいたします。

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

ビーパル(BE-PAL)7月号に寄稿しました

6月9日(土)発売のビーパル(BE-PAL)7月号、「野遊び+クラフトビール」の特集で、予告にある「トレイル~~~ほか」の『ほか』で、富山のざざむしさんと一緒になにかを捕っています。ホタルイカじゃないよ。よろしくお願いいたします。

 

f:id:tamaokiyutaka:20180606170136j:plain

www.bepal.net

こんなやつだよ。なんだろうね。

f:id:tamaokiyutaka:20180606170628j:plain

 

アマゾンでのご購入はこちら。

 

よろしくお願いいたします。

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

 

Copyright (C) 私的標本 All Rights Reserved. by 玉置標本