男らしい夕飯、それはパイナップル1個。
別にパイナップルを食べたい訳ではない。
酢豚に入ったパイナップルに関して論じたい訳でもない。
パイナップルの捌き方が写真付きで解説されていたので、やりたくなっただけ。
「やってみると意外と簡単!」らしいし。
スーパーで買い物カゴを持たずに、むんずとパイナップルを掴んだままレジに並ぶ。
その姿は一戦まみえた後の首刈り族の如し。
これぞ男道。
ああ、レジに並んでいる時点で舌がピリピリしてきた。
そんなヒロシにだまされて、やってみると意外と簡単だった。
なかなか捌いていて楽しい食べ物である。
夕飯はパイナップル1個。皮側の黒い部分は全部切り捨てた。ああ男らしい。
皿に盛ってみると大した量じゃなかったが、食べてみたら大した量だった。
くそう、舌がピリピリしやがる。
これはお腹いっぱい食べるものではないな。
よかった、実家がパイナップル農家じゃなくて。
昨日食べた冷たい炭水化物が非常に恋しい。
男は黙って炭水化物だな。うんうん。
ところで、パイナップルはメロンみたいに収穫後に時間をおいても熟さないので、なるべく早く食べるのが正しいと書いてあった。知らなんだ。絶対うちの母親とかも知らないな。そして最適な保存温度は6〜8度だそうだ。南国育ちのくせして暑がりとみた。