私的標本:捕まえて食べる

玉置標本によるブログ『私的標本』です。 捕まえて食べたり、お出かけをしたり、やらなくても困らない挑戦などの記録。

マテガイとハマグリを採ってきた

5月7日

ゴールデンウィークの大潮だし、いっちょ潮干狩りでもいくかーということで、某県某所にて冒険の書を広げる。
いつぞやのマテガイリベンジですな。

前回はまだ時期が早く、潮の巡りも悪かったけど、今回はきっとバッチリ。錆びついたハンディ鍬と塩を持ってレッツゴーですよ。

で、驚いたのが人口密度とそれに反比例する貝の少なさ。
人は多いんだけれど、貝類が全然いないのよね。
マテガイはもちろん、アサリもシオフキもバカガイもいない。
監視員の方曰く、去年大量に収穫した某国の団体が多かったからではないかとのこと。
タダより高いものはないというけれど、タダより脆い生態系はないですね。
まあ私もここがタダだから来ているんだけどね。

しかしまあある程度は広い干潟なんだから、どっかに多少はいるだろうとトライアンドエラーを繰り返し、だいぶ歩いたところでどうにか少量のマテガイをゲット。出入り口に近いところは少なく、遠い場所には多いという、当たり前といえば当たり前の話なのですが、実際は面倒でなかなか実践できないんですよね。

1メートル耕して1つの穴というスローペースながら、夕飯分くらいをどうにか確保。これで十分。数は少ないが大型が多いぜ。

そして驚いたのが、つるっとした大型の貝が見つかったこと。
これって憧れのハマグリ先輩じゃないですか。
木更津あたりの漁師さんが稚貝を放流したり、なんだかんだで東京湾にも多少増えてきているという話は聞いたことがあるけれど、実物を捕まえたのは初めてだ。ホンビノスとはやっぱり見た目の高級感が違いますな。味の違いはよくわからないけど。

そんなこんなで砂だらけで帰宅して、マテガイを酒蒸しにして食べてびっくり。
味が濃すぎる!
マテガイってこんなに味が濃かったっけ。
いつもは殻が邪魔だなとか思いながらパスタにしていたけれど、あれが正解だ。
炭水化物と合わせるくらいがちょうどいい。
ということで、来年はラーメンにでもしようかしらね。

来年はもう少し増えているといいなー。
っていうのは採っておいての勝手な願いですが。
マグロやウナギもそうだけど、資源の保護と管理って難しいですね。
長期的な視野で全体を見たうえで個を管理するきちんとしたシステムがないと、やっぱりみんな採れるだけ採っちゃうよねー。ここも2キロまでじゃなくて、500グラムまでとかでいいような気がするなー。まあキマリがあっても全員が守るかというとねー。

なんちゃって。





















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