水天宮にある西北拉麺のミョーンと伸びる独特の麺が好きで、近くに来ると寄っている。といってもそんなに近くまで来ないので、まだ4回くらいだけど。
詳しくはこちらをどうぞ。
で、そんな麺に特徴がある西北拉麺が、手打ちから押出式製麺機に変わったという気になる情報が公式ツイッターに!!
【進捗状況】
— 西北拉麺 (@XibeiRamen) April 1, 2020
"押し出し式製麺機"
順調に動いてくれてます ホッ
ただ…麺生地の調整と無かんすい
難しい
がんばります⚡︎ pic.twitter.com/vct0wZiS95
ええええ。あのビニョーンと伸びる麺が製麺機になったことで(しかも押出式)、どんな変化があるかなと都内にでる用事があったので試してみることにした。
看板などは変化なし。
メニューは変わったのかなと食券販売機の前に立つと……情報量が多いな。
ええと、「気まぐれ」ってなんだろ。
「こちら」をクリックすると拡大します。ゆっくり悩もう。
えーっと、何を頼めばいいんだろう。
と、悩んでいたら次のお客さんがきたので、とりあえず定番の牛肉拌麺をポチ。気が付くと毎回これを頼んでいるような。
でも今回は麺の確認なので、しっかりと味を覚えているこれがいいよね。
ちなみに「拌麺」が汁なし、「拉麺」が汁あり。
食券を手にして、いつもなら製麺する様子が見える奥のポジションに着席。
麺の太さや形を選べるらしいが、とりあえず標準を大盛りで。
並と大盛りが同じ料金というサービスが私のダイエットを邪魔する。いいんだけど。
目線を奥にやって厨房を確認すると、製麺台と茹で釜の間に、なにやら筒状のパーツを構えた道具が。これが噂の押出式製麺機なのだろう。
店員さんが生地の重さを量って機械に入れると、筒を中心に製麺機がクルっと回転。あ、その筒から麺が出るんじゃないのか。
そして釜の上にきたパーツから生地が押し出されてニョーン。
うおー!機械だー!
まるで韓国とか盛岡の冷麺を作るみたいな押出式製麺機。
茹で時間は前よりちょっと長いかな。
何度も引っ張って伸ばしていた従来の麺と、一気に押し出す現在の麺。さてどのような違いが出るのか、意外と変わっていないのか。
盛り付けられた姿は、これまでと基本的に同じ。ちょっと麺が太くなったかも。
下は前回までの麺。写真が一眼レフでとったので綺麗なのは無視してね。
さっそくよく混ぜて食べてみると、おおおおおおおお、おお。
おおお。
なるほど、これはちょっと違う麺だ。
これまでの「驚くほどミョーンと伸びる独特の麺」と同じタイプではあるんだけれど、伸びに加えて噛んだ時の弾力、コシがぐっと強くなっている。
「ミョーン」から「ミョムニュ」。
これまで「伸び9:コシ1」みたいなバランスだったのが、「伸び7:コシ3」になった感じ。引っ張ると伸びるけれど噛むとコシを感じるみたいな。ゴムのような柔軟性重視からバネが強い筋肉質の麺になっている。なんか書けば書くほど伝わらないかも。
といっても麺の基本路線は同じであり、前回と比べるとこのように変わったように感じるという話。たぶん。生地を麺にする製法はまったく違うけれど、生地自体の鍛え方は同じなのかな。
食べ進めて気が付いたのだが、前よりも伸びにくくなっているようなので、この麺だったら汁ありの拉麺もかなりよさそう。なんというか安定感があるのよ。
あと麺の本数が違うね。前は超長~い一本麺だったのが、穴の数になった分だけ短く食べやすく、テーブル上から麺を切るためのキッチンバサミがなくなった。
オーナーさんの話だと、この押出式の製法に合わせて小麦粉と塩を選びなおし、途中で加えていたかんすいを省いたとのこと。無かんすい麺なので分類上は「うどん」になるのかもね。こんなうどんは食べたことないけど。ちなみに発券機にあった冷麺用の麺は、卵入りの生地を使っているとか。それも気になる。
次は何を食べようかと悩むために、メニューの写真を撮っておいた。
夜はおつまみもあるみたい。
ということで、あくまで西北拉麺という独自のカテゴリ内で、麺が大きく変わった印象でした。ステッカーもらえるよ。
職人さんがミョンミョンと麺を伸ばしてくれる姿を眺めながら待つ時間が好きだったけれど、これはこれで好きな麺。うん、作りたい。あの伸ばす工程がないので、押出式製麺機があれば私にも作れるかも!今度試してみようと思います。
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