山形県の庄内自然博物園構想事業の学習交流拠点である「鶴岡市自然学習交流館ほとりあ」が駆除したザリガニを使った、アメリカザリガニ粉末「ざりっ粉」のモニター募集というのをやっていたので、ちょっと応募してみた。
http://www.city.tsuruoka.lg.jp/seibi/kankyo/nature-forestculture/zaricco2020.files/zari_c.pdf
届いたのがこちら!かっこいい!
資料によると、ザリガニを洗浄して、茹でて、乾燥して、粉末にしたものだそうです。
「微」と「粗」ってなんだろう?
開けてみると確かに「微」と「粗」。
「粗」は乾燥した唐辛子かと思うほどの粗さ。本当に粗い!
香りはテナガエビの唐揚げとか、かっぱえびせんっぽい。おいしそう。
舐めてみると泥臭さもなく、ザリガニの味がしっかりする。ポテトチップスとかフライドポテトのフレーバーにも良さそうだ。
追記:ザリガニの味については、こちらの記事でご確認ください。
ザリそば
さてどうやって料理しましょうか。
まずは「粗」をニンニクと油でじっくり炒めて香りを移して、茹でた中華麺と炒めて「ザリガニ焼きそば」、略して「ザリそば」なんてどうだろう。
ニンニクとザリガニの香りが立ってきた。
中華麺を製麺しておく。
茹でた麺を加えて、油をよく絡めて焼く。
味付けは塩と醤油だけで勝負!
はい、できた!
ザリガニの殻が唐辛子っぽいので辛そうだけど、実は辛くない甲殻類が香るおいしい焼きそばになった。
ザリスープ
しかし「粗」は硬すぎるかな。加熱しても硬いまま、歯に詰まるぜ。
どうやって食べるのが正解なんだろう。そのまま食べずに出汁するのが正しい?
ではスープにしてみましょう。
「粗」と昆布で出汁をとる。
濾す。
残り物のトマトと鶏ひき肉のスープで割って、春雨を加えてみましょう。
味見をしてみると、しっかりザリガニの香りと風味が加わってる。
仕上げに「微」を掛けて、ザリスープの出来上がり。
これはなかなかいいですね。甲殻類好きには堪らないザリっぽさ。
意外とザリ出汁は強いので、火鍋とか辛いスープに加えるのがいいかも。
ザリ玉
ざりっ粉は料理に香ばしさを加えてくれるけれど、具としてザリガニの実体がないのが寂しいので、「ほぼカニ」というカニカマと合わせてみることにした。
これでカニカマは「ザリカマ」となり、「ほぼザリ」になってくれるはず!
ほぼカニを炒めて、「微」のざりっ粉をドサっと。
これでザリカマ、ほぼザリだ。
これをカニ玉にしてみましょう。はい、ザリ玉ですね。
はい、できた!
食べてみると、カニカマを使ったカニ玉に比べて、甲殻類の風味が圧倒的に強くなり、高級感がアップ。これはいいかも。
ザリチャーハン
同じようにネギとカニカマと卵でご飯を炒めて、ザリチャーハン。
あー、これは本格カニチャーハンだ。いやザリチャーハン。
カニとはちょっと風味が違うのよ。
ざりっ粉とカニカマとの組み合わせは鉄板かもね。
現場からは以上です!