私的標本:捕まえて食べる

玉置標本によるブログ『私的標本』です。 捕まえて食べたり、お出かけをしたり、やらなくても困らない挑戦などの記録。

アカヤマドリを捕まえて食べる:キノコ狩りでアカヤマドリを採ってきた

 

 

 

2019年もボチボチですがキノコ狩りをしております。あんまりブログに書いてませんが。

今日もいってきました、雨の中。

早朝に雨音で目が覚めて、雨かー、延期かなー、雨だもんねー、延期だよねー、みたいなLINEのやり取りをした結果、気が付くと某宮さんの車に乗っていました。

知ってました?キノコ狩りって雨天決行らしいですよ。おっけー!

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で、私はよくわかっていないんですが、ムラサキヤマドリタケやアカヤマドリ(タケはつかない)が生えるという実績を誇る森へと到着。アカヤマドリって鳥の名前みたいですね。

そして本命がヤマドリ系ならば、裏本命が栃木県民が愛するチチタケ(漢字だと乳茸、チタケとも呼ばれる)。なんでも出汁がよくでるキノコだけど、食感が微妙で発砲スチロールみたいな嫌な感じという意見も。食べられる発砲スチロール、逆に食べたい。

そして甘さも独特で、脳天に来る感じが合成甘味料みたいという話。すごい気になる!

チャーハンにすると煮干しみたいでうまいとか、油で炒めて乳を出しきるとうまいとか。チチタケ、とりたいじゃないですか!

そしてその味を愛するのが栃木県民。同行のYさんが長野にキノコ狩りへ行ったらそこはチチタケポイントで、栃木ナンバーの車ばかりだったとか。キノコ愛には地域差がありますね。

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雨なので傘をさすトトロおじさん。

 

チチタケがどんなキノコなのか知らないので携帯で画像検索してみると、茶色いということはわかった。画像だけだとピンと来ないよね。

とりあえずそれっぽいキノコを探しながら歩く。

あった!

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と思ったらアワタケの仲間だそうです。

なるほど、アワアワしてますね。

よくわからないのでパス。

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ハラタケの仲間?

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軸にある鍔(つば)が独特ですね。

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なんだこれ。キノコなの?

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ミミブサタケというキノコだそうです。

耳が房っていうことですかね。珍しいのかな。

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そしてホウキタケの仲間。ハナホウキタケ?

この仲間は食べられるものあり、毒なのもあり。ということでパス。

サンゴみたいでかっこいい。大戸島さんごさん、かわいいよね。

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お、宮さんがなにやら発見したらしい。

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アイシメジ(食)かネズミシメジ(不食)らしい。

アイシメジにしては黄色さが足りないかな。

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いやでもこれとか黄色し、おいしそうよね。

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雨に濡れててわかんねー。

なぜなら雨の日に来たからー。

うーんと迷って、匂いがよくないなーと諦めた宮さん。

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これはアイタケかなー。

でも色がよくわからないなー。

雨の日に以下略……

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これはキノコじゃなくて、ギンリョウソウだそうです。

菌類に寄生するため、これがあるところにはキノコがよくはえているとか。

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こちらは、明治39年長崎で田代善太郎が発見したタシロラン。

孫の名前は田代蘭。というのは嘘です。

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カバイロツルタケと思われるもの。

ツルタケの仲間は、壺があるけど、鍔(ツバ)がないそうです。

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ということで最初の場所は空振り。

腐った奴も見当たらなかったので、時期が早かったのかな。

 

 

 

めげずに続いての場所へ。

ここはムラサキヤマドリタケがバンバンでた実績の場所だとか。

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あったー!

ムラサキヤマドリタケじゃなくてチチタケ!

でもちょっと老菌すぎました。

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チチタケの特徴を覚えたいんだけど、これだとよくわからないな。

なんでも乳のような白い汁がでるとか。

結局この日に見つかったチチタケはこれだけ。またの機会ということで。

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今日は食べられるキノコはゼロかなーと心もシクシクしてきたところで、私でもわかる食菌を発見!

はい、タマゴタケ!

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こっちにも!

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やっぱりかっこいいですね、タマゴタケ。

鞄に入れた瞬間、壊れてしまう儚さよ。

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そしてまた小さく場所移動。

ここで物語は大きく動いたのだった。

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うおおお!

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わあああああああああああああ!

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ワカヤマトミサブロウ!

じゃなかった。

あー、びっくりした。

本日の本命の一つ、アカヤマドリタケじゃないですか。

しかも超でかい。子供用ヘルメットくらいあるね。

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引っこ抜く。

すごい存在感。

よくぞ残っていてくれました。

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状態はかなり良さそうだけど、傘の裏をチェック。

うーん、傘の裏の管孔がちょっと微妙。

昨日会いたかったかな。

でもこれくらいがいいのかも。

調理したことがないのでよくわからない。

それにしても立派だよね。

あー、よかった。

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キノコじゃなくてパンなのかもしれない。

甘いかな。

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一本あれば何本も生えているのがキノコ世界。

これを合図にバンバンと採れるかなって思ったら、ヤマドリ系以外のイグチばかりで、結局この一本だけ。

ひっくり返されているキノコもあったので、先行者がいたっぽいね。

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ニセアシベニイグチ?

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無駄にでかいなにか!

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一応ムラサキヤマドリタケも一本だけ宮さんが発見。

まだちょっと早かったのかね。きっと来週あたり爆発。

という想像をしてしまうのがキノコ沼。

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だめなやつ。

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そしてうまそうなやつ発見。

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宮さんがチェックしたら「これは幻のアカジコウかも!」と大喜び。

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「と思ったけど変色しない(傷つけると青くなる)。違った……」とぬか喜び。足はぬかるみ。

うーん、残念。

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そしてその後は毒キノコのオンパレード。

はい、これは?

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カキシメジ!

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はい、これは?

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クサウラベニタケ!

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本日のデザート、チロルアポロチョコ。

ハナオチバタケだそうです。

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ということで、本日の持ち帰りはアカヤマドリタケとタマゴタケでした。

おっけー!

雨が降っていると、キノコが濡れていて同定しづらいですね。知ってた、知ってた。

 

そして料理編はこちら!

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