私的標本

玉置標本によるブログです。 捕まえて食べたり、お出かけをしたり、やらなくても困らない挑戦などの記録。

大阪のホルモンうどんを遡ったら沖縄の中身汁に辿りついた

しかし暑いですね。

そんな日は大阪でホルモンうどんがいいですよ。ちょっと脂がきついかな。

f:id:tamaokiyutaka:20180702153144j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180702153146j:plain

ということで、デイリーポータルZに寄稿しました。年に一回くらいしかかけないタイプの旅コラムです。

portal.nifty.com

使いきれなかった写真をどうぞ。

f:id:tamaokiyutaka:20180702153238j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180702153243j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180702153246j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180702153248j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180702153251j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180702153302j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180702153305j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180702153307j:plain

よろしくお願いいたします。

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

アニサキス症に正露丸が効くらしい

人づてに写真提供の依頼がありました。

水産総合月刊誌、『水産界』の表紙。

f:id:tamaokiyutaka:20180628222300j:plain

ホヤ、うまいですよね。

震災前の主な出荷先だった韓国への輸出が原発事故の関係で今もできなくて、半分以上が廃棄処分されているそうです。2017年に生産された12300トンのうち、6900トンだよ。それに対して東電から補償金がでるんですが、それって電気代の一部だよねー。あー。

その話は置いておいて、この本を読んでいたら興味深い記事が出ていました。

 

ざっくりいうと、アニサキス症に正露丸の主成分である『木クレオソート』が効くかもっていう話です。

 

刺身を食べると稀になっちゃうアニサキス症(この記事によると宝くじで1000万が当たるくらいの確率だとか)に、正露丸の『木クレオソート』という成分が効く場合があるんだとか。マジか。腹痛、歯痛以外にも効くのか。

前に某居酒屋のシメサバで当たって、内視鏡のお世話になった当方としては気になる話。どうせなら宝くじが当たって欲しかった。

 

ただ、この本はアニサキス症を怖がって鮮魚の消費が減ったら困る側のスタンスだと思うので、本当かしらとちょっと検索。

大幸薬品が、胃アニサキス症の予防・症状改善のための薬剤として木クレオソートの新たな活用方法を特許出願

「木クレオソート含有医薬品(正露丸)が効果を示したアニサキス症の2症例」

だそうです。本当に特許を出願しているんですね。

 

で、木クレオソートってなに?

木クレオソートはブナ、マツなどを炭化する際に得られる木タールを蒸留して精製される微黄色透明の液体です。

へー。

で、どれくらい飲めばアニサキスに効く可能性があるんだろうと調べてみると、こんな記事がありました。

pelicanmemo.hatenablog.comこれによると9錠くらいとか。

 

バレーボールの益子さんが実際に飲んでるな。

ameblo.jp

ということで、試してみるべきか迷う所ですが、次にもし当たったら飲んでみようかなーという感じです。あれ本当に痛いのよ。

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

関東でタウナギが釣りたい:見学篇(6月5日でもダメなのか)

最近、幸せとは『探し物』をしている時間だと気が付いた。

といっても、家の中で行方不明になった財布とか車の鍵とかではない。

どこかにしまったはずなのに出てこない契約書類とかでもない。

 

ここでいう『探し物』とは、なかなか見つからないターゲットのこと。

探検とは、探して検(あらた)めること。

 

ということで、前回空振りに終わったタウナギ探しの続きに行ってきたという話である。

 

blog.hyouhon.com

タウナギを探して

5月にいったときに良さそうなポイントはチェック済み。あとは時期を待つばかりということで、6月を迎えて某ペンさん(ミスタークロックス)と探し物を見つけに行ってきた次第である。

到着した頃にはすっかり日が暮れていたが、場所はチェック済みなので問題なし。さっそく田んぼ周りの用水路をチェックしてみると、前回に比べて蚊は多いし、水から生物の波動を感じる。これはきっとタウナギがいるな。

でも用水路の水が濁っていて、全然底が見えないんだよね。水深は30センチくらい。あと10~20センチ浅ければ見えるのかな。

f:id:tamaokiyutaka:20180626220606j:plain

目の生物発見機能を全開にして(ハンターハンターでいうところの『凝』でしたっけ)しばらく歩いていると、ちょっと先の水中の中で黄色っぽい蛇みたいな生物が沈んでいくのが見えた。

今の絶対タウナギだ!やっぱりいる!

f:id:tamaokiyutaka:20180626220613j:plain

しばらく待ったが上がってくる気配なし。これだけ濁っていると、一回潜られると探しようがないな。でもいるということがわかってテンションアップ。

 

徒歩で別の場所へと移動すると、こんどこそいた!

事前情報通りに黄色くて細長い!

しかも浅い場所で姿が丸見え!

こいつの目の前にエサをぶら下げれば一丁上がりだ!

f:id:tamaokiyutaka:20180626220620j:plain

いやでもあのタウナギ、手が生えてないか?

二人でじーっとみる。

あれ?

これ黄色いウシガエルのオタマジャクシだな。まぎらわしいな。

そんな感じでぬかるんだあぜ道でぬか喜びをしていたら、今度は水面に浮かぶぬいぐるみが動いている。怖い!

なんだこれはとよくみたら、どうやらお亡くなりになったモグラだかネズミだかで、それが下から何者かに突っつかれているようだ。

その写真が以下である。肉眼だとよくわからなかったけど、この下に潜む長い茶色い生き物、これタウナギだよな。やっぱりいるんだよなー。

f:id:tamaokiyutaka:20180626220919j:plain

そんなこんなでタウナギに近づきこそすれ、ゲットには至らず。普通にエサを沈めれば釣れるような気もするが、やっぱり見て釣りたいんだよね。

場所を探して再チャレンジ

ならばと田んぼエリアからレンコンエリアへと場所を変更。

こっちの用水路の方が水深が浅く、底も泥で雰囲気抜群。そして生き物の気配がものすごい。これはいるな、タウナギ。

f:id:tamaokiyutaka:20180626222416j:plain

ウシガエルはまた今度で。

「この夏はウナギよりもタウナギだ!」っていいたいだけなので、さっさと釣れてほしいんだよね。で、その後に「この冬はウナギよりもタウナギよりもヌタウナギだ!」って言いたいんだよ。いわせてくれよ。いわせないよ(我が家)。いや、いわせてよ。

f:id:tamaokiyutaka:20180626220625j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180626220632j:plain

オタマはいいから。

f:id:tamaokiyutaka:20180626220635j:plain

お、バスかな。

f:id:tamaokiyutaka:20180626220638j:plain

なんかでっかいのいた!

コイか、ナマズか、バスか、フナか。

f:id:tamaokiyutaka:20180626220642j:plain

エビってライトを当てると目が光るよね。

f:id:tamaokiyutaka:20180626220648j:plain

うお、すげーでかいのいた。なんだこれ。ナマズの親分かな。憧れのオオウナギ(いない)?

ここでガサガサやったら超おもしろいんじゃないか。本命のタウナギは全然いないんだけど、生き物がたくさんいるので退屈はしない。

f:id:tamaokiyutaka:20180626220651j:plain

そんなこんなで2万歩くらい見回ったのだが、深すぎたり、浅すぎたり、濁りすぎたり、水草が多すぎたり、草がボウボウすぎたりと、タウナギを探すのにちょうど良い水路というものがほとんどない。いるんだろうけれど見つからないのだ。

f:id:tamaokiyutaka:20180626220702j:plain

うーん、ダメだね。

仕方ない、また来月に来れば、きっとすべてがちょうど良くなっているはず(根拠なし)。

でも帰り際にちょっと用水路をみてみたら、たくさんいた!

f:id:tamaokiyutaka:20180626220704j:plain

ドジョウ!

f:id:tamaokiyutaka:20180626220707j:plain

ザリガニ!

いやでもこれくらい浅い場所にもいると思うんだけどねー。

……今度ドジョウが必要になったらここにこようかな。

 

 

 

カミツキガメを釣ってみよう

せっかく遠くまで来たので、印旛沼近辺でカミツキガメをちょっと狙ってみることに。

ちなみにカミツキガメは去年某ペンさんとかと来て、私だけ坊主だったんだよ。人生の宿題がたくさんあるんだよ。

エサはサンマと鶏レバー。これをハリに刺してポイッと投げて待つだけの簡単フィッシングだ。

f:id:tamaokiyutaka:20180626220711j:plain

100均で買ったワームフックでいいかな。だめだよな。でもいいか。

f:id:tamaokiyutaka:20180626220714j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180626220717j:plain

なかなかの眠さに耐えながら何度かエサの交換をしていると、引っ張った一つの仕掛けがパシャパシャいっている。

あれ鯉でも釣っちゃったかなとぼんやりした頭のままライトで照らしてみれば、パシャパシャしているのは明らかにカミツキガメじゃないですか!

甲羅のサイズがボックスティッシュより一回り大きいくらいの食べ頃サイズ。ちょっと足場が高かったのでタモを掴む。おっと記念に掛かっている状態で一枚写真を撮っておこうかなとポッケからデジカメを出して構えると、あれいない。どこいった。

 

あああああああああああああああああああああぁ!ばれたーーーーーーーーー!

 

でたよ、キャッチアンドリリースでもキャッチアンドイートでもない、ウォッチアンドリリース!!

のんきに写真なんて撮ってんじゃねーよ、俺!ごめん某ペンさん!ワームフックじゃでかすぎた(ダイヤモンドは砕けない、みたいですね)!

f:id:tamaokiyutaka:20180626220725j:plain

これがこの日唯一のアタリとなり、心がポキッと折れたので帰宅。

 

このように探し物をする楽しみを残して、現地を後にしたのであった。

探し物のある人生こそが幸せである。ちっくしょう。

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

天然食材の店「ともん」にいってきました。

こんにちは。山菜は友人に連れて行ってもらったりして少しは採ったことあるんですが、こんなに種類があるのかという驚きを味わってきました。うまい。

 

店主みずから採集した山菜フルコースが最高だ!天然食材の店「ともん」で苦味の素晴らしさに目覚めてしまった

r.gnavi.co.jp

f:id:tamaokiyutaka:20180625160351j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180625160356j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180625160410j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180625160416j:plain

 

よろしくお願いいたします。

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

富山の海岸でアブラギッチョ(ミミズハゼ)を捕まえる遊び(動画あり)

ビーパル7月号、お読みいただけましたか。

リンクを張っておいてあれですが、オマケのスキレット効果もあって売り切れたみたいです。

BE-PAL(ビーパル) 2018年 07 月号 [雑誌]

BE-PAL(ビーパル) 2018年 07 月号 [雑誌]

 

この号では富山のミミズハゼ捕りを紹介したのですが、その補足情報です。

ちなみに野食感謝祭の翌週です。月に3回富山に行く罠。俺たちの感謝祭は終わらない。1回目はホタルイカが全然だめで、ならばとミミズハゼを捕ってみたんだけど、この時期でもミミズハゼは捕れるという情報入手ができて結果オーライ。それにしても寒かった。

blog.hyouhon.com

 

アブラギッチョことミミズハゼの捕り方。

イカゲソを握って、砂利浜に拳を突きたてる。

f:id:tamaokiyutaka:20180622122020j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180622122003j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180622122008j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180622122044j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180622122054j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180622122058j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180622122016j:plain

抜いた手にはミミズハゼ。たのしー。

 

詳しくはビーパル読んでください。写真を見たままですけどね。

これ、すごくないですか。まるでハンターでいうところの念能力、ジョジョでいうところのスタンド使い、ハットリ君でいうところの忍法ですよ。必殺技っぽさがあるのいいですよね。

イカの胴体を使うと、指輪みたいになってかっこいいと思います。ミミズハゼに奪われないし。外側からかじられるけど。

f:id:tamaokiyutaka:20180622122029j:plain

ゲソの場合は二本を足元でつながった状態で用意して(二股に分かれた状態)、輪ゴムを手に掛けてひっかけるといいっぽいです。適当に握っても捕れるので、適当でいいけどね。

せっかくなので動画でどうぞ。

 

普通に捕るのに飽きてきて、「これ握らなくてもゲソをベローンと垂らせば捕れるんじゃね?」という話になり、やってみました。

f:id:tamaokiyutaka:20180622122109j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180622122111j:plain

きゃー、こわーい!

さすがに持ち上げようと離しちゃうけど、これはこれで楽しい。

アマゾンあたりの肉食魚みたいだな。

 

ところで翡翠を拾っている地元のおばちゃんに、なにやってんのときかれてミミズハゼ捕りですっていっても伝わらなくて、アブラギッチョですと言い直したら、あーはいはいってなりました。やっぱりアブラギッチョらしいです。

 

で、このミミズハゼ、正確にはオオミミズハゼだそうです。

f:id:tamaokiyutaka:20180622122132j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180622122115j:plain

胸鰭にピラピラした遊離軟条というのがあるそうです。

肉眼だと全然わからなかったのですが、写真で確認すると確かにあるね。

f:id:tamaokiyutaka:20180622122119j:plain

捕るのが楽しい生き物なので、食べなくてもいいんですけど、その味も気になるのでちょっとだけ食べました。卵が入っているやつが美味しいです。ちゃんと味がします。

f:id:tamaokiyutaka:20180622122135j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180622123759j:plain

でも卵を持っているような大きいやつは内臓が苦いし骨が固いので、小型が美味しいです。難しいですね。

美味しいっていっても、富山の魚屋さんで売っている魚の方がうまいです。すごい安い。ミミズハゼは捕ろうと思えばいくらでも捕れるんですけど、こういう魚は経験としての味見程度で十分。たくさんは持ち帰らない。地元の人は食べないけど、泳ぎが上手になるからと根性試し的に丸飲みはするとか。

天麩羅は全部ざざむし先生に任せました。天カスを掬う道具を忘れてすみません。

f:id:tamaokiyutaka:20180622122124j:plain

悪天候でやっぱりホタルイカは無理でしたが、楽しかったです。

f:id:tamaokiyutaka:20180622122131j:plain

 

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

沖縄の熱帯果樹園 小池さん家から生ライチを取り寄せてみた

世の中的に小池さんといえば『ラーメン大好き』ですが、所変わって沖縄県糸満市の小池さんは『熱帯果樹園』をやられているそうです。

何の那覇市、じゃなくて話なのかといえば、ツイッターで「生のライチが買えるよ!」という情報が流れてきたので買ってみたという話です。ちなみに小池さんは知り合いとかじゃないし友達の友達とかでもないです。

 

 

この前にちょうど中国在住の方が、生のライチを食べていていいなーと思っていたんですよ。私はまだ食べたことない……はず。あるかも。とりあえず記憶にはない。

 

 

沖縄からの送料込みで3500円。生ライチの値段を全く知らないんだけど、ちょっとした自分へのご褒美に最適。なんの。特に褒美をやる理由はないけど未来投資。まあいいや。

で、ツイッターにDM送って、航空便で二日後に届いたのがこちら。早いな。

f:id:tamaokiyutaka:20180619140337j:plain

味見程度かと思ったら結構な量だった。

そうか1キロってこんなにあるのか。

f:id:tamaokiyutaka:20180619140440j:plain

おー、これが生のライチだ。凍ってない。恐竜の卵みたいでかっこいい!

僕がライチだと思っていたものは、レイシとかランプータンだった可能性がある。

これを土に埋めて置いたらトリュフにならないかな。ならないよな。

f:id:tamaokiyutaka:20180619141418j:plain

生のライチだと薄皮っていうものがあるんだね。ゆで卵みたい。

手で簡単に剥けます。これが楽しい。ツルンというかトゥルン。

f:id:tamaokiyutaka:20180619141450j:plain

皮を剥けば、溢れる汁。立ち込める甘い香り。沖縄いきたい。

f:id:tamaokiyutaka:20180619141604j:plain

ぷるーん。あ、プルーンじゃないですよ、ライチですよ。

食べてみると、さすが生。冷凍とか加工品で知っているライチの味なんだけれど、その瑞々しさがやっぱりすごい。冷凍だと果汁や甘味が漏れちゃうんだな。それが生だと保水率100%。

果物そのままなのに高級ゼリーっぽさがすごい。楽しいなこれ。

f:id:tamaokiyutaka:20180619141717j:plain

そして種がでかい!

食べごたえと種周りの感じはビワっぽい。

口の中にずっと残るライチ感。

生のライチ堪能させていただきました。

 

だそうです。

お問い合わせは私じゃなくて小池さんへどうぞ。

公式サイトのオンラインショップにはない商品なので、ツイッターのDMが早いかな。

www.passionfruit.okinawa

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

ざざむしさんが主宰する富山の野食感謝祭にいってきた3(当日)

↓これの続きです。

blog.hyouhon.com

blog.hyouhon.com

野食感謝祭の当日がやってきた

ものすごく濃い野食な一日を過ごした翌日、ようやく野食感謝祭の当日がやってきた。この日は何かを捕っている余裕はないので、お土産物屋をちょっと覗いたり、地元のスーパーで買い出しをして、早めに会場入りをして料理の準備を進めていく。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143311j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143301j:plain

カモンというスーパーの鮮魚コーナーには、なぜかでっかいサメ(ネズミザメ)とアンコウが置かれていた。さすが富山というところか。アンコウはともかく(ちょっと買いたかった)、こんなでかいサメなんて誰が買うんだろうねという会話をしつつ、必要なものを買い揃えて会場へ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143316j:plain

会場はレンタルスペースというか貸別荘というか、普通に暮らすことができる古い民家で、今回はそれをドーンと2軒も借りているそうだ。ちゃんと布団もあるし食器だって揃っているぞ。泊まりで好きなだけ料理ができる空間、最高に楽しいやつじゃないか。

東京だったら考えられない広さと安さ(お泊りできて食材持ち込み枠なら会費3000円)と雰囲気に大興奮。というか、ざざむしさんが赤字になってないかこれ。やっぱり富山まで来てよかった。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143335j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143346j:plain

家の中に中庭がある独特の構造。富山の氷見に住んでいた友人宅もこんなんだったな。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143340j:plain

 

 

 

ウグイブラックと富山ホワイト

さて持ち込み枠で参加している私の料理だが、富山ブラックインスパイヤ系で、『ウグイブラック』のラーメンといきましょうか。ほら、昨日釣って下処理した奴が2匹もあるし。はい、本気です。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143451j:plain

味付けなどの仕上げは夜になってからやってくるはずのマダラさんに任せるとして、ウグイスープを作っていきましょう。鯉こくでも作るかのようにぶつ切りにダンダンダン。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143457j:plain

それにしてもジュウサンウグイの匂いって、やっぱり強いな。大丈夫かなこれ。

マダラさんにまずくなる可能性が高いラーメンだけ作らせるのも悪いので、小塚さんが一山いくらで買ってきた鮮度最高な魚の詰め合わせの残り(カイワリなどは朝ごはんに食べた)を使った、『富山ホワイトラーメン』も作りましょう。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143443j:plain

まず小魚類は下処理をして、大鍋に沸かしたお湯で湯引きして臭みを抜く。カレイとかはもったいないから塩焼き用にまわしましょうか。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143517j:plain

この魚を別の鍋に移し、ショウガ、ネギ、昆布と煮込んでいく。

私は完璧なラーメンレシピを突き詰めるよりも、こういう一期一会な一杯、二度と食べられない味を作る方が好きなんですよ。あー楽しい。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143530j:plain

魚出汁だけだとラーメンっぽくならないので、鶏の皮もドーン。間違いなくうまいやつだこれ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143541j:plain

さらに富山ホワイトと言い張るために白菜を投入して、野菜の甘みをプラス。白菜=ホワイトです。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143732j:plain

で、問題のウグイブラックは、こちらも当然湯引きして(お湯はさっきの使い回し)、ざっと水洗いしてから、たっぷりのショウガ、ネギ、昆布と煮ていく。こっちは鶏の皮を入れず、ジュウサンウグイの味だけで勝負しましょう。ははは。がんばれマダラさん。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143524j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143535j:plain

アクを丁寧にとりながら煮込むんだけど、やっぱり臭いよねー。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143622j:plain

どこの国の料理なんだか。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143601j:plain

せっかくだから、煮崩してしまえ。あーあ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143736j:plain

そんな感じで、間違いなく美味しいスープと、間違いなく臭いスープの出来あがり。あとはマダラさんにお任せしよう。

ところでウグイブラック用に買ってきた醤油がサッカリンとかが入った最高潮に甘いやつで大失敗。これじゃあのしょっぱさが全く出ないので、醤油を買い直さなくちゃね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143642j:plain

そんな感じで必然性のないスープ作りと並行して、麺生地作り、ピザ生地作りをおこなう。わしゃ炭水化物担当か。

そして他のみんなはといえば、今朝定置網から水揚げされたサケガシラとか、狩猟でとってきた生地じゃなくて雉(キジ)とかと格闘中。何の集まりだこれ。いやこれが富山の野食感謝祭なんだよね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143651j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143424j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143711j:plain

サケガシラって初めて見る魚だけど、タチウオっぽいですね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143716j:plain

身は水っぽくて微妙だそうで、それなりに美味しいのは肝と胃だそうです。わざわざそういう魚をセレクトするのが富山の野食感謝祭。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143720j:plain

 

 

 

富山の野食感謝祭の様子

ということで会場の様子です。

あまり他の人の様子を見られなかったので、詳しくはざざむしさんのレポートをどうぞ。

zazamushi.net

それにしても驚いたのは、スーパーで見た「これ誰が買うんだよ」と思ったサメが会場に丸のままやってきたことですかね。そうだよね。誰って感謝祭のメンバーが買っちゃうよね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143743j:plain

買ってきたシェフと野食ハンマープライスの茸本さんがタッグを組んで格闘して、美味しいサメフライに仕上げていました。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143750j:plain

そんなこんなで会はスタート。会場は富山だけど、東京の野食会でみたメンバーが結構いました。みんな元気だね。料理の詳しい説明は、ざざむしさんのブログで確認してください。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143800j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143811j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612144155j:plain

どの料理も興味深い味や素材やバックボーンだったのですが、やはり一番のインパクトは『フェモい』という流行語を生みだしたざざむしさんによる、フェモラータオオモモブトハムシを茹でて熟成させたものを水切りヨーグルトとジャムで和えてクラッカーに乗せたもの。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143850j:plain

フェモの幼虫は茹でて数日置くと杏仁の香りがするという謎過ぎる性質があって、私はそれを不思議だねーで終わらせちゃったんだけど、ちゃんと特性を生かしたデザートに昇華させたのがすごい。だって虫の幼虫だよ。

フェモ入りだと言われなければ絶対にわからないクラッカーを口に入れると、最初は柚子の風味と水切りヨーグルトの爽やかさ、そしてクラッカーの歯ごたえ。普通に美味しい。そして何回目かの咀嚼でフェモを噛むことで、一気に広がる杏仁の香り。これぞ香りのカプセルだ。ここで一気に口の中の世界感が切り替わるおもしろさは、フェモをペーストとかにしたら味わえない強烈なインパクトだ。

味に時間軸がしっかりと存在するデザート。これは数日たって味が変わるフェモの特性のオマージュかな。見た目の気持ち悪さ(一般的視点として)も無く、フェモ皮の硬さもクラッカーで打ち消され、杏仁の香りと柚子も相性がよくて完璧。すげーなこれ。

あとコゴミのマヨサラミ和えも、組み合わせの妙がおもしろかった。すりおろしたサラミが入るだけで、グッと味の広がりがあるんだよね。こういうちょっとした変化球がズバッとくるのよ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143913j:plain

それにしてもよく富山という場所で、これだけ人が集まったなー。

f:id:tamaokiyutaka:20180613002209j:plain

 

 

 

野食ピザを焼く

さてマダラさんがまだこないのでラーメンは置いておいて、とりあえず最近ハマっているピザを焼かせていただこう。

生地は強力粉に水と塩とオリーブオイルとイースト菌を入れて適当に捏ねたもの。それを麺棒で伸ばすだけ。ピザを焼く機械は電源が一個あれば使えるので、どこでもピザ会ができて素晴らしい。油断するとブレーカーが落ちるけど。

最初のピザはウコギのジェノベーゼにホタルイカのトッピング。昨日摘んだウコギの新芽をサッと茹でて、刻んでオリーブオイル、ニンニク少々と合わせたものがジェノベーゼソース。

そしてトッピングのホタルイカだが、なんとこれは我々がウグイを釣って帰ったあと、小塚さん達が海に戻ってすくってきたものなのだ。なんとなんと、あのあとでホタルイカの接岸、チョイ湧きが起きたらしいのだ。うわー。

でもまあ、しょうがないね。おかげでたくさん食べられるんだし。ちなみに今日は雨で絶望的なため、ホタルイカツアーは中止されたのだった。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144134j:plain

ということで伸ばした生地にウコギジェノベーゼを広げ、ホタルイカを放射状にトッピング。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143949j:plain

これをフカイのピザ焼き器『さくさく石窯ピザメーカー』でチーン。わずか5分でできあがり。

FUKAI さくさく石窯ピザメーカー オレンジ FPM-160

FUKAI さくさく石窯ピザメーカー オレンジ FPM-160

 

 

いいね、これぞ春の野食ピザ。摘んできたウコギに採れたてのホタルイカ、まずい要素が見つからない。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144002j:plain

続いては漫画家の小林銅蟲さんが持参した『オナペ』のピザ。オナペはオオナゴペーストの略で、オオナゴとはコウナゴの大人で、ようするにイカナゴのことらしいよ。それをなんやかんややって作ったアンチョビ的なソース。

普通のピザソースの上にチーズをのせて、アンチョビ感覚でオナペをトッピング。1枚目は適量で作って美味しかったんだけど、2枚目はオナペ3杯増し。すげーしょっぱいけれど、だがそれがいい。最高に酒がうまいピザだこれ。天オジに食べさせたら、なんだか悲しそうな顔をしていたよ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144013j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612144017j:plain

こちらはペンさん持参のキノコ醤に、宮さん持参のアミガサなどを乗っけたスペシャルなキノコピザ。そりゃうまいよね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144048j:plain

ピザは台所で作っているんだけど、切り分けた瞬間に四方から手が伸びてきて、会場に持っていく前にほとんどが無くなってしまう罠。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144053j:plain

キノコ醤と山菜という組み合わせも最高。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144104j:plain

でも山菜って、焼くと小さくなっちゃうのが切ないね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144108j:plain

ならばと山菜を山盛りに乗せて焼いてしまえ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144114j:plain

はい、最高にうまいやつ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144121j:plain

そんな感じでピザは大量に消えていったのでした。

これは私が持参したネギボウズ。好きなんですよ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144128j:plain

 

 

 

ウグイブラックと富山ホワイトを作ります

宴もたけなわな夜8時過ぎ、ようやくマダラさんが登場。仕込んでおいた2種類のスープを渡して、最後の仕上げをしてもらう。締めラーメンってやつですね。

まずはウグイブラックの醤油ダレから。普通の生醤油にちょっとだけ甘い地元の醤油を加えて煮詰めたもの。以上。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144213j:plain

マダラさんが味を決めている間にこっちで麺作り。ざざむしさんがタモリ倶楽部の放送前に購入した、超美品の小野式2型でスイスイと作成。いいなこれ。

f:id:tamaokiyutaka:20180612143830j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143836j:plain

f:id:tamaokiyutaka:20180612143839j:plain

この製麺機に感動したみやけんさんが、その場でヤフオク即決していてかっこよかった。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144230j:plain

ということで、たっぷりの醤油ダレでしっかりとしょっぱくしたら、ネギと胡椒でウグイらしさを押さえつけて、富山ブラックインスパイヤのウグイブラックが完成!

f:id:tamaokiyutaka:20180612144258j:plain

さすがにベースがウグイスープなので店で食べたやつとは違うけれど、ガツンとくる塩分濃度はこんな感じ。肉眼だともうちょっと黒かった気がする。

マダラさんはまだ富山ブラックを食べたことがないみたいだけど、ちゃんと雰囲気はでていると思う。心配されたウグイの臭みも、私はその正体を知りすぎているのでハッキリと感じ取ってしまうけれど、普通に魚臭いラーメンの範疇かな。良くも悪くもジュウサンウグイを使ったラーメンだ。良くも悪くもっていったけど、良さはよくわからない。

まあ味はともかく、自分達で釣ったジュウサンウグイを使って、がんばって作ったんだという達成感が大切なのだ。がんばった結果がこの味なのである。もっとスープをうまくもできたけれど、ジュウサンウグイの味を生かしたかったんだよ。

天オジに食べさせたら、なんだか悲しそうな顔をしていたよ。

f:id:tamaokiyutaka:20180613011227j:plain

続いては間違いのない旨さの富山ホワイト。塩と醤油と創味シャンタン、さらにキノコ醤で味をつけ、油っけが足りないとサラダオイルをドバドバドバ。さすがマダラさん、油を足す手に迷いがない。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144320j:plain

具はネギと富山っぽいナルトナルトのように渦を巻いたカマボコ。やはりブラックと比べるとホワイトは臭みが段違いに少なく、同じ魚ベースなのにスッキリしてうまい。なぜなら同じ魚ではないからだ。鶏皮の脂もよく利いているし、こりゃ比べる方が悪いよね。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144330j:plain

丼に盛るのが面倒臭く、鍋で作ったけれど即完売。

やっぱりラーメンは素材が大事だね。世の中には消せる臭みと消えない臭みってあるんだな。どちらも大変おいしゅうございました。

f:id:tamaokiyutaka:20180612144341j:plain

そんな感じで野食感謝祭を堪能させていただき、翌朝も小林さんのチャーハンなどをガッツリ食べて、お土産などを買って宮さんの車に乗せてもらって帰宅。充実の2日間となりました。やっぱり来てよかった。

そういえば天オジが天オジである所以ですが、『天麩羅をあげるオジさん』の略でした。夜中の感謝祭では山菜やホタルイカを揚げまくって、若いおねえちゃんにキャーキャー言われて楽しそだった現場写真を天オジが送ってくれたので掲載します。撮影は小塚さんかな。

f:id:tamaokiyutaka:20180613100530j:plain

これぞ天オジならぬ天キャバ。天国キャバクラ。今からでもお金を多めに払った方がいいと思います。なんて好き勝手なことを周囲にいわせてくれる天オジの懐の深さ最高。富山湾最深部より深いな。

ということで、ざざむし様、富山の皆様、参加者の皆様、そして野食の神様、ありがとうございました!!!!

 

追記:長い文章、お読みいただきありがというございました。僕が一番書きたいのは、こんな感じの文章です。役に立つノウハウとかキャッチーな情報はほとんどないかもしれないけど、個性的な友人や自分の感情、あるいは一期一会のエピソードが主役となり、その場の雰囲気や空気が伝わるような旅行記。おかげさまで楽しく書けました。

 


※ちょっと買い物しませんか※


 

?

 

Copyright (C) 私的標本 All Rights Reserved. by 玉置標本