私的標本:捕まえて食べる

玉置標本によるブログ『私的標本』です。 捕まえて食べたり、お出かけをしたり、やらなくても困らない挑戦などの記録。

カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)の完熟した豆は杏仁豆腐の香りがする

 

 

 

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カラスノエンドウはフェモの香りがするらしい

365日野草生活ののんさんから、唐突なLINEがきた。

 

のん:「カラスノエンドウも、フェモの香り」

 

お、おう。 ……え?

カラスノエンドウというのは道端に生えている草。正式名称はヤハズエンドウというらしいけど、一般的にはカラスノエンドウなのかな。私はカラスエンドウって呼んでいたけど。

エンドウカラスっていうと、ちょっと格好いい。ちなみにスズメノエンドウという草もあるとか。

で、「フェモの香り」というのは、岐阜県を中心に増殖している外来種の昆虫「フェモラータオオモモブトハムシ」の幼虫を茹でてから数日寝かすと杏仁豆腐(というか杏仁ですね)そっくりという話。要するに杏仁豆腐っぽい香りがするということらしい。

フェモについてはこちらの記事をどうぞ。

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そもそも杏仁豆腐ってなに?っていう人はこちら。

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カラスノエンドウなら若い葉っぱをちょっと食べたことがあるけれど、普通の草の味だったような。鞘はそういう香りなのかな。そういえば食べたことないな、カラスノエンドウの鞘。おままごとでしか使わないよね。

 

のん:「剥きながら食べてたら、杏仁豆腐の香りして」

 

おっと、鞘ではなく、鞘の中にある豆だけを食べているのか。よくそんな小さなものを集めて食べようと思うな。

フェモが食べるクズもカラスノエンドウもどちらもマメ科。なんとなく同じ香りがする理由というか共通点がわかるような気もするけれど、いやでもそんな話は聞いたことがないよなあ。カラスノエンドウを食べる人があまりいないだけなのか。

カラスノエンドウの鞘を集める

気になるので試してみるかと、畑の脇でカラスノエンドウを探してみる。

もちろん探すまでもなくあった。

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かわいい花ですね。

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カラスノエンドウというだけあって、エンドウの花とほとんど同じ。

人間が食べる品種と似ているけれど、ちょっと食べる気にならない存在は、なぜかカラスが押し付けられがち。カラスノエンドウとかカラスムギとかカラスウリとか。

そういえばカラスウリで麺を作ったら、すごくつらかった。

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鞘もすぐに見つかった。

この成長具合、エンドウマメだったら食べ頃なんだろうけれど、豆目的のグリンピースとしては小さいか。

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食べられない大きさではないけれど、おいしそう……ではないな。

ちょっと硬そうだよね。

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さらに探すと、群生しているポイントからちょっと外れたところに、一匹狼的に育っているカラスノエンドウがポツポツあって、そちらは鞘が立派になっていた。

日当たりの問題だろうか、栄養分の差だろうか、群れていない方が成長は早いようだ。

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しっかり太ったサヤなので、これなら豆が採れそうだ。

わざわざ食べようとは思わないけどな。

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上が未完熟、下が完熟。

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ついでに畑でエンドウの鞘、サヤエンドウを収穫していく。

やっぱり花がそっくりだ。サイズ感がカラスとタカくらい違うけど。

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さすがは品種改良された食用のエンドウ、鞘が大きくて柔らかい。

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取り残しの豆が大きくなったものを探して集める。

エンドウとカラスノエンドウ、比べると全然違うな。

確認してみると、カラスノエンドウはソラマメに近い仲間だった。ソラマメは栽培していないので手元にないな。

 ・カラスノエンドウ:マメ目 マメ科 ソラマメ属

 ・エンドウ:マメ目 マメ科 エンドウ属

 ・クズ:マメ目 マメ科 クズ属

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これまでカラスノエンドウを食べようと思わなかった理由は、同じシーズンにおいしいサヤエンドウが食べ放題だからなんだよね。

フェモの匂いがすると聞かなければ、今後も食べることはなかったかも。

未熟なカラスノエンドウと完熟のエンドウを試食してみる

帰宅後、さっそく味と香りの確認をしてみよう。

 まずは豆がまだ小さいカラスノエンドウを茹でてみたが、やはり青臭いだけで、フェモっぽい杏仁の香りはしない。どちらかというとシトラスのような爽やかさだ。一応ちょっと食べてみたが、硬くておいしいものではない。

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続いては豆が育ったエンドウマメ。まだ鞘が柔らかいサヤエンドウはよく食べているが、杏仁の香りを感じたことはない。

ここまで育つとするのかもと茹でて確かめてみたが、美味しそうと感じる青豆の香りだけ。ですよねえ。

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中身の豆も、ただただおいしそうな香りである。そして食べると甘くてうまい。これぞ食用の食べ物だ。

グリンピースは好きではないけど、新鮮なサヤエンドウの豆ならうまいんだね。

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完熟したカラスノエンドウは本当に杏仁の香りがした!

それでは本命、しっかりと豆が育ったカラスノエンドウを茹でていきましょう。

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熱湯で2分でいいかな。

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はい、茹でた!

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この時点で一応嗅いでみると、うわ、もう杏仁やアーモンドの香りがほのかにする!

すごい、本当にフェモ臭だ。

心臓をどきどきさせながら、中にある豆をチェックすべく鞘を開ける。

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開けたらフェモのように芋虫さんが鎮座していたらどうしようと思ったが、立派な豆が詰まっていた。

そして鼻を近づけると、さらに明らかな杏仁臭!

学生時代に友人(男)が、「お酒はこれが一番うまいと思うんだ」と飲んでいた杏露酒にの甘ったるい香りと青臭い記憶が蘇る。そいつは数年後、アマレットのカクテルを飲んでいた。どんだけアンズがすきなんだ。

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茹でて三日目のフェモみたいな強い香りではなく、小さな豆が集団になってようやく放つ程度の香りではあるが、明らかに杏仁。これはおもしろい。

ちょっと食べてみると、うっすら青臭い豆に甘ったるい香りが口に広がり、そのまま数粒食べ続けると、その匂いが累積していくという謎体験。なんだこりゃ。

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ちょっと入れ歯っぽい。

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まだ中の豆がそれほど育っていないものは、鞘を開いても例の匂いはほとんどしなかった。やっぱり、完熟することで、独特の匂いが生成されるようだ。

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茹でた豆だけをたくさん集めて、そこに鼻を近づけると、笑えるほど杏仁だ。

あははは。

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あれ、もしかして、完熟した鞘なら生でも匂うのかなと試してみると、鞘の外からは青臭さだけだったが、開けて豆を露出さえると、うっすらと杏仁の香りがした。

おおお、この段階でも香るのか。

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杏仁やアーモンドの香り成分はベンズアルデヒドというらしい。量によっては有毒なのかな。食品に含まれるのは、ものすごく微量だとは思うけど。

それと同じものなのかはわからないけれど、ベン豆アルデヒドということでどうだろう。

翌日になると杏仁の匂いがアップ!

取り出した豆を蓋つきの容器に入れておき、冷蔵庫で一日保管した。

フェモの香りも、寝かした方が強くなる。

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そしてフタを開けて嗅いでみると、期待通りに杏仁臭がパワーアップ!

これでフェモ二匹分くらいは香っているのでは。

あはははははは。

その昔に杏仁豆腐を種から作り、フェモラータオオモモブトハムシの幼虫を食べてその匂いに驚いた経験があってこそ、もっと身近な存在であるカラスノエンドウの豆が同じ系統の香りだというのが笑える。

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味は青臭いけど、香りは甘ったるいというギャップ萌え。

別に食べなくてもいいとは思うけど、ちょっと嗅いでみるといいかもね。

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皆さんもこの機会に、自分のイメージと違う冒険をした香水にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。なんてな。

※その辺の植物をやたらに食べるのはおすすめしません。特に多食はダメよ。

 

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川原にいくらでも生えてる雑草「クコ」の新芽がおいしくて驚いた

 

 

 

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クコの葉っぱが食べられるのは学習済みだ

杏仁豆腐でおなじみの赤い実、クコの実。

中国っぽいイメージのある食材だが、日本国内でもその辺の川原とか土手とか手とかにバンバン生えていたりする。いや手には生えない。外来種ではなく在来種のようだ。

実があるということは、茎や葉っぱも当然あるのだが、その葉っぱも食べられると知って驚いたのが去年。

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前は真冬だったけど、春の方がおいしいのではと、ふたたび試してみた。

適当な川原をチェックすると、相変わらずモサモサだ。

この時期だとやっぱり赤い実はない。ちょっとほしかったんだけどな。

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さすが新緑の季節、クコも葉っぱが柔らかくて美味しそう。

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その辺で採ってきたハルシメジ、豚肉を醤油と胡椒で炒めて、仕上げに摘んだクコの葉っぱを入れて軽く火を通せば、足りなかった彩りと風味をバシッと補ってくれる。

入れるのと入れないのだと全然違う。やっぱりいいわー。

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この時期は葉っぱが柔らかくてうまいことを確認。いや歯ごたえがあるくらいの葉っぱもいいけど。

クコの葉っぱ、この三倍くらいいれてもよかったな。

クコは茎も食べられるらしいぞ

っていう話を、某ざざむしさんや某きのこおじさんなんかとLINEでカチャカチャしていたら、「葉っぱもいいけど、クコはクキがうまいんだ」というじゃないか。

え、なにその五段活用みたいの。クコ、クキ、クウ、クレみたいな。

あの、棘のある?

掴むと痛い茎?

茎ってワカメ以外で食べられるの?

クコのクッキーじゃだめ?

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茎といっても育ち切っている硬い部分ではなく、この時期に伸び盛りの新芽部分。緑色の茎が食べられるのだとか。

へー。

ということで、買い物のついでに川原に寄る。

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クコの先端を注目してみてみると、確かに新芽は柔らかそうだ。

いやでもこれを食べるのか―。

ちょっとセイタカアワダチソウっぽい。

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これはどこまで食べられるのか。茶摘みのように先っぽだけが無難なのか。意外と下の方まで食べられるのか。

こういうときは、とりあえず指で曲げてみる。

無理なく曲がる範囲なら、柔らかいので食べられることが多い。

先の10センチくらいがクニャンとなった。見た目よりソフトだな。

竿でいったら超先調子。湾フグ用に最適。ここが食べられるところなのかな。

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ここから先をハサミでチョキンと切って集める。

これが本当に食べられるのなら、この辺りで一番集めやすい食材なんだけどな。

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クコの茎を実際に食べてみた

帰宅後、とりえあず水で洗う。この時期だからなのか、虫の類は出てこなかった。

しかしこの茎、本当に食えるのかい。皮はむかなくていいのかい。

なんというか、柔らかい棒なんだけどな。

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前回との比較として、同じようにハルシメジ、豚肉と炒める。

味付けは塩だけでいいかな。

ジャンジャラジャジャーン。

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はい、できた!

東南アジアでこれが出てきたら、おそらくこの茎を残す気がするな。下手したら葉っぱも残す。レモングラスとかコブミカンの葉っぱっぽい。

これまで食べてきた雑草の中で、一番食べる側の度胸を試されている感じだ。

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ドキドキしながら食べてみると……なんだこれうまいじゃないか。春を感じさせてくれるほろ苦さが素晴らしい。

シャクシャクとした歯ごたえは、カラシナの新芽くらいの硬さで問題なし。意外と繊維が歯に残らない。うん、食えるぞ、この茎。きっと便秘解消にも最適。

前回食べたクコの葉とハルシメジと豚肉の炒めものが最高だと思っていたけど、この茎の歯ごたえが足りなかったんだとすら思ってしまう。葉唐辛子の代わりになるな。

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野菜というよりは嗜好品。お茶のような深みもある。これいいわー。

南米ではコカの葉っぱを食べる(噛む)らしいが、クコをコカだと思って食べると、ちょっと多幸感が増してくるかも。知らないけど。

結論、クコの茎はクキクキしてうまい。

また一つ、その辺で手に入る食材の守備範囲が増えてよかった。

あの人たちに騙されていたらおもしろいなとちょっと思っていたんだけど、本当だったんだ。とかいって、この記事がすべて嘘だったらおもしろいですね!

ということで、食べられる植物に興味を持ったらこちらをぜひ。

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イタドリのジャムを作ってみる

 

 

 

物々交換でイタドリジャムをもらう

某日某所、某きのこ好きのおじさんにラーメンを届けに行く。

受け渡し場所であるクーラーボックスを開けると、中には謎の小瓶が入っていた。

なんでもイタドリのジャムだとか。

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たまに聞く存在で気にはなっていたのだが、ジャムを食べる習慣が無いし、近所にイタドリも見当たらないので、縁のなかった存在だ。

イタドリはルバーブに似ているという話だが、ルバーブを食べたことないな。なんでも酸味があるのだとか。

とりえず食べてみるかと、食パンをトーストにして、たっぷりと塗る。

見た目は梅のジャムみたいだな。

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食べてみると、梅にも似た酸っぱさがある、とても爽やかなジャムだった。

これが雑草でできるのかと思うと、ちょっと作ってみたくなるね。

ありがとう、カメラ好きのおじさん。ラーメン用の肉を入れ忘れてごめんね。

フナが釣れないのでイタドリを収穫

そして後日、近所にフナを釣りに出掛けた。

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サカナは不在、カサしか釣れなかった。

昔はよく釣れたんだけどな。フナはどこへ消えた。

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あまりに釣れないので近所を散策していたら、イタドリらしき草が生えていた。

これ、イタドリでいいのかな。ちょっと細いけど。

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いっぱいある。

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新芽を食べるイメージだが、これは育ちすぎだろうか。

365日野草生活ののんさんに聞いたら、「ポキンと折れるところまで」が食べられるところだとか。野草の世界でよく言われる独特の表現だね。ワラビとかさ。

イタドリ、まずいそ!

これとか、ちょうど良さそう。

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ポキンと折れたので、皮を剥いてかじってみる。

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これは、まずい!

すっぱしぶにがい!!

うーん、私の苦手なシュウ酸系だ。

同じタデ科のスイバに似た酸味があるけど、これが本当にあのジャムになるのか。

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ちょっと試してみましょうか。

フナも釣れなかったことだしさ。

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ノビルは太いのがたくさんあった。

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イタドリジャムを作ってみる

※以下、自己流の作り方なので正解という訳ではありません。

スイバは皮が硬いので、これをしっかり剥かないといけないだろう。

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ネットで適当に検索すると、お風呂くらいのお湯にしばらく漬けると、皮が剥きやすくなるのだとか。本当かな。

まあやってみるかと、洗うついでにお湯へドボン。

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30分後、剥く。

皮と中身の硬さがはっきりと違うので、簡単に剥けてくれる。

クズの新芽の皮より全然剥きやすい。

お湯に浸けた意味は体感的に不明。多少はあく抜きにもなるのかな。

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穂先の柔らかい部分はカットしたけど、そのまま入れて良かった気もする。

穂先イタドリ、やわらぎジャムとかどうだろう。

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収穫一年目のアスパラみたいになった。

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これを適当に刻む。

ワケギみたいに小口切りにしたが、もう少し大きく切るのが正解のような気もする。

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これをあく抜きするのではなく、いきなり砂糖漬けにするらしい。

適当な量の三温糖をドーン!

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混ぜたら、豆菓子みたいになった。

うまいかなと思ったが、にがしぶすっぱあまかった。

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冷蔵庫で一晩おくと、すっかり水分が出た。

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これを汁ごと煮詰める。

さすがに量が少なすぎて作りにくいな。

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あまり煮詰めず、イタドリの形を残してみました(面倒だったので)。

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食べてみると、ちょっと甘すぎたけど、いただいたジャムと同じような爽やかなものができた。あの生で齧ったときに感じた、強烈な苦みと渋みはどこいった。

イタドリのジャムはイメージしていた以上に美味しく、作るのも簡単で、売っているものに似ていない存在(これ大事)だ。ヨーグルトにも合うかな。イタドリは煮物にしてもおいしいのだとか。

すごくおいしいけど、シュウ酸がやっぱり気になるので、食べるのは多くても週三回くらいまでにするべきかな。はい、シュウ酸だけに週三。

なにごともやってみるって大切だね。これはまた作りそうだ。

 

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葛(クズ)の新芽は枝豆みたいな味がする

 

 

 

アミガサタケを探してフラフラしていたら、葛(クズ)の新芽があった。

クズといえば、新芽を天婦羅にしたら喉がイガイガしたり、根を掘って葛粉を作ったら軽いぎっくり腰になったり、毎年三重県まで葛に潜むフェモラータオオモモブトハムシの幼虫を探したりと、わざわざやらなきゃいいのにということをやりたくなる腐れ縁のような存在である。クズ同士。

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新芽はアナジャコの爪みたいでかっこいい。

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そういえば、365日野草を食べているのんさんから、この新芽を茹でて、皮を剥いて(ここ大事)食べると、おいしいという話を聞いた。

それくらいなら簡単なので、ちょっと試してみよう。皮を剥いて食べるほど太い新芽があまりなかったけれど、味くらいは確認できるかな。

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このムダ毛は皮ごと剥くということで、サッと洗って塩茹でに。

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はい、できた。

見た目は、サヤのない枝豆っぽい。

サヤのない枝豆を皿に盛って出されると、いじわるされているみたいですね。

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せっかくだからビールを用意しましょうか。

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これの皮を剥くのは、上からなのか、下からなのか。

とにかく剥く。

フシとか葉っぱがあるので、フキよりは剥きにくい。

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剥くと栽培一年目の細いアスパラみたいになった。

可食部分の少なさよ。

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そのまま食べてみると、さっくりかつ若干のねっとり感のある棒状の枝豆みたいでうまい。うまい棒だ。味付けは茹でる水に入れた塩気だけで十分。

なるほど、葛はああ見えてマメ科の植物だから、茎も枝豆系の味なのね。

でも枝豆とは、食感と形状が全く違うのがおもしろい。

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おいしいんだけど、剥くのが大変。皮が少しでも残ると台無しだし。

これはカニより無口になるタイプのつまみだ。

ローカロリー&スローフード(食べる速度が)。ダイエットに最適。

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うまいんだけど細いねっていう報告をのんさんにしたら、「時期が早すぎる。夏から秋になると太くなる」との回答が来た。

そうか、新芽なので春だとばかり思っていたが、皮を剥いて食べるなら、茎が成長した夏か秋が正解か。ハゼの天婦羅と並べたい。

ということで、また一つ楽しみが増えて良かったなという話でした。

 

そんな訳で、のんさんから教わった話が登場するこの本はいかがでしょうか。

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謎のシダ植物(ミドリヒメワラビ?)を食べてみる

 

 

 

※同定のできない野生の動植物をむやみに食べてはいけません。

コゴミっておいしいですよね

4月の頭に、近場にあって私が知っている唯一のコゴミを採りに行った。

ものすごく草ぼうぼう。

ここは草がない時期に別のターゲットを探していて、たまたま巨大松ぼっくりみたいなコゴミの株を見つけた場所である。このタイミングに行けばコゴミが採れると思ったんだけどな。

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その草をかき分けると、あった!

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数日早いかなというタイミングだったけど、確かにコゴミが生えてくることがわかった。身近なところでこういう秘密の採取スポットを見つけられるとうれしいよね。

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味見用に各株から1本ずつ、合計数本だけいただく。ありがたや。

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そして数日後、そろそろコゴミが食べごろに育ったかなと確認しにいくと、そのポイントは丸坊主になっていた。草刈りである。

スキャンダルがバレたAKBを思い出す。悲しい。

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謎のシダ植物を発見!

ポタポタと心で涙を流しながら、他に食べられるものはないかと歩いていたら、謎のシダ植物の芽を発見。

明らかにワラビでもゼンマイでもコゴミでもないけれど、美味しそうな気がしないでもない。

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シダ植物には詳しくないので、名前がわからないな。

でも先日、ツイッターを眺めていたら、カメ五郎さんがワラビやゼンマイではない何かをとって食べていたし、ちょっと試してみようかな。

コゴミに振られた俺には、謎のシダ植物がお似合いさというヤケもある。

それにしても名前がわからないのはちょっと怖い。

そこで「シダ植物はわからない。なんですかこれ。」という雑なツイートをしたら、なんとカメ五郎さん本人から返信が来た。そんなことあるのか。ちなみにこちらは一方的に知っているけれど、会ったことはないよ。

※ミメワラビはヒメワラビの打ち間違えと思われる

おおおおっ、さすがツイッター。

シダ植物の同定チャレンジ!

よし、せっかくヒントをもらったことだし、謎のシダ植物をちょっと持ち帰って確認してみようか。

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撮ってきた写真を開き、その特徴を確認して、ヒメワラビやサトメシダと比べてみる。

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参考にしたページ:

https://www.ne.jp/asahi/sunsun/tanpopo/mikurabe/himewarabirui/himewarabirui.htm

https://soyokaze2jp.blogspot.com/2018/08/blog-post_92.html

シダ植物を同定するには、①毛の有無 ②小羽片の柄の有無 ③胞子嚢群のつき方 ④包膜の有無 ⑤第二小羽片の切れ込みの仕方がポイントらしい。なにいってんのかわからない感がすごい。

小羽片の柄の有無、第二小羽片ってどこだ。

でもこれ、麺でいったら「高タンパクの外麦強力粉を低加水の中太麺ストレート」みたいに、その沼に足を突っ込めば「あー、はいはい」ってなるんだろうな。

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小羽片は、上の写真だと横に羽軸に沿って伸びる大きな葉っぱ(羽片)の、上下に生えている小さな葉っぱらしい。

そして第二小羽片は、そこに左右方向に出ている小さなパーツ。

柄(つか)は、葉(っぽい部分)の根元部分。

よって、上写真は「小羽片は有柄かつ対生(向かい合わせ)、第二小羽片の切れ込みは対生」と思われるので、ミドリヒメワラビの説明に一致するような気がする。サトメシダは葉っぱの感じが違うかな。これが若すぎてよくわからないが。

 

そして同じ場所に生えていたこちら。違いが判るだろうか。

下写真は「小羽片は有柄かつ交互、第二小羽片の切れ込みは対生」なのだ。きゃー!

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こうやって細かく見ると、違う種類っぽい。

ヒメワラビかと思ったが、柄があるなこれ。

ではこれが何かと言われるとわからない。深いな、シダ植物。シダ植物の同定フローチャートとかないかな。あるんだろうけど。

そういえば収穫した新芽も、毛深いのとそうでもないのがあるね。

とにかく調理してみる

そんな調べごとをしているうちに二日が経過してしまった。

採って時間が経つとアクが強くなるので、山菜系はすぐ調理するのがセオリーなのに、ごめんなさいね。

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コゴミのようにアクのない種類なら塩水で茹でるだけでいいのだろうけど、これは謎のシダ植物。ミドリヒメワラビとその仲間たち。

ちなみにミドリヒメワラビの味を調べたら、「普通は食べません」という記述しか見つからなかった。味以前の話らしい。ツイッターのベジータもこのように語っている。

収穫してから時間のたったミドリヒメワラビ的なシダ植物。重曹(炭酸水素ナトリウム)入りのお湯で茹でようかと思ったが、さらにアルカリ性が強い炭酸ナトリウムがあったので、これでいってみよう。

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小さじ一杯を入れる。ちょっと多いかも。

混ぜた水を舐めてみたら、舌が溶けるかというくらい苦かった。ぐえ。

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細かい毛は茹でてからとればいいかと、そのままドボン。

この時点だと、まあまあうまそうにみえるね。

湯で時間はちょっと長めに2分でどうだ。

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ザルにあけて、水を何度も変えながらさらす。

あく抜き、そして炭酸ナトリウム抜き。

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お、行けるんじゃない?

これは食べられるかも!

と思って手に取って驚いた!

と、と、と、溶けてる!

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ナウシカにおける巨神兵みたいな溶けっぷり。

やっぱり茹でるお湯のアルカリが強すぎたかな。

洗い流すと芯の部分は残ったのだが、なんというか、寄生虫っぽいヴィジュアルになった。

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うーん。

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まあいいか。

謎のシダ植物の味

とにかく食べてみると、アスパラの持つ特有の苦みを300倍濃くしたような味。

これは苦みの界王拳状態や。スーパーシダ植物。悪い意味で。

本質的には嫌いな味ではないのだが、濃すぎて相当に厳しい。

インスタントコーヒーは好きでも、インスタントコーヒーそのものを小さじ一杯口に入れたら、苦くて吐き出すのと同じだ。

マヨネーズをつけても隠し切れない素性の怪しさ。

これが食用だと思っていないからこそのプラシーボ効果もあるのかな。

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ということで、素性のわからない草を食べるのは良くないですよというお話でした。ほんと、良くないね。あとシダ植物、難しい。

来年は同定をしっかりした上で、新鮮な状態で調理して、適正なアク抜きをして、ちゃんと評価したいと思う。単品だと厳しくても、かき揚げに混ぜるとかするといいかもね。そこまでする必要があるかは要検討ではあるのだが。

カメ五郎さん、ありがとうございました。

 


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