クコの樹が生えていた
縦長の画像からスタートです。
ちょっと所要で近所の河原にいったら、ちょうどいい感じ(収獲的に)のグミの樹があった。
間違えた、グミじゃない、クコだ。クコ。
クコの実を食べてみる
クコといえば、この赤い実。杏仁豆腐なんかに乗っている、あの赤い実である。
食べるときはだいたいドライなやつだけど、フレッシュなクコの実はどんな味なのだろう。見た目はとても甘そうである。唐辛子だったら辛いけどね。
よく洗って食べてみると、完熟プチトマトみたいな種がたっぷりと詰まっていて(微妙に食べたくない硬さ)、ピーマンみたいな苦みを持った大人の味だった。確かにクコはナス科の味だ(トマトもピーマンもナス科)。
なるほど、生のクコはうまいもんじゃないのね。ジューシーだけど微妙。
自然に干からびていたやつも食べてみたけど、フレッシュと似たような感じだった。売っているクコの実みたいに、干しブドウくらいカピカピになれば違うのかな。
クコの葉っぱを食べてみる
そういえば前に365日野草生活の人が、「クコは実よりも葉っぱの方がうまい」といっていた。そのときは、「いやクコといえば実でしょうよ」と思って試さなかったのだが(ほら保守的だから)、この生の実の残念な感じを知ると、もしかしたら葉っぱの方がうまいのかなという気もしてくる。
この木は真冬にも関わらず、なぜか葉っぱの状態がとても良いので、ちょっと試してみようかな。
なんて葉っぱを取ろうと手を伸ばしたらトゲが容赦なく刺さった。ちょっとした有刺鉄線くらい痛いよ。
生で食べるもんじゃないだろうけど、ちょっとだけ齧ってみると、生の小松菜みたいな青臭さと歯ごたえ。樹の葉っぱとしては、かなりマシな方である。これは確かに加熱したら食べられそうだ。
家に持ち帰って、どうやって食べようかなーと考えながら冷蔵庫を開けたら、坦々麺用の肉味噌が余っていた。それと合わせてサササっと炒めて、葉っぱがフニャっとしたところで完成。クコの葉の肉味噌炒めである。
赤いのはクコの実ではなく唐辛子なのだが、せっかくだから実を入れてもよかったかも。
さっそく食べてみると、微妙にほろ苦いけれど食べられる。少しアクがあるようだが、でもそこがいいよねというレベル。最初はちょっと違和感があったけど、食べすすめていくうちに、どんどんとうまいものと認識してきた。これは食べられる葉っぱだ。
単体でたくさん食べる食材じゃないけれど、なにかと合わせると良いアクセントになりそうだ。たとえばカレーリーフとかコブミカンの葉っぱとかバジルの代わりに、南インドとかタイとかの料理に使うといいかもね。ザリガニでトムヤムクン的な何かを作るとか。葉唐辛子みたいにしてもいいかも。
クコの実の方がかわいいんだけど、確かに葉っぱの方が食材として有用だ。貴重なフレッシュスパイスとして今後も採用させていただこう。
※知らない野草は食べちゃダメ。生でやたらと食べちゃダメ。加熱してもたくさんは食べちゃダメ。全体的に安易にマネしちゃダメですよ。
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