店員さんが中国人でお客さんも中国人の中華料理屋に一見さんでぶらりと入る。こういう小さな冒険は割と好き。
メニューが壁にイロイロ書いてあるけれど、店のおばちゃんに「テイショク!」と3種類のテイショクが書かれたホワイトボードを力強く指差されてしまったので三択になる。テイショクといっても電気工事見習いとか、タクシー運転手(夜勤あり)ではない。
A:野菜炒 750円
B:唐揚 680円
C;紅焼豆腐 600円
Cの紅焼豆腐ってなんだろう。麻婆豆腐とは違うのかな。チャーシューって確かああいう漢字だっけか。よくわかんないけれど安いからそれでいいや。
私「Cのクレナイヤキドウフをクレナイ?」
店員「・・・Cイッチョー!」
で、紅焼豆腐は、絹ごし豆腐と魚肉ソーセージみたいなのとキュウリを煮たような炒めたような謎の料理。味は甘いんだか辛いんだか正しいんだか間違っているんだかなにがなんだかちっともわからない不思議な味。なんの調味料を使うとこの味になるのか見当がつかない。化学調味料がたっぷり入っているのだけはよくわかるのだが。でも結構すき。
カウンターでは店員さんとお客さんが日本語と中国語をごちゃ混ぜにしゃべっている。熱心に福建省福建省いっている。
中国って広いんだなあと漠然と思った。
福建省福建省。