私的標本:捕まえて食べる

玉置標本によるブログ『私的標本』です。 捕まえて食べたり、お出かけをしたり、やらなくても困らない挑戦などの記録。

ウドは皮のキンピラもおいしかった

 

 

 

独活(ウド)をいただきました

ソーシャルディスタンスの必然性が叫ばれる昨今ですが、独りで採取活動している成斗メット先輩から、独活(ウド)をいただきました。

独り活動、略して独活。さすが。

あとタケノコ6本も。あざーす。

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スーパーで売られている白いウドとは、全く違う野性味のある香り。

シーズン的に終盤なので、ちょっと育ったタイプかな。

 

ウドの天婦羅

とりあえず先端の葉っぱは天婦羅にしようかな。

野草マニアには「なんでもうまくなる天婦羅は逃げ」と言われますが。

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はい、送ってもらったタケノコとウド、自分で拾ってきたハルシメジ。

春の天婦羅セット。

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ウドの天婦羅、数年ぶりに食べたけど、なんだか記憶よりもうまいかも。

前よりもこの独特のフワッと漂う香りが、より好きになっている気がする。

私が年を取ったからか、いろいろと食べる経験を積んだからか。

 

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あらあら、タラノメやコシアブラにも負けない山菜じゃないですか。

ちょっと固いかなというくらいの葉っぱも、意外と平気だこれ。

しまった、うどんを打って、「ウドウドン」にすればよかった!

 

ウドの酢の物

続いて下の部分。皮が硬そうなので、とりあえず剥く。

最近はなんだか草の皮ばっかり剥いている気がする。いいんだけど。

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べろーん。

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ウドってどうやって食べるんだったかな。

酢の物のイメージがあったので、酢水に浸けておき、薄切りにして、酢をダシで割ったものを掛ける。

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なんとなく鰹節を掛けて、薄口醤油を垂らして、ウドの酢の物ができあがる。

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ものすごくさっぱり。暑い日に最高。

シャキシャキの歯ごたえも良し。ずっと食べていたい。

冷やした日本酒を用意させていただきました。

ウド、うまい。

 

ウドの皮のキンピラ

そして残ったのがウドの皮。

ダイコンの皮みたいに、キンピラにすれば食べられるっていう話を聞いたことがあるけれど、本当かな。

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どうみても剛毛。バリバリの繊維質。

うーん、普通なら捨てるところだ。

とりあえず酢水に浸けて、アクを抜いてみる。 

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適当に切って、胡麻油と唐辛子少々で炒める。

やっぱり生ごみ感がある。

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ちょっと炒めたくらいだとまだまだ硬そうなので、日本酒を少々入れてフタをして蒸し煮にしてから、醤油、味醂、唐辛子を加えてみようか。砂糖は入れない。

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はい、できた。

うん、やっぱり堅そう。

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大丈夫かこれと思いながら食べてみると、あらあらあら、これまでのウド料理でこれが一番好きな味だわ。癖は意外となく、風味だけがガツンとくる。

うまい。歯ごたえがジャキジャキなんだけど、意外と歯に挟まる感じではなく、ちょうどよく噛み切れる。育ちすぎだろと思ったけど、これぐらいがキンピラにはベストかも。

素晴らしい、ウド。もしかしたらイタドリとかも皮のキンピラいけるのかな。

来年は自分でウドを掘りたいっすな。

 


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