「そこの路地裏にさあ、怪しい中華屋あるじゃん、あそこのチャーハンが実は有名なんだって」
「美味しいんですか?」
「いや、食べたことはないんだけどね。噂で。」
そんな会話をラーメン大好き、チャーハン大好き、でもラーメンライスは許せないという知人とした数日後、五反田のとても説明しづらい路地裏にひっそりとあるその中華屋へ、ちょっくらチャーハンを食べにいってきた。
燕京、読み方は知らない。
店内に入り、厨房がよく見えるカウンターに腰掛け、チャーハン大盛りを注文。750円。
ちなみに、ラーメン屋でチャーハンを単品で頼んだのは人生初だ。私も大人になったのだなあ。
目の前でとても血圧の高そうなおっちゃんが、中華鍋に卵ドーン、チャーシュードーン、ネギドーン、ご飯ドーンとドンドンいれて強火で鍋を煽りまくる。
いい感じに炒めつけたところで、「はい、でっかいの!」と私の注文したチャーハンをドーンと突き出してくる。
でかー。お茶碗3杯分くらいあるな。しかし、ラードをたっぷりとまとったご飯はパラパラしていて、濃いめの味付けがセットでついてきた薄らぼけた味のスープと相性バッチリ。一気に食べられてしまうのだよ。うめー。
I LOVE 炭水化物 with 油。
あーあ。