私的標本:捕まえて食べる

玉置標本によるブログ『私的標本』です。 捕まえて食べたり、お出かけをしたり、やらなくても困らない挑戦などの記録。

相模湾でコマセカツオ釣り@葉山五エム丸(8/27)

今年もカツオ&マグロに行きましょうか

釣り好きには同じ魚を何度も狙って己を高めていくタイプと、季節やメンバーに応じてなんでもやってみるタイプがありまして、私はものすごく後者。

特に船釣りではほとんどのターゲットが年に一回で終了。これは前に『ゆるゆる釣り部』という連載をしていて、毎回違う魚をなるべく釣るようにしていたからなんですが、今は釣りに行く回数自体は減ったものの、根本的には変化なし。あれも釣りたい、これも釣りたい、いろいろ手を出してみたいのよ。ゆるゆる釣り部、だれか復活させてください。

おかげで毎年すっかり前回のことを忘れているため、いつでも新鮮な気持ちで挑めるというメリットがあります。人生初の一匹こそ至高なので、何回釣っても一年振りならほぼほぼ人生初の気分なのでお得です。

デメリットはもちろん全然上達しないこと。あえて上達しないようにしているところもあります。ただ基礎体力の向上みたいな感じで経験が蓄積されていくのですが。

でですね、できるだけ毎年必ず釣ろうと努力する魚といえば、タコ、イカ、タチウオ、アマダイ、マダイ、ヒラメ、イサキ、ハゼ、マゴチ、フグ、イシダイあたりなのですが、結構多いな、そして行けてないのが多いな、この時期に忘れてはいけないのが相模湾のカツオ&マグロでございます。

去年も平塚からカツオ釣りに行ったんですけど、これってどっかに書きませんでしたっけ。あれ本気でわからないや。まあいいか。

ええと、去年はマダラさんが仕立てた船で出船して、前日までは爆釣だったけど当日まさかの強風&激渋となり、こじんまりしたカツオが数本という結果に。その模様は同行者のブログでどうぞ。

boooooooska.hatenablog.com

で、今年もいきます、カツオ&マグロ。今回は小松ヌンチャクさんのご友人の仕立てに混ぜていただく形で、私は初めての訪問となる葉山の五エム丸さんから8月27日に出船。平日の月曜に仕立てってすごいですね。

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カフェバーみたいな船宿でした。

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『ライフジャケットがライフジャケットが 命を守ります 命を守ります!』

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カツオ&マグロ狙いの船だと、船に備え付けのイーグル(でっかいクーラーボックス)を利用する場合と、各自がクーラーを持ち込む場合があるんですけど、ここは後者みたいです。氷はホシザキの製氷機で作られるゴロゴロしたサイコロ型をドサドサとビニール袋でもらうタイプでした。

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今回の仕立てはコマセつきで、エサは別途500円で購入。

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レッツゴー、カツオ&マグロ。

ちなみにこのタイミングはカツオもマグロもとても微妙で、予約不要の乗合だったらパスするかなーという感じ。仕立てだとだいぶ前に予約をするので、釣れていても、釣れていなくても、とりあえず乗船となるのがギャンブルですね。でも釣れていないのに今日だけ釣れるっていうこともあるしね。

釣りのコツは、釣りに行くことだって、最近ようやく悟りました。釣りに行かないと釣れないんですよ。釣りに行っても釣れないことも多いけどさ。

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仕立てた船はこちら。ちょっと古いけれど、これを11人で貸し切れるのだから贅沢ですね。しかも4人はルアーでミヨシに固まっているので、コマセは7人。私がいた側は3人だけという広々グリーン車状態ですよ。こりゃカツオもマグロも釣り放題だ。

釣る前から釣れ過ぎた時の心配をして、友人知人に「カツオかマグロいる?」って聞きそうになっちゃうよねー。

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この釣りで使う竿やリールはまるっきり持っていないので、船宿でテンビン、キーパーと合わせて一式レンタル。買おうかなとは毎年思うんだけど、手巻きのPE10号リールとか他の釣りで絶対に使わないんだよねー。電動だとキンメとかマダラとかと共有できるだろうけれど、それもいかないのよねー。いったら楽しいんだろうけどねー。

で、相変わらず初心者オーラが全開なので、竿のセッティングをしようとモゴモゴしていたら、船宿の方が全部やってくれました。初心者オーラ、大事です。上達する気のない人にとっては。

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この使った覚えはあるけれど使い方は覚えていないリール、ドラグのレバーを手前に倒すとフリーになって、奥に倒すと締まるんですが、真ん中のところで待っているとちょうど良いセッティングということで、そのようにさせていただきます。

カツオはキツキツ、マグロはユルユルというのがドラグ設定の基本ですが、とりあえずどっちでもここのポジションでいいよとのこと。魚がかかってから調整しますかね。そんな余裕あったかな。

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コマセはとりあえず半分溶かしておきます。

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仕掛けは簡単なので作ってきました。

カツオ用がハリス16号3~4.5メートル、ハリがカン付チヌ8号。

マグロ用がハリス22号4.5メートル~6メートル、ハリがオキアミマグロ18号とかいうやつ。

この中で失敗が一つあるのですが、それは後ほど判明します。

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カツオもマグロも4つずつ作ってきました。さてどっちをつけようか。

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最近になってようやく南方延縄結びのコツみたいなものがつかめた気がします。

太い糸ってうまく結べないよねー。

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ツナをツリタイナ。

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右舷の大艫に入れさせていただきました。

お、富士山だ。

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とりあえずカツオを狙います

さてセッティング。船長の話だと、マグロは相当な期待薄ということで、とりあえずはカツオの仕掛けで行きますか。予定としては、ナイスなサイズのカツオを3本ほど抜きあげたところでマグロの仕掛けに交換し、ドカーンと30キロオーバーを釣り上げるという感じですかね。

道糸の先に船宿のテンビンをつなぎ、そこに持参の仕掛けを結ぶのですが、ここのテンビンはそこそこ丈夫そうなスナップ付きサルカンがついている。でもこれだけだと強度的にちょっと不安。ということで、持参の仕掛けのスナップとダブルでつないでみた。これで強度がアップするのかは謎だけど、なんかよくないですかこれ。

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エサはオキアミのダブルにしましょうか。尾羽をハサミで切って丁寧に刺し、腹合わせにしてみました。柔道で行ったら縦四方固めなのかな。

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コマセカゴってどれくらい開けばいいんだったかな。

まあやりながら調整しますか。

いや本気で前年のこととか忘れているんですよ。

レンタルは100号のオモリをぶら下げるタイプのプラビシです。

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エサは小型クーラーへ入れて、使う分だけ小出しにします。特に暑い日はちゃんと冷やしておいた方がいいですよ。ってマダラさんから教わりました。

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コールマン クーラーボックス テイク6 ブルー 5205-758G

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コールマン(Coleman) テイク6 ブルー 2000033009 2000033009

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まさかのクルージングオンリーの予感

そんなこんなで5時半出船でクルージングがスタート。

カツオやマグロを狙う釣りは、鳥山とか群れが見つからないと、一日走り回って終了ということが多々あって不安モリモリ(船代は返してもらえないよ)。この日も全然船が止まらず、このまま終わるんじゃないかと不安になった7時過ぎ、一時間半走ってようやく第一投目を入れさせてもらえることに。

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鳥山がバーン、小魚がザワワ、カツオがビョーン、マグロがドーンという感じではなく、沈んでいる群れをソナーで探しながらという感じ。

これだと前方のルアー軍団は厳しいかも。といいつつ今年もエビングが好調っぽいので、マグロを釣ってくれるかも。船で誰か一匹でも釣れるといいなー、キハダマグロ。うまいだよねー。

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船長からの指示ダナは20~30メートル。これくらいなら手巻きで全然オッケー。でも今年は全然海釣りに行っていなくて、体の動かし方とか道具の配置がうまくいかない。コマセのざるって竿のどっち側に置くんだったかな。やっぱり月に1回くらいは船に乗らないと体がなまるなー。

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仕掛けを入れるもアタリは無く、即移動というせわしない時間がしばらく続き、ようやく群れが固まってきたのか、海上の船も集まってきた。

船がバラバラの場所にいるのは魚の群れが見つかっていない証拠なので、これはきっと吉兆ですよ。といいつつまたぼんやりした時間になるんだけど。

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こりゃ今日は坊主かなと不安になりだした9時前に、まずはミヨシ側からヒット。ブースカさん、小松さんの竿に次々とカツオが掛かったようだ。いいなー。

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カツオは群れで泳ぐ魚。船の誰かが釣れればそれはハッスル&フィーバー&エキセントリックタイムの合図だ。

横で釣れた、後ろで釣れた、次は誰だ、俺でしょ、いつ釣るの、今でしょ、でも当たらない、「はい上げてー」と船長、あーーーーーーーーーーー!

っていうのが30分続いたところで、ようやく私の竿にもビビビッとカツオがヒット!

多少振り回されてもオマツリしない余裕のスペースだけど、走らせないに越したことない。竿尻をグッと左手の脇に挟み込み、この製麺機のハンドルで鍛え上げた右手でハンドルをグイグイと回す……けど上がってこない!

あれこれはドラグがちょっと緩いかな。よしちょっと締めてっと。うわ、ぐーーーーーーーんと引っ張るカツオの力がすごすぎる。なんだこれ、カツオってこんな力が強かったっけ。こりゃキハダの子供のキメジかな。いややっぱりカツオだな。

わー、全然あがらねーってバタバタやっていたら船長が横に来て、竿をキーパーに置いて一気に巻けとの指示。

ですよねー。気持ち的にはスタンディングファイトで対峙したいけど、明らかに力負けしてますよねー。ということで竿をキーパーにオン。なるほど、固定されるとぜんぜん巻きやすさが違いますな。横へと走られたときに竿の動きでいなせないけれど、それよりもさっさと巻く方が先決か。

グイグイグイ、コマセカゴをキャッチ。するとそこを起点にコンパスのようにハリスの分だけクルクルと回るカツオ。これ隣がすぐ近くだったら絶対にオマツリだな。本当は暴れさせずにサササとタモ入れしないといけないんだけど、ハリスを素手で引っ張る段階でもまだ力負けするのよね。そんなこんなでモタモタしつつも、どうにかこうにか船長の構えたネットにイン。

やったー!とりあえずカツオをゲット!

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うおー、カツオでかいな。去年のはブイについたやつを狙ったので大きめのソウダガツオみたいなやつだったけど、これは立派だ。丸々してる。相模湾のカツオってこんなに立派だったかな。

うれしー。

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外したハリは懐がのびて、あと一暴れされていたらアウトという感じ。このサイズのカツオだとチヌバリだと危ないね。

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そこからまたしばらく沈黙がつづいたんだけど、10時20分に再度ヒット。こりゃさっきよりも大きいんじゃないですか。今度こそキメジの予感大。今度は最初から置き竿で対応しましょうね。これをウインチっていうらしいですよ。

いやー、やっぱり力強い。でも二匹目なので余裕がちょっとある。いくら巻いても滑るだけのドラグ設定をちょっと締めて勝負にでようとしたら、船が揺れてギュッときっちり締めちゃった。

まあでも16号のハリスなら大丈夫かなと思ったけれど、そのまま魚に引っ張られてフワーンと嫌な手ごたえ。あーさようならー。

上がってきた仕掛けをチェックすれば、8号のチヌバリは伸びまくり。やっぱりダメかー。ハリって魚の力で伸びるもんなんだねー。

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マグロ用のハリでカツオを狙う

ええと、どうしようかな。

もうカツオはやめて、マグロ一本にしちゃおうかな。でもマグロが釣れている気配はないのよね。でもこのハリだとまた伸ばされてばれる気がするな。よしわかった、カツオ用のハリスにマグロ用のハリという組み合わせでいってみようか。

よっこらせーのせ。

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この作戦がよかったのか、11時過ぎにまたヒット。今度も立派なカツオが相手で、またコンパスみたいにグイングインと回られたけれど、カンヌキに刺さった極太のハリはびくともせず、見事2匹目をゲット。

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このハリじゃなかったら絶対にバレていたな。

どうも小さい針を使いたがっちゃうけど、でっかいカツオに食い気のあるときは、軸の太いハリがよさそうね。こうやって見てみると、口の大きさとも合っている気がする。

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カツオを美味しく食べるには血抜きが必須ということで、ネットに入った状態で、脳天にアイスピックをグサッと刺してクイクイっと締めて、ハリを外してエラを切ってバケツで血抜き。

生きたままバケツに入れるとブブブブブブブと延々バイブしちゃって身が焼けちゃうので試してみましたがどうですかね。そして血抜きをしたらすぐクーラーの氷水へドボン。

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カンパーイ。

カロリーゼロ、糖質ゼロ、アタリゼロ、にならなくてよかった。

マグロはまだゼロだけど。

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そして3匹目~!いえーい!

これもまた暴れられたけど(下手なんですよ)、ハリがガッチリとカンヌキに刺さっていたので抜けずに上がってきてくれた。やっぱりハリは丈夫なネムリタイプだな。これは18号だけど、カツオ狙いなら16号がベストかもね。

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がまかつ(Gamakatsu) シングルフック A1 オキアミマグロ 16号 5本 銀 68453
 
がまかつ(Gamakatsu) シングルフック A1 オキアミマグロ 18号 5本 銀 68453
 

 

 今年はマグロ、釣れるかな?

そんなこんなでお土産は十分。まだしばらく時間はあるんだけど、あらこまったコマセがだいぶ減ってきた。

レーサーに必要なのはタイヤの能力を最後まで残して使い切るマネジメント力だという話ですが(ヤンマガで連載しているイニシャルDみたいな漫画情報)、カツオ&マグロのコマセ釣りもまた同じ。アジ釣りなんかと違って配給されたコマセにおかわりはないので、残しつつ使い切らないとダメなのよね。タイヤコントロールならぬコマセコントロールが大事なんだけど、これが苦手なのよねー。

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コマセの残りが少ないならば、そろそろ仕掛けを太いのに変えて、じっくりとマグロ狙いにしましょうか。

22号のハリスの直径よりも微妙に内径が広いチューブをかぶせ、カンヌキを通すことで固定した仕掛けでレッツゴー。

この仕掛けなら掛かりさえすれば上がってくれるはず。カツオ相手に力負けしておいて、マグロに勝てると思っている思考回路が謎ですが。でもウインチでじっくりやれば、ほらね。

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なんかマグロ狙いだとエサのオキアミが小さいかな。

釣具屋で大きいやつを選んで買ってくればよかったかな。でもまあこれは次回の仮題かな。って毎年反省している気がするな。

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そんな訳でタナはカツオ狙いより10メートル深めにセット。

これで本当にマグロが釣れたら、予定通り過ぎてびっくりですよね。

でも今日の俺は、その予定通りに事を運んでしまいそうなんだよ。

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ぼんやりと眺めていた竿先がギューーーーーンと海面に刺さる!

そんなイメトレをして、立ったり座ったりする訳ですよ。

ほらきたー!って叫んでハンドルを掴む練習とかね。

エサにこういうのが混ざっていると使ってみたり。

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キハダマグロが掛かったら、しばらくは知らせておもむろに手袋をして、一気に勝負してやるんだ。

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なんて妄想して終了かと思ったら、本当にズーンってきたんですよ!

竿先がギューン、リールはジーー。

わーーわーーーわああああああ、やばい、これはカツオじゃない、この重量感たっぷりの引きだったらマグロでしょ。何年振りだか忘れたけれど、この感じはただ者じゃないのよね。

すぐに船長も隣に来て、竿を置いたウインチで巻き上げ開始。こりゃ大物だ。……でもなんかおかしいな。あ、止まった。

船長:「他の船の仕掛けとオマツリしてるね」

どうも私のハリに魚が掛かったのではなく、隣の船で掛かったカツオが暴れ回ってしまったようだ。なるほど、重かったのはいろんな人の仕掛けを巻き込んでいるからか。まあそういうこともあるよねー。

ちっくしょう、すっごい興奮したのになー。でも興奮したくて海に来ているからいいんだー。でもやっぱりマグロだったらもっと興奮したよねー。もう一回竿が絞りこまれないかなー。ドラマ、起きないかなー。

船長:「はい、終了でーす」

起きないんかーい。

ということで、でっかいカツオ三本で終了となりました。

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下船後の船宿サービスが、冷たいおしぼりとフランクフルトでグッと来た。

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この日は結局エサ釣り組がカツオ3匹くらい(全部でかい)、ルアー組が残念ながらさっぱりという結果に。釣果を全体で融通してから解散となりました。

おつかれさまでしたーー!またー!

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美味しくいただきました!

で、帰宅後、さっそく捌く。

お持ち帰りは2匹だけど、それでも食べごたえは相当あり、柵にしてから何人かに配ったよ。鰹節を作るという荒業に挑戦してもよかったけれど、そうするには良すぎるカツオだったので。

ちなみにオスとメスで、白子と真子が入っていました。

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丸々太っているので脂ノリノリかと思いきや、まだ時期が早かったのか、あっさりした赤身のみ。でもモッチリして身が詰まった赤身なので、これはこれでうまいのよ。

脂がすべてじゃないんだよよと教えてくれる、最高品質の赤身。うまいよー。

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やっぱりタタキがうまいかな。

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真子と白子も焼いてみました。ものすごく濃厚。

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カツオの心臓は取り出すのを忘れて、同行者が食べている写真を見てものすごく後悔したりして。ちくしょー。

アラはスープにしてラーメンを食べるのが新定番。

鰹節の材料だけあって、すごい濃い出汁が出るんですよね。

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ということで、今年もカツオ釣りを堪能させていただきました。

久しぶりにやって勘もちょっと戻っていい感じなので、今シーズンにもしかしたらもう一回いくかなー。どうしようかなー。迷うなー。タイミングしだいかなー。

そろそろアマダイも始まるし、タチウオとかマダイもやりたいしなー。

うーん。とりあえず、釣りは楽しいですねということで。また!

 


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