私的標本:捕まえて食べる

玉置標本によるブログ『私的標本』です。 捕まえて食べたり、お出かけをしたり、やらなくても困らない挑戦などの記録。

旅先のスーパーで買い物して、自炊する日々に憧れて

 

 

 

書きました!

三月の話ですが!!

佐渡に行きたいの!!!

 

dailyportalz.jp

 

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よろしくお願いいたします。

 


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毛染めがピリピリとした夏

 

 

 

床屋日記の続きです。

blog.hyouhon.com

 

先日、釣りに行ったときのこと。友人に魚を持った写真を撮ってもらったのだが、その際に「髪型がすごいですけど大丈夫ですか?」と、わざわざ確認された。そんなに?

すごいっていっても大したことないだろうと思って、そのまま撮ってもらったのだが、その写真を確認したところ、ドラゴンボールにでてくるサイヤ人が、スーパーサイヤ人となった状態くらいすごかった。なるほど、こりゃカメラマンも確認するわ。

 

その翌日にスーパーサイヤ人からサイヤ人へ、いや普通の人間に戻るために床屋へ行った。これは切らないとダメだろう。前回が五月末なので二か月ぶりなので、やっぱり私が髪を切るペースは二か月に一回だ。

 

ちょっと汗ばむ陽気だったので家でシャワーを浴びてから前回と同じ店に入ったところ、この日はガラガラだった。対応してくれたのはまた別の人。C-C-B(ココナッツボーイズ)のメンバー全員を足して人数で割って、服も髪も真っ黒にして今風にしたオールバックのメガネ男子だった。伝わるのかこれ。

今日は空いていたらヘアカラーに挑戦してみようと決意をしていた。いつもは家でビゲンだが耳やおでこを黒く染めがちなので、たまには贅沢してみようじゃないか。お店で髪の色を染めるのは人生初だ。

 

カットとヘアカラー希望の旨を伝えると、意外な話をされた。

 

床「ヘアカラーが初めての場合、パッチテストが必要です」

私「はい、お願いします」

床「結果が出るのは二日後です」

私「え!」

床「最近うるさいんですよ。承諾書を書いてもらうか、二日後にするかです」

 

せっかく染める気になったのに、一回家に帰って後日また来るのは面倒臭い。二日間この椅子で待っているのもおもしろいなと思ったが、テストなしでやってもらうことにした。家でのビゲンヘアカラーでは特に異常を感じたことはないので、きっと大丈夫だろう。

 

まずはカットから。首にタオルを巻いて、マントみたいなものを羽織り、手を出しますかと聞かれて出したが、出した手はまさに手持ちぶさただった。

 

床「最近コロナどうですか?」

私「はあ」

床「仕事の影響とか」

私「うーん」

 

雑談にコロナ、話が重すぎて返事ができない。というか、雑談で自分のことをや考えを話すのが全般的に苦手なのだと思う。趣味とかも説明が長くなるものが多いので、基本的に知らない人には話さない。営業や接客に向かないタイプ。


床「前髪、自分で切りました?」

私「いや、前回ここで切ったままです」

 

やっぱり前髪を切られすぎだったのか。

 

今回はあまり切らず、毛先の跳ねている部分だけをカットしてもらった。昨日の俺なら全部カットされているだろう。全部跳ねていたから。

 

そしてカットが終わったところで、例の承諾書とやらに署名を求められた。

ヘアカラーの結果が云々という書き方ではなく、「これからの施術に何も文句を言いません」みたいなざっくりとした内容で怖い。承諾の範囲が広いな。ハサミで耳を切られたり、薬剤が目に入っても、文句を言えないのだろうか。けど、まあいいか。

ちなみに料金は毛の長さによって違うそうで、店の外に大きく書かれた値段はベリーショートの人用で、私くらいの長さだとそれより高くなるらしい。一番安いのはショートのモヒカンとのことだった。次はその髪型にしようかな。でも短いと切るスパンが増えるので、トータルの出費は同じなのかもしれない。世の中はよくできている。知らないけど。

 

こうして緊張状態でのヘアカラーがスタート。耳にはビニール製の耳カバーを装着。そうか、これを買って来れば耳が染まらないのか。自転車のハンドル部分になった気分だ。

それにしても驚いたのが塗る薬剤の量だ。すごい塗るんだね。「パテシエか!」というくらい大量のクリームを頭皮までぺっとりでヒヤッとした。ビゲンだったら4つ分くらいの量を使っているだろう。これが業務用の量なのか。頭皮まで塗ってもいいのか。毛の長さで値段が違うというのも理解できた。

 

なんて一人で驚いていたら、頭皮がピリピリと痺れてきた。……やばい。これはもしやパッチテストをしなかった弊害のアレルギー反応では。やばいやばいやばい。

こういうのはどれくらいまで我慢すればいいのだろう。正直にピリピリすることを伝えると、「まったく染みない方もいるし、ピリピリするという人もいます。我慢できないようだったら途中でも洗い流しましょう」とのこと。

我慢できないというほどではない。そして洗い流すのはもったいない。これを自己判断しないといけないのか。すごい不安だこれ。アレルギーだったら嫌だなー。これで重篤な状態になっても、あの署名があるから補償なしなのかなー。やっぱり私はビゲンがお似合いだったんだーと後悔しまくり。心臓がバクバクする。

とりあえず状況は変わらない。悪くもならないが良くもならない。しばらくしてパテシエはクリームをたっぷりと塗り終えて、ラップで頭をラッピングした。このまま30分待って、染まり具合を確認するらしい。30分か、長いな。不安でお腹痛くなってきた。この状態でトイレっていかせてもらえるのだろうか。

このピリピリに関する不安を解消すべく、待ち時間を利用して携帯で「ヘアカラー ピリピリ」などで検索。便利な時代だ。

調べてみると、やっぱりピリピリするという人は多いらしい。そしてアレルギーの場合は少し遅れてかぶれるなどの症状が出て、すぐにピリピリするのは薬剤の刺激であることが多いようだ。毛染めの前に先発をして頭皮の脂を落としてしまうと刺激が強くなってしまう場合があるようで、私がここに来る直前にシャンプーしてきたのも悪かったようだ。

 

自分が今感じているピリピリが、標準的なレベルのピリピリなのかはわからないが、なんとなくアレルギー反応ではないかなという気がしてくると、このピリピリが気持ち良くなってきた。なんだか頭にシーブリーズをずっと掛けられている感じだ。

世の中のだいたいのことは気持ち一つである。

そしてピリピリした30分が終わり、特に腫れやかぶれもなく毛染めは終了。どうやら我慢していい範囲内の刺激だったようだ。おでこの薬剤をリムーバーで拭き取り、しっかりとシャワーをして乾かして終了。髪はムラなくしっかりと染まっていた。でもやっぱり、私は自宅ビゲンでいいかな。ピリピリ怖い。

 

ヘアカラーとかブリーチで頭がピリピリするっていう話は前から聞いていて、どういう感じなんだろうと思っていたのだが、こういうことなのかと体で知ることができた。なんというか予防注射を受けに行く小学生気分だった。だから何だという話だが、ちょっとまた大人の階段を上ったような気がした夏の一日。

近くにコンビニでアイスコーヒーを買って、ミルクを一つ入れた色をみて、これくらいの色になったかなと思いつつ、それを飲みながら帰った。

 


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「のみタイム 1杯目 家飲みを楽しむ100のアイデア」に寄稿しました

 

 

 

こんにちは、眠いですね。

パリッコ・スズキナオのユニット「酒の穴」による新雑誌(?)「のみタイム 1杯目 家飲みを楽しむ100のアイデア」に寄稿しました。

1杯目と書かれているので、雑誌形式で続くものと思っていますが、さてどうなるか。

 

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今号の特集は「思い出深い飲み屋の紹介」とか、「今行っておくべき憧れの飲み屋街」とかではなく、アイツのせいで「家飲みを楽しむ100のアイデア」。

二人からこの嬉しい執筆依頼を受けてすぐ原稿を書いたんだけれど、あまり早く出すのも恥ずかしいなと一個だけ様子見で提出して、その後すっかり忘れて催促されました。すみません。

 

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特集の参加メンバーは、パリッコ、スズキナオ、泡☆盛子、古賀及子、たけしげみゆき、山琴ヤマコという一緒に飲んで間違いないメンバー(泡さんはまた会ったことないけれどきっと間違いない)。各自が好き勝手な提案やら体験談を語っています。古賀さんの「失敗したつまみで飲む」がすごい。そんな皿の割り方ってあるのか。

ということで、100のアイデアのうち4つくらい寄稿しました。ちょっと文章に余計な力が入りすぎていたか。

合間には「酒の穴」の両名によるオンライン対談も多々、そこに谷口菜津子さんやディスク百合おんさんなどの愉快なゲストが加わります。

特徴的なイラストは石山さやかさん、印象的なロゴはスケラッコさん。さらにラズウェル細木さん、夢眠ねむさん、清野とおるさん、今野亜美さん、香山哲さん、平民金子さん、イーピャオさん、メテオさんが担当するページが巻末にダダダっと畳みかける豪華仕様。全部最高ですが、メテオさんの一行目と金子さんの最後の行が狂っていてすごい。

 

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タイミングがタイミングなので、コロナが収まるまで制作を先送りにするという選択肢もあったと思うけれど、今の時代だからこその空気感を色濃く残す本になっています。晩酌のお供に最適。

2号目、いや2杯目では「あの頃は大変だったな~」と笑いながら、行けなかった酒場巡りができるといいですね。2杯目の乾杯をするために、ご興味あればお買い上げいただければ幸いです。(玉)

 

のみタイム 1杯目 家飲みを楽しむ100のアイデア

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野生の金針菜(ノカンゾウ・ヤブカンゾウの蕾)がおいしかった

 

 

 

ノカンゾウとヤブカンゾウが咲いていた

昨年の7月中旬、標高600メートル弱くらいのところでカンゾウの花を見かけた。

カンゾウは新芽がおいしい野草。そういえば日本には自生していないホンカンゾウの蕾は、中国料理とかだと「金針菜」といって、食べられるんだったっけ。どっかの台湾料理屋で炒めたやつを食べたな。味までは覚えていないけど。

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確か日本のカンゾウにはノカンゾウとヤブカンゾウがあって(他にもハマカンゾウ、トビシマカンゾウなど)、その蕾もおいしいとか。……これはどっちかな。

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(スマフォで調べて)花弁が6枚だからノカンゾウか。このようにきれいな花は咲くけど、あまり種はできなくて、主に地下の根茎や球根から増えるらしい。じゃあなんで花が咲くんだろうね。

 

「カンゾウさん、カンゾウさん、そのお花はなんで咲くの?」

「それはお前に食べられるためだよ!」

 

こっちは花弁がたくさんの八重咲だから、ヤブカンゾウか。

八重だからヤブと覚えた。中国原産の多年草。

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ヤブカンゾウは三倍体で結実しないから、種はまったくできないとか。

じゃあなんで花を……

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左がノカンゾウ、右がヤブカンゾウ。

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せっかくなので、蕾を少々いただく。

あ、なんかいる。

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お、おう。

アブラムシさんがいないところを選んでチョキン。

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カンゾウの蕾を食べてみる

アブラムシ先輩もいらっしゃったので、とりあえずよく洗う。

ノカンゾウとヤブカンゾウ、味比べをしたいところだけれど、混ざっちゃうとわからないですね。

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どうやって食べるのかな。

とりあえず1分ほど茹でるか。

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水でさらす。

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並べてみた。

どれくらいが美味しいんだろう。

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食べてみると、意外にもアスパラガスのシャキっとした縦に繊維が入っている食感と甘み、そこにエンドウマメの旨味と甘さ、ツルムラサキの滑りと少々のアクを足した感じ。新芽の味の延長線だけど、蕾なのでやっぱりちょっと違う。

あー、おもしろい。おいしいなこれ。これ野菜好きが好きな野草だ。

成長具合による違いは……基本同じ味かな。

小さいほうがシャキシャキ感があって、甘さが強い気がする。

大きいほうは柔らかくてうまい。そして量が多い。

どっちもおいしい。

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花粉が苦いかなと思ったけれど、そんなこともなかった。

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次はオリーブオイルで焼いて、ペコリーノ・ロマーノ(ヤギのチーズ)で味付けしてみよう。

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うわこれ、めっちゃ合う。

白ワインください。

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疲れないけど心地よい噛み応えに、いろんな野菜に似ているから馴染みがあるけど新鮮な甘みと旨み。

なるほどー、近所に生えていないかな。

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今度は5分ほど蒸してみる。

水分が抜けた感じに仕上がった。

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味は水っぽさもなく上々。

味は茹でたものに似ているけれど、やっぱり味が濃い気がする。

でも茹でたほうが瑞々しいかな。

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こちらは生の蕾をフードドライヤーで干したもの。

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冷凍保存しておいたものを、胡麻油で焼いて醤油。

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うまい。繊維が強くなって、キュウリの古漬け感がでた。

これはこれでいいけれど、やっぱり新鮮なものがいいかな。

新鮮なうちに食べられるくらいを採ってくるのがよさそうだ。

 

今年もノカンゾウの蕾を見かけた

で、2020年の7月中旬。

去年カンゾウを食べたことをすっかり忘れていたけれど、たまたま見かけたので思い出した。

そうだ、私はこれが好きだったんだ。

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この日はノカンゾウばっかりだった。

どれくらいの蕾がおいしいんだっけと、過去を忘れた男は思う。

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このくらいの開きかけでも食べられるんだっけ?

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某Pさんから、とあるちょっと高級な焼き鳥屋さんでは、金針菜を串に刺しで焼いて出すと聞いたので、それを作ってみた。

小さめと中くらいをそれぞれ刺して、魚焼きグリルで焼く。

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串の持ち手が焦げたよね。

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塩をパラリで食べてみると、シャクシャクシャク。

そうだそうだ、このアスパラみたいな食感と甘味が金針菜の味だった。

これいいわー。蕾三つくらいまとめて口に入れると幸せ。

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醤油をかけるともっとうまい。甘さがぐっと引き立つ。

この食べ方だと、硬くてしっかりした小さいものがうまいかな。

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その数日後、そういえば咲く寸前みたいな蕾がまだあったなと思い出す。

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どうしよう、これ。串には刺さらなそうだし、焼くか。

胡麻油で刻んだニンニクを炒めて、そこに蕾を入れて、味付けは塩と醤油少々。

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あんまり期待せずに食べたら、なんだこれすげーうまい。

さすがは開きかけ、花粉の効果なのかな。独特だ。

甘み、苦み、香り、最高。ちょっと漢方っぽさもある。

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この花粉で黄色くなった油がうまいんだよね。

ちょっと下品に皿を舐めそうになったけれど、大人なのでパンを焼いで吸わせちゃうぜ。さらにマーガリンも追加しちゃうぜ。

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カンゾウ、記憶よりもおいしかった。

また来年見掛けたら、食べる分だけとってこよう。

 


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特別な道具を使わずに作る「手打ち中華麺」で、本格的だけど簡単な手作りラーメンに挑戦してみよう

 

 

 

こんにちは。「みんなのごはん」に寄稿しました。

r.gnavi.co.jp

製麺機もパスタマシンもあるからこそ、それらを使わない完全手打ち麺を、どうやったら効率的かつ簡単に作れるかを研究した結果の結晶になります。

今度ワークショップやりたいですね。

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よろしくお願い致します。

 


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外来種のタケオオツクツク観察会2020

 

 

 

埼玉県の竹藪で増えているタケオオツクツクという外来種のセミ観察会に今年もいってきました。観察会というか、勝手に見てくるだけですが。

まだ明るい18時半くらいにいくと、ちょうど鳴き始めたところで、ギュイーンという独特の機械音が聞こえてきた。

幼虫の出現はそれから少し後で、全体が暗くなってきた位からポツポツ登場し、成虫が鳴きやんで無の暗闇になった19時過ぎくらいから、一斉にモゾモゾとでてきた。

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このボリューム感、すごいわー。

お腹の長さが独特。

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産卵管があるからメスかな。

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日曜で人が多かったのと、蚊に食われてさっさと帰りたくなったので、残念ながら羽化の様子は見られず。何しに来たんだ。

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これは在来種。アブラゼミなのかミンミンゼミなのかは不明。

サイズ感が全然違う。ボクシングでいうと3階級くらい違うのよ。

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ビロードな質感が美しいカミキリムシ。

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オールバックっぽいロカビリーなバッタ。

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以上、楽しかったです。

 

一昨年(初めて)のレポート。

blog.hyouhon.com

 

 昨年のレポート。

blog.hyouhon.com

 

 

 


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櫻田智也「蟬かえる」を読みました。「蝉かえる」かな。

 

 

 

数日前に北海道在住の友人、櫻田智也の新刊「蟬かえる」が届いた。

蟬が機種依存文字なので「蝉かえる」と書くべきなのかな。

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蝉かえる (ミステリ・フロンティア) [ 櫻田 智也 ]
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いや友人は嘘かもしれない。実際にあったのは一度、デイリーポータルZのイベントで、当時お台場にあったカルチャーカルチャーで軽く挨拶をしたことがあるだけだ。

岩手に住んでいた櫻田さんは、震災後に出身地である北海道へと戻り、いつのまにかミステリー小説の作家になっていた。櫻田さんの文章は、デイリーに連載していた「本人の目線で語られるヴィジュアルインパクトが最高の体験レポート」しか読んだことが無かったので、紙に縦書きで印刷された文字だけの長文でも飽きさせない筆力に驚きつつ、羨ましくも思った。もし最初から小説家を目指していたのであれば、デイリーへの寄稿はどういう意図の遠回りだったのだろう。

デビュー作の「サーチライトと誘蛾灯」、その感想をこのブログにしっかり書いた覚えがあったが、見返したら特に中身のない紹介だった。まあいいか。

blog.hyouhon.com

 

前作は昆虫好きの青年である魞沢泉が、たまたま出逢った事件の謎をちょっと俯瞰した立場から飄々と解くミステリーだった(っけ?)が、本作は出来事自体に魞沢泉本人が関わっている話が多く、目の前で起きた殺人事件の謎を解いて真犯人を捜すというミステリーのフォーマット(二時間ドラマとかコナンとかのアレ)から大きく外れている。

ミステリー小説だからそういうもんだろうなと思って読み始めると、全話で裏切られることになる。まったく先の見えないストーリーに「これは一体何の話なんだろう?」と思いながら読み進めると、途中から物語の芯がはっきりした輪郭で見えてきて鳥肌が立つ。

犯行のトリックではなく、その事件に至る動機、心の揺れこそが主役の物語。

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収録されている物語は5篇。セミ、クモ、甲虫(フンコロガシ)、ホタル、ハエと、どれも昆虫の存在が重要な鍵となっているが、それは謎を解くためのものではなく、昆虫好きの魞沢泉というキャラクターと各物語をつなぐチェーンキー。魞沢泉が虫に詳しいだけで、別に読む側が虫に詳しい必要はない。ただ虫好きの方がピンとくるかも。

ネタバレにならない程度に訳の分からなさ(良い意味で)を書くと、本のタイトルにもなっている「蟬かえる」は、山形県にある架空の神社周辺を舞台とした物語で、ずいぶん緊張感のあるスタートを切ったなと思ったら、昆虫食を研究している大学の非常勤講師がふわっと登場して、なんだなんだこの展開はと心がざわめきだして……

ええと、何を書いてもネタバレになりますね。こういうミステリーの紹介ってどうやって書くのが正解なんだろう。タイトルから内容が予測できないことも含めて作品なのだと思うので、ここまで書いておいてあれだけど、私がそうだったように、前情報なし、先入観なしで、ページを捲っていただくのがいいのかな。

といいつつ内容がわからなすぎるのもあれなので、櫻田さんのツイートを張っておく。

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昨晩、翌日(今日)が大雨の予報のため楽しみにしていた撮影が中止になったので、ならばと夜更かしをして一気読みしたのだが、遅く起きたらカラッと晴れていて腹が立った。行けたじゃん。

櫻田さん、お元気そうで何より。

 


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