私的標本

玉置標本によるブログです。 捕まえて食べたり、お出かけをしたり、やらなくても困らない挑戦などの記録。

トークイベント、ありがとうございました!

川口のメディアセブンで行われたトークイベント、平日でめちゃめちゃ寒い日にも関わらず、ご来場いただきありがとうございました。

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またスタッフの方々、遠方より念を送ってくれた方、ありがとうございます。

人の優しさをビンビンに感じました。

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トークイベントといっても、話術が得意という訳でもなく、テンションが高いわけでもなく、坦々とスライドを見せていく形でしたが、今まで15年分の「捕まえて食べる経験」をみっしりと詰め込んだ2時間になったかと思います。

詰め込みすぎた感がありましたが。

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ということで、ありがとうございました!

またなにかありましたら、よろしくお願いいたします。

 

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100グラム50円以下のうまくて安い肉!

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デイリーポータルZで『100グラム50円以下のうまくて安い肉!』という記事を書きました。魚が好きですけど、肉も食べます。肉の方が食べるかも。

portal.nifty.com

写真は記事が長くなったので、使わなかった沖縄そばです。

圧力鍋を使うと一瞬でできると思います。

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よろしくお願いいたします。

 

 

日本で唯一人のチベット医による薬草茶ワークショップ

※『地球のココロ』というクローズしたサイトで、2012年5月7日に掲載した記事の転載です。

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日本唯一のチベット医である小川康さんが講師を務める、薬草茶作りのワークショップに参加してきた。

外国人初のチベット医、小川康さんの薬草茶ワークショップ

富山県氷見市でおこなわれた『あるくとであう』というイベントで、『チベット医が氷見のはとむぎに目を付けた!』という、大変気になるワークショップがおこなわれた。

『はとむぎ』と『チベット医』である。

組み合わせが唐突過ぎて、タイトルからは内容が全く見えなかったのだが、どうやらチベットの亡命政権が置かれているインドのダラムサラでチベット医学を学んだ、日本で唯一人、そして外国人初のチベット医師である小川康さんに教わりながら、氷見市のはとむぎをベースに様々な薬草をブレンドして、自分の体に合った『My薬草茶』を作るというワークショップらしい。

小川さんはここ富山県氷見市の隣、高岡市の出身で、東北大学の薬学部を卒業した薬剤師なのだが、なんやかんやがあって、2009年に外国人初のチベット医となったという、まるっきり謎だらけの経歴の持ち主だ。

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小川さんがチベット医になった経緯については、「僕は日本でたったひとりのチベット医になった」を読んでください。他人事ながらハラハラしてしまう本です。

僕は日本でたったひとりのチベット医になった ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと

僕は日本でたったひとりのチベット医になった ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと

 

チベット医学の始まりは薬師如来によって説かれたとされており、八世紀に編纂された『四部医典』という教典が、今でも変わらずチベット医になるための教科書となっている。

日本で杉田玄白が書いた『解体新書』よりもずっと古い本を、現代でもそのまま医学書として使用しているのだ。チベットすげえ。

小川さんに言わせると、チベット医師は自らの手で300種類以上にも及ぶ薬草を採って調整することができるので、『なにもない無人島でも治療をおこなえる唯一の医者』なのだそうだ。

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用意された薬草は、ヨモギ、ビワの葉、ドクダミなど、チベットにいかなくても手に入れられる身近なものばかり。

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薬草茶のベースとなるのは、この氷見産のハトムギ。ちゃんと抗腫瘍成分があるそうです。

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これらはチベット医である小川さんが自分の手で集め、焙煎をした薬草達。だからこそ効能の説明には説得力が感じられる。宗教などと同じく、患者が医師と薬を信じられることが大事なのかも。

薬草茶のテイスティング

自分の体調に合ったMy薬草茶をつくるための第一歩は、小川さんが用意した薬草を一種類ずつ説明を伺いながら飲んで、その味と効能を覚えていく作業。平たくいうとお茶会だ。

ワインや日本酒の試飲会にも似ているが、当然アルコールは入っていないので、酔っ払わずに最後まで楽しめる。しかし、一回飲んだくらいでは、味も香りも見た目も効能も名前も(要するに全部)、一つもまともに覚えられないのが悔しい。

チベット医になるには300種類以上の薬草を覚えなくてはならないそうなので、どうやら私はチベット医に向いていないようである。

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日本で唯一人のチベット医に次々とお茶を入れてもらうという、人生に一度あるかないか(普通はない)の贅沢な時間。

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お茶の見た目は濃淡の違いくらいで、ほぼ同じ。味は違うのだけれど、その違いが覚えられない。

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出されたお茶を飲みつつ、味と効能を紐付けながら名前を覚える作業が楽しい。全然覚えられないけれど。

薬草にはおいしく収穫するタイミングというのがあるそうで、その目安は害虫が発生する直前。虫が増えるとその植物は食べられないようにタンニンなどの苦味成分を出してくるので、お茶にしたときに苦くなる。その前に収穫するのがコツなのだとか。

収穫時期以外にも、乾燥の方法や焙煎の温度で、見た目や味が変わってくるのが薬草茶。そんな話を聞いていたら、普段はお茶を入れて飲んだりしないくせに、自分でも薬草を摘むところから一度やってみたくなってきた。うっかり猛毒のトリカブトとかを摘みそうで怖いけど。

自分のための薬草茶をブレンドする

一通りのお茶を己の五感で試したところで、本日のメインイベントであるMy薬草茶作りに取り掛かる。誰のための、何のためのお茶なのかイメージを作り、オリジナルブレンドの薬草茶を作るのだ。

まずは小川さんのお手本から。お店のスタッフの方に体調を聞いて、薬草茶のベースとなる氷見のはとむぎ茶に、その人に必要な薬草を加えていく。

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「こういうカフェが病院の中にあったらいいですよね」と小川さん。なるほど確かに。

今日用意していただいた薬草は、薬事法上、医薬品として扱われないレベルのもの。野球でいえばアマチュアレベルの効能ということなので、一番大切なのは、日常的に飲むために「おいしい」と感じること。

良薬は口に苦しというけれど、薬草茶は毎日続けてこそのものなので、おいしいほうがやっぱり嬉しい。味と効能のバランスを考えながら、飲み続けられるお茶をブレンドすることが肝心のようだ。

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素材が一種類のお茶より、何種類かを上手にブレンドをしたお茶の方がおいしいようです。その人の体調に合っていれば、さらにおいしく感じられるのだとか。

私がMy薬草茶に求めたのは、花粉症対策。この日はまだまだ杉花粉が飛びまくっている時期だったので、この不快感を少しでも和らげたいところ。小川さんのアドバイスに従い、はとむぎにイラクサなどを加えてみることにした。イラクサって、子供のころによく足にひっかかったあの草か。

せっかくの機会だからと、小川さんがこれは高いといっていた薬草を多めに入れてしまうあたり、花粉症の改善よりも、煩悩を消す効能が必要なのかもしれない。

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欲張って何種類も入れてしまった。

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組み合わせがよくないと、こんな風に成分が消しあって濁ってしまうそうです。渋い!

何回かオリジナルブレンドを試し、胃袋をタポタポさせながらも、なんとなく口に合う味のお茶を見つけることができた気がする。味だけではなく、効能も考えながら組み合わせるというところが面白かった。

今回のワークショップでは、小川さんが用意した薬草茶をブレンドするだけだったが、せっかくチベット医に教わるのであれば、できれば一緒に薬草を集めて、乾かして粉砕し、焙煎するという一連の流れを学んでみたいところである。

もちろんチベットで。

いや、ここ氷見で十分ですけどね。

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これで今年の花粉症はどうにか乗りきれました。

三千年前の伝統医療というと、どれだけ効果があるのか怪しんでしまう部分も正直あるけれど、私たちが普段飲んでいるケミカルの薬が、もともと自然界に存在する有効成分を効率化して精製したのだとすれば、チベット医が自然界から採ってきた薬草にも、非効率ではあったとしても、なんらかの効能があるというのは道理といえる。

なんでも医者や薬局を頼る前に、なにか自分でもできることがあるような気がしてきた。もちろんケースバイケースなのだけど。とりあえず家にいるときは、市販の清涼飲料の代わりに、薬草茶を飲んでみようと思う。

東北大学で現代医学の薬剤師資格を取り、ダラムサラで伝統医療をおこなうチベット医となった小川さんは、最近よくいわれるようになった「食育」のように、「薬育」という考えを教育の中に入れたいと考えているそうです。

【参考サイト】
チベット医学・薬草研修センター
風の旅行社(小川さんの講座)

 

 

新酒の酒粕で新種の酒粕料理を作ってみた

※『地球のココロ』というクローズしたサイトで、2012年4月5日に掲載した記事の転載です。

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春先に出回る新酒の酒粕。いままでほとんど食べたことがなかったのだが、なにやら体にいいらしい。そこで積極的に料理してみることにした。新酒の酒粕で作る、新種の酒粕料理である。

春は酒粕の季節です

先日、ブリで有名な富山県の氷見市というところにいってきた。

残念ながらブリのシーズンは終わっていたが(じゃあなにをしにいったんだという話ですが、それは後日だ)、新酒のシーズン到来ということで、64代横綱、曙関の横綱昇進パーティでも飲まれた「曙」という昔ながらの日本酒を作っている高澤酒造場の店頭には、酒林がぶら下がっていた。

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店頭にぶら下がっているのが、新種のできたことをお知らせする酒林。杉玉ともいいますか。

もちろん新酒は買うとして、もうひとつ、ぜひこの時期手に入れたのが酒粕である。

搾りたての日本酒があるのならば、搾られたての酒粕もあるのが道理。ここ高澤酒造場は富山県内の酒蔵で唯一、昔ながらの「槽搾り」という方法を守っているため、酒粕といえども十分に旨みが残っているのだ。

という話を、浅草の飲み屋で知り合ったサッカー好きの女性から聞いたんですよ。

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売っていました、お目当ての酒粕。

酒粕といえば、最近ラジオでやたらと耳にする通販番組で紹介している酒粕を使ったというダイエットサプリがとても気になっていて、もうひと押しされたらうっかり買いそうになっているのだが、サプリを買うくらいなら酒粕をどんどん食べたほうが早いはず。

今まで酒粕をほとんど食べたことがなかったのだが(あまり食べ物として認識していなかった)、せっかく素敵な酒粕も手に入ったので、毎日の食生活に取り入れてみることにした。

これできっと水着の季節までに細マッチョだ。

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袋の上からでもプーンといい匂いがしています。このまま食べてもけっこうおいしい。

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とりあえず200グラムずつ小分けにしてみた。

酒粕の甘酒を作ってみる

酒粕を使った料理といえば粕汁が思い浮かぶのだが、氷見で出会った方から甘酒にするとおいしいと教えていただいた。甘酒といえば米麹とコタツでつくるというイメージがあったのだが、酒粕からでも作れるのか。

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「うちの甘酒は、あそこの酒粕!」だそうです。

作り方は、酒粕を水でふやかしておいて、砂糖を入れて煮るだけ。隠し味に塩を少々。仕上げにおろし生姜を入れたら完成。

初めて作ってみたけれど、なんだかインスタント食品みたいな簡単さだ。これでいいんだ。

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一時間くらい水に漬けておくと、簡単に溶けます。

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分量は酒粕50グラム、水300グラム、砂糖大匙1、塩ひとつまみでやってみた。ちょっと薄かったかな。

さっそく温かいうちに飲んでみると、これがすっきりしていて旨い。酒粕の味だけで勝負しているところが好感持てる。日本酒の香りはするけれど、悪い意味での酒臭さというものは感じられない。子供向きの味ではないけどね。

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冷凍庫で凍っていた生姜を、皮ごとたっぷりおろしてみた。

市販の甘酒は駅のホームにある自動販売機などでたまに買って飲むのだが、手作りなら甘さも濃さも自分のさじ加減で決められるのがうれしい。

昔から夏バテ時の栄養補給には甘酒がいいといわれているが、風邪をひいたときなどにもうれしいかも。もともとの素材はお米なんだし、おかゆ気分でどうだろう。

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お供は氷見の旅館の女将に聞いた、酒粕を焼いただけのもの。砂糖醤油でいただくそうです。

調子に乗って牛乳で甘酒を作ってみる

酒粕をお湯に溶かしただけの甘酒がこれだけおいしいのだから、ちょっとアレンジしたらもっとおいしくなるかもしれない。

こういうふうに調子に乗るとだいたい失敗するのだが、勢いで牛乳を使った甘酒を作ってみた。

作り方は酒粕甘酒とほぼ一緒で、水の代わりに牛乳を使い、なんとなく生姜の代わりにシナモンを振ってみた。

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牛乳も酒粕も白いので、シナモンの茶色が映えますね。

酒粕牛乳甘酒(名詞が三つ並ぶとなんだか変ですが)、これが飲んでみると、とても好みの味だった。ロイヤルミルクティーやカフェラテみたいな、ちょっとリッチな感じがする甘酒。適当に入れてみたシナモンも相性がいいみたい。

これに合わせるのは、酒粕とバターと塩少々を練ったものをたっぷりと塗った酒粕バタートースト。痩せたいんだか太りたいんだかよくわからないメニューだが、なかなかおいしい。

乳製品と酒粕の相性がいいということは、クリームシチューやグラタンに使ってもいいかもしれない。

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酒粕バター、塩じゃなくて、たっぷりの砂糖と練ってもいいかもね。

さらに豆乳で甘酒も作ってみる

牛乳がありなら豆乳もありだろうということで、酒粕豆乳甘酒も作ってみた。

無調整豆乳に酒粕を溶いただけ。甘い豆乳は苦手なので、これには砂糖を入れず、醤油をちょっと垂らしてみた。

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ソイラテ的なイメージです。

飲んでみると、これはこれでおいしいけれど、なんだか具が欲しくなる味。

ということで、具と味噌を少々入れてみたら、おいしい酒粕豆乳汁になった。

あ、一周回って、普通の料理だ。

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粕汁を豆乳で作るとおいしいという遠回りな発見。

普通に魚の粕漬けを作ってみる

続いて挑むのは、魚の粕漬け。これも普通の料理だ。

酒粕自体に塩分がほとんどないので、味噌を少量合わせて、それにみりんを入れて練ったものに、ブリの切り身を漬けてみた。

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酒粕と味噌をみりんで伸ばして練ります。

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漬けこむ程酒粕を使うのはもったいないので、塗りたくる方式。

一晩置いたものを水で洗って酒粕を落とし(落とさないと焦げます)、ジュジュっと焼いてみると、酒粕の香りがプーンとしてくる。

味噌漬けや照り焼きよりも塩分が薄く、なんだか上品な味に仕上がったブリの粕漬け。前に紹介した魚の糠漬けと正反対の味である。

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とってもお上品。もうちょっと味噌の割合が多くてもよかったかな。

豚肉も粕漬けにしてみた

魚の次は肉に挑戦。豚のロースも酒粕に漬けてみた。お肉の粕漬けって食べたことがあるような、ないような。

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豚ロースの粕漬け。こちらはあえて味噌なしで。

今回は味噌を入れずに酒粕とみりんだけで勝負。

フライパンを使ってバターで焼き、塩っ気が欲しいので仕上げに醤油を掛けて味と香りをプラス。

やっぱり粕漬けにした肉自体が上品に仕上がったので、バルサミコ酢やらなんやらで、もうちょっと凝ったソースを作ってもよかったか。食材と味付けの相性を考えるのって楽しいね。

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酒粕のおかげか、ものすごく柔らかく焼き上がった。

酒粕入りポテトサラダという冒険

続いての料理は、そろそろちょっと冒険をして、酒粕入りのポテトサラダにチャレンジ。ほら、酒粕ってマッシュポテトみたいじゃないですか。

茹でたジャガイモと同量の酒粕をマヨネーズで合えて、塩、胡椒で味を調整。具は冷蔵庫にあったキュウリと魚肉ソーセージ。

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見た目は普通のポテトサラダだけど、酒臭いという不思議。

自分で作りながら、これはどうかなと思ったのだが、酒粕の風味とマヨネーズがマッチして、あまり違和感のない味に仕上がった。

プーンと日本酒の香りがするポテトサラダ、おっさんだらけの立ち飲み屋でつまみにしたい味である。

酒粕とマヨネーズのディップ

ポテトサラダで酒粕とマヨネーズの相性の良さがわかったので、次はもっとシンプルに、酒粕とマヨネーズを同量混ぜて、生野菜のディップにしてみた。

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生野菜というか、キュウリだ。

酒粕とマヨネーズの組み合わせ、ちょっと米の粒が残っているあたり、タルタルソースのような感じでおもしろい。胡椒やマスタードで味にアクセントをつけるともっといいかな。

プーンと日本酒の香りがする酒粕とマヨネーズのディップ、女性もいるような立ち飲み屋でつまみにしたい味である。

ということで、酒粕はイメージよりも予想よりも全然料理に使える。もっといろいろ試してみたいと思わせてくれる食材だ。

さて、これだけ酒粕を食べれば少しは痩せたかなと思ったが、体重の変化はほぼナシだった。もちろん痩せなかった理由は、いろいろ作った酒粕料理を食べすぎたから。この記事に載っていない料理もいろいろ食べたのだから、太らなかっただけヨシとしよう。細マッチョはまた来年。

ちなみにいい酒粕を手に入れる方法ですが、酒蔵までいかなくても、いい酒を置いている酒屋さんなら売っていることが多いようです。

 

 

塩麹のように糠床で魚や肉を漬けよう

※『地球のココロ』というクローズしたサイトで、2012年1月24日に掲載した記事の転載です。

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糠漬けといえば、キュウリ、ニンジン、ダイコンなどの野菜を漬けるのが一般的だけど、塩麹のように肉や魚を漬けてもおいしいよ。

まずは糠味噌を用意してください

今回紹介するのは、ちょっと変わった糠床の活用法。日本の伝統文化である糠味噌、野菜だけ漬けるのではもったいない。家にある糠味噌を、同じく発酵食品である塩麹みたいにいろいろな食材と組み合わせることで、食卓の幅がドーンと広がりますよ。

blog.hyouhon.com

まずは普通の糠漬けの記事を書けよっていう話ですが。

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縦長のタッパーがマイ糠床。キクイモの糠漬けが最近のお気に入り。

この記事を読むにあたって、「糠床がそもそもないよ!」という人が多いと思いますが、そういう人は糠床を用意するところから始めてください。最近はすぐに使える糠床が売っています。

糠床、私も数年前に始めたのですが、やってみると思った以上に面倒ですよ! 何度かダメにもしています。でも楽しいですよ。

とかいって、本当に糠床を用意するのは大変なので、まずは知り合いで糠床を持っている人を探して、ちょっと糠味噌を分けてもらってきてください。後で詳しく説明しますが、糠味噌に漬けるのではなく、揉みこむ方法だと、少しの糠味噌で大丈夫です。

まずは『へしこ』もどきでも作ってみましょう

さて、どうにかして糠床を用意したら、そこに好きなものを突っ込みます。それこそ肉でも魚でもなんでもいいです。アイスクリームとかとろろ昆布はダメです。なぜって溶けるから。

まずは塩サバでも漬けてみましょうか。そう、北陸地方などで昔から愛されている、サバの糠漬け「へしこ」の簡易版です。

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大丈夫、別に悪いことはしていないはずだ。

作り方は簡単。塩サバを買ってきて、糠床に埋めて一日待つだけ。夏場は冷蔵庫内でどうぞ。漬ける時間は、どれくらいの糠臭さがお好みかで調整してください。

翌日、糠床からサバを掘り出し、よく洗って糠を落としたらグリルで焼いたら完成。糠がついていると、焦げてしまいます。

一日糠床に入れておくだけで、塩サバよりも味わいが深く、へしこよりもマイルドな、へしこ気味な塩サバが食べられます。

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糠の風味と酸味が、塩サバに合うのです。とりあえず酒が欲しくなるよ。

肉でも魚でもソーセージでも漬けてください

塩サバを漬けることで、糠床で野菜以外を漬けることへの罪悪感が薄れたら、あとは好きなものを突っ込もう。

たとえばソーセージにチクワ。

どちらも糠床から出てくるものとしては、見た目的にはクワガタムシの幼虫以上に違和感たっぷりだが、味は全然違和感なしだったりするのですよ。

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間違いだらけの間違い探しみたいな写真ですね。

これを翌日に糠を落としてフライパンで焼いてやれば、北国で育ったレモンみたいな酸味が加わった、ちょっと食べたことのない深い味わいのソーセージとチクワになる。

糠臭いというよりは、味の奥行きが見通せないくらい深くなる感じ。

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言われないと糠漬けだとは分からないと思うけれど、何かが違う不思議な味。

水分が多い場合は下ごしらえをします

塩サバやソーセージのように、水分が少ないものはそのまま糠漬けにできるけれど、生の肉や魚などのように、ちょっと水分があるものを漬ける場合は、ひと手間かけてあげましょう。

全体に軽く塩を振って、キッチンペーパーにくるんで一晩置いてから漬けると、余計な水分が抜けます。これで糠床が生臭くなったり、水っぽくなったりすることもないですよ。たぶん。

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糠に漬けずに、このまま焼いてもおいしいけどね。

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ブリの照り焼きならぬ、ブリの糠焼き。まさに大人の味です。

漬けこむのではなく、揉みこむ方法もあるよ

いくら水分を抜いたとしても、愛すべきマイ糠床に生臭モノを入れるのは許せない、でもちょっとやってみたいという人も多いはず。そんな人は、ビニール袋やタッパーに漬ける食材と多めの糠味噌を入れて、軽く揉みこんで冷蔵庫に一晩置くという方法もある。

一晩漬けるのが面倒だったら、揉みこんですぐに、あまり糠を洗い流さずに調理するという方法も。

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塩麹の使い方と一緒ですね。

これなら糠床本体のダメージはゼロだし、さっき書いた水分を出す手間を飛ばしても大丈夫。姑が大切にしている糠床に生肉を入れて、こっぴどく怒られて離婚問題になんていう、昼ドラみたいな展開にもならない。

エビのように小さいものを漬けるときも、行方不明になったエビが、2週間後に発掘されるなんていう、ありがちなヒューマンエラーもなくなるだろう。

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エビに糠味噌の酸味が染み込んで、謎だらけだけどおいしい味に。

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砂肝あたりも、間違いのないおいしさです。

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豚タンも柔らかく仕上がる。ちょっと臭みがあるくらいの肉が合うのです。

塩麹が主に『甘み』と『旨み』をプラスするのに対し、糠味噌は『臭味』と『酸味』が主な味の要素。材料は米麹と米糠なのでどちらも米だが、その風味はだいぶ違う。

もちろん塩麹漬けのほうが万人受けするおいしさなのだけれど、焼酎を好きな人がだんだんと臭いものを求めていくように、発酵食品や珍味が好きなら、糠味噌漬けにハマる人も多いと思います。

 

 

初めてのキクイモ料理

※『地球のココロ』というクローズしたサイトで、2012年1月10日に掲載した記事の転載です。

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母親が家庭菜園で育てたキクイモというものを収穫。ショウガのような見た目なのだが、適当に料理してみたら、これがなかなかうまかった。

ヒマワリだと思ったらキクイモでした

我が家の家庭菜園にて、去年の夏、我が物顔で2メートル以上に背を伸ばしていた植物があった。

ずいぶん背丈のわりに花の小さいヒマワリだなと勝手に思っていたのだが、これは母親が植えたキクイモというものらしい。

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ヒマワリかと思ったらキクイモだそうです。前のおじさんはこの記事と関係ありません。私の父親でもありません。

冬になってキクイモは枯れたのだが、このタイミングが収穫の時期らしい。このキクイモというのは北アメリカ原産のキク科ヒマワリ属の植物だそうなので、ヒマワリだと思っていた私は間違っていたという訳でもない。

日本には江戸時代末期に伝来し、第二次世界大戦中に加工用や食用として栽培されたものが、野生化して河川敷などで生育したりもしているらしい。という話がWikipediaに載っていた。

あなたがヒマワリだと思っている花も、実はキクイモなのかもしれないのです(怪談風に)。

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母親は、「枯れ枝が邪魔だからもう育てない」と、収穫前からキクイモに文句を言っている。

キクイモの根っこを掘ってみると、ゴロゴロとショウガ、ヤーコン、ウコンあたりに似たゴツゴツしたイモが出てきた。土から上ではヒマワリの振りをして、土の中にはイモがなるとは、なかなか不思議な植物である。

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収穫するのは、この根っこの塊茎。

とりあえず生で食べてみる

収穫したキクイモ、料理が面倒くさそうで食べる踏ん切りがつかずに、冷蔵庫の野菜室にそのまま二か月以上入れっぱなしだったのだが、ようやく重い腰を上げてみることにした。

すぐ腐る魚とかと違って、長持ちする野菜って、後回しにしがちだよね。今回は腐らせなくてよかった。

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とりあえず、タワシで洗ってみました。ショウガだ。

よく洗ったキクイモに包丁を入れてみると、収穫してから日が経っているのに、なかなか瑞々しい。キクイモという名前だけれど、いわゆるイモっぽいデンプン質的な固さはなく、見た目はショウガっぽいけれど、繊維質っぽくもない。

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イメージよりも瑞々しい。

まずは薄切りにして生で食べてみたら、うっすら甘くてシャリっとしている。ただ、ゴボウのように土臭い。なんだろう、羊の皮をかぶったオオカミならぬ、ゴボウの皮をかぶった甘さ抑えめのリンゴとでも言えばいいだろうか。よく水にさらして、アクを抜くべきなのだろうか。

キクイモを生で食べる人もいるようだが、私としては火を通した方が口に合いそうだ。

焼きキクイモ

キクイモはイモっぽくないけれど、そのネーミングはイモなので、火を通すならば焼きイモか。落ち葉を集めてくるのは大変なので、アルミホイルにくるんで、魚焼きグリルで焼いてみることにした。

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魚焼きグリル、年末に大掃除しました。

蒸し焼きにされたキクイモは、水分がけっこうあってフニャっとしている。塩を振るだけで美味しいが、皮を食べるべきか迷うところ。迷ったら食べるけど。

土臭さをどう取るか次第だけれど、けっこう私は好きな味だ。

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火を通すと、とても柔らかくなるらしい。

キクイモのキンピラ

土臭い野菜といえばゴボウ、ゴボウと言えば龍角散、ではなくてキンピラだろうか。きっとキクイモもキンピラにしたら、あの独特の土臭さがプラスに作用するのではないだろうか。

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ごま油でタカノツメを炒め、そこにキクイモを入れる。味付けは醤油と酒のみ。

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火が通ったらたぶん完成。焼くとジャガイモっぽいな。

どう料理するとどういう味になるのかが、まだ把握できていないので、とりあえず一番シンプルな味付けでキンピラにしてみた。

食べてみると、焼くことで水分が適度に飛んでホクホクとしてうまい。キクイモの甘さがピリカラの味付けと相性ばっちり。

これはいい。山田君、キクちゃんに座布団一枚やって(歌丸のモノマネで)。

キクイモチップス

続いては揚げ物。かき揚げにしてもうまそうだが、芋といったらやっぱりポテトチップスだろう。

薄切りにしてキッチンペーパーで水気を拭き取り、そのまま素揚げにする。

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今年初揚げ物!

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キクイモは少し甘いので、味付けをどうするべきか迷うね。

キクイモチップス、薄く切ったところはサクサクパリパリ、厚めのところはホクホクネッチョリ。雑な切り方をしてしまったおかげで、二種類の食感が楽しめる。

キクイモ自体がほんのり甘いから、このままでもおいしいけれど、ちょっと塩を振ったり、逆に砂糖をまぶしてもよさそうだ。

この二品は皮ごと料理してみたけれど、キンピラやチップスなら泥臭さは感じない。キクイモ、やるじゃないか。

キクイモポテトサラダ

三つ目の料理はポテトサラダ。あの焼きキクイモのねっとりした感じが、マヨネーズと相性よさそうと見たのだが、はたしてどうだろうか。

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キクイモをレンジで蒸して、皮ごとつぶす。

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マヨネーズと胡椒で味付け。具は面倒なのでハムのみ。

これが予想通りキクイモとマヨネーズがベストマッチ。とろけるような柔らかさのキクイモが、ジャガイモでは出せない口当たりの軽いクリーミーさを表現している。ちょっとキクイモに火を通し過ぎただけかもしれないけれど。

面倒だったので皮ごとつぶしたのだが、私は全然平気だけど、これは否定派が多いかもしれない。上品に作るなら、やはり皮をむいてつぶすべきか。

キクイモのポタージュ

ポテトサラダがクリーミーでおいしかったので、これをもっと牛乳で伸ばせば、ポタージュ的なものになるのではと、ちょっと自分の中では凝った料理を作ってみた。凝ったといっても、ほぼ漉して牛乳で伸ばしただけだが。

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蒸したキクイモを裏ごしします。今回は皮を使わない。

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裏漉ししたキクイモに、牛乳、とろけるチーズを入れて加熱し、塩、胡椒で味付け。

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仕上げにドライパセリを振ってみた。

このスープ、適度なとろみがあってなかなか美味しい。ただ、温かいうちは気にならないのだけれど、覚めるとちょっと土臭いかな。よくいうとオーガニックテイスト、みたいな。

いや、私はキクイモをこの日だけで何度も食べているので慣れているから気にならないだけで、キクイモをはじめて食べる人は、温かくても泥臭く感じるかも。まあ気になる人は醤油とかカレー粉入れちゃうといいかもね。

勝手な総評

ということで、何種類かキクイモを料理してみたところ、土臭さをどうとらえるかで評価が分かれそうだけれど、料理方法次第では皮ごと食べても土臭さが気にならないようだ。

独特の甘さとねっとり感は、それを活かした料理のやり甲斐を感じさせてくれる。

なかなか見た目と味のギャップが楽しい食材なので、どこかで売っているのを見かけたり、どこかで野生化しているのを見つけたら、食べてみるといいと思います。

 

 

 

世界一周専門の旅行会社、世界一周堂

※『地球のココロ』というクローズしたサイトで、2011年12月7日に掲載した記事の転載です。

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世界一周なんて夢物語のような気がするけれど、それを現実的な価格で可能にする夢の航空券と、世界一周専門の旅行会社があるらしい。

世界一周専門の旅行会社「世界一周堂」

誰もが一度はあこがれる世界一周旅行を専門に扱っている、日本で唯一の旅行代理店が「世界一周堂」。小林製薬の薬くらい、そのままズバリのネーミングである。

なかなか現実感のない世界一周という夢物語を、グッと身近に引き寄せてくれるのが、社長であり世界一周航空券専門家である角田直樹さん。

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世界一周航空券専門家の角田直樹さんに話を伺いました。

――すごく基本的な質問なのですが、世界一周ができるチケットっていうのがあるのですか?

「世界一周航空券という、マニアの中では有名な券があります。全日空だったらスターアライアンス、日本航空ならワンワールドと、各航空会社はグループを組んでいて、そのグループ内のフライトを使って、最大16回飛行機に乗れるというものです。有効期間は一年間。長期のバックパック旅行をされる方はもちろん、留学のついでに世界一周という使う方も増えています。」

――どの航空会社でも乗れるという訳ではないのですね。

「グループごとに、得意な路線や、そのグループでしかいけない場所というのがあります。また訪問する大陸の数や、飛行距離(マイル)によってチケットの種類が変わってくるので、いきたい場所が決まれば、購入すべき航空券の種類が決まってきます。」

――話を聞いていて、なんだか楽しくなってきました。世界地図を見ながら架空の予定を立てるだけで、うまい酒が飲めそうです。

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角田さんが書いたこの本を電車で読んでいたら、降りるべき駅を2つも通り過ぎてしまった。

世界一周航空券のルール

――この世界一周航空券には、飛行回数以外にルールとかあるのでしょうか。

「おおまかなルールとしては、西か東の同一方向で、太平洋と大西洋を一回ずつ横断して戻ってくること。世界一周というよりは、地球を一周ですね。アジアからヨーロッパに行って、またアジアに戻るというように、大陸間をいったりきたりすることはできません。」

――西か東への一方通行なんですね。

「ただし、各グループが定める同じエリア内であれば、逆行もできます。たとえばアジアエリアであれば、日本からインドに行って、タイに戻るというルートも可能です。」

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これはワンワールドの例。各グループが定めるエリア内であれば、逆方向の飛行機にも乗れる。

「もうひとつのルールとして、全部の区間の路線と日付を最初に予約しないと、航空券が発行できません。出発前に最大一年間の旅行日程を決めないといけないことになりますが、出発後に変更もできます。一年間ほぼ自由に旅行ができるチケットと考えてください。」

――それを聞いて安心しました!(もう行く気になりつつある)

「変更手数料は掛かるのですが、3か月以上の旅行の場合、旅行中に行きたいところを見つけたりするので、最初に決めた通りとはいかないですね。」

――ちなみに、みんな何回くらい飛行機に乗りますか。

「ルール上は16 回乗れるのですが、全部の移動が飛行機という方はなかなかいません。空港から別の空港へと電車や車で移動した場合、そこは自己負担なのですが、その区間も一回とカウントしてしまうので、平均して飛行機は12 回くらいですね。1年間有効のチケットなので、旅行の途中でいったん別にチケットをとって日本に戻り、また半年後にそこから再スタートといった使い方も可能です。」

世界一周航空券の値段

――さて、そろそろ気になるお値段を教えてください。世界一周ハウマッチ!

「いま一番売れている、日本航空が加盟するワンワールドの3大陸クラスだと、335,000円です。またビジネスクラスやファーストクラスの世界一周航空券もあり、こちらも普通に買うより断然お得です。」

――おお…。すみません、前にツアーでベトナムやハワイにいったくらいなので、高いのか安いのかピンときません。

「では16回で割ってください。ほら、飛行機一回あたり2万円くらいで飛行機に乗れますよ。これから年末年始になるとチケット代が跳ね上がりますが、世界一周航空券は、いつ出発しても値段が変わりません。」

――そう考えると…お得ですね!だんだんと行く気になってきました。

「これは公式なチケットなので、航空会社からでも直接購入できますが、やはりルールが複雑だったりするので、個人では戸惑ってしまい購入できなかったりする場合が多いようです。弊社では専門にコンサルティングをしながら、路線やホテル、オプショナルツアーなどの手配をしています。もちろん旅をしている間のサポートもおこなっています。」

――確かに航空券だけでなくホテルの予約なども必要ですね。専門家に話を聞くことで、自分が考えていたプランよりもいいものができそうです。ちなみに私は漠然といきたいなと思いつつも、今のところ全くのノープランです。どこがオススメなんですかね。

「最近はボリビアのウユニ塩湖が人気ですね。また来年はオーロラの当たり年といわれているので、あえて寒い時期に北欧などへいくのもいいですよ。目的に合わせたモデルコースをいくつか用意していますので、まずはそれをベースに考えてみてください。」

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サイトには世界一周のモデルコースが掲載されていて、それを見るだけでも楽しい。

「この旅は普通のツアーとは違い、いかようにもカスタマイズができます。目的は人によって千差万別。いままで1万5千通りのルートを組んできました。その方にあったご提案ができるので、弊社を使っていただくメリットはあると思います。」

――わかりました。じゃあ、さっそく世界一周航空券を…10年以内に買えるようにがんばります!

自分だったらどこへ行くだろう

このチケットの利用者だが、さすがに仕事をしていると長期間の休みは難しいので、社会人なら転職するとき、学生なら卒業旅行が多いそうだ。
割合はまだ少ないが、定年退職の記念旅行や、2週間くらいの弾丸ハネムーンといった方も。

別に一年かけて使わなければいけないという訳ではないので、年末年始やゴールデンウィークなどのチケットが高いときにしか休みがとれない人が、
1週間とか10日の旅行で使うという利用法もある。

さて、私だったらどこへいくだろう。もし一年間の休みが取れたとして(それは休みというか失業だ)、さらにまとまった額のお金があって、家族が温かく見送ってくれるとしたらだ。…どれもハードル高いけど。ついでに語学堪能で度胸のある男になっていたら完璧。

ノートパソコンを持って釣りをしながら世界を回り、「玉置豊、世界を釣る!」 なんていうブログを更新したら楽しいだろうなー。大物が釣れたら「オーパ!」とか叫んだり、麦わら帽子かぶって「ウヒョー!」とか言いながら飛び跳ねたり、ヒゲのおじいさんをスーさんと呼んだりして。

でも出発して三日でパソコンを水没させそうですね(なんて理由を探して自分を抑えています)。

スクールやイベントもあります

角田さんは世界一周旅行を考えている人に向けたスクールを毎月開催しているそうなので、興味を持った方はとりあえずそれに参加してみるとといいかも。有料セミナーだけに参加者の本気度は高く、その3割くらいは実際に世界一周へと旅立っているそうです。

 

 

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