ツキヨタケっていう毒キノコは、暗闇でぼんやりと光るらしいですよ。
佐渡の写真家の伊藤ヨシユキさんの作品がこちら。
夜な夜な光るキノコを撮影すべく山の中へ。
— 佐渡PRフォトグラファー伊藤ヨシユキ (@kosado) October 13, 2020
ここは日本最大級の高層湿原性浮島のある乙和池。もう大きく育って、超見頃を迎えておりましたので、皆さんにもその怪しさをおすそ分け。#乙和池 #ツキヨタケ #月夜茸 pic.twitter.com/xE4Qne0QL7
かっこいいですね。
ただし佐渡では食中毒が起きているらしいですが。
新潟県は19日、佐渡市の60代夫婦と80代の父親計3人が、毒キノコのツキヨタケを食べたことによる食中毒になったと発表しました。
— 毎日新聞 (@mainichi) October 21, 2020
県は「毒きのこ食中毒発生注意報」を発令し注意を呼びかけます。https://t.co/FNMRXIMQ9r
で、東北の某所でツキヨタケらしきキノコを発見。
すごいたくさんあったんですよ。
そりゃ食べてみようかなという人もいるよね。
表面は茶色くてちょっと固い感じ。
付け根は黒い。
裏だけ見るとおいしそう。
小振りのおいしそうなサイズも。
この大きさでも毒ですよ。
シイタケと間違える人もいるかもね。
実物を見ると違うんだけどね。
うまそー。
割ったときに、付け根部分に黒いシミがあるのが、典型的なツキヨタケの特徴。
といっても典型的な特徴が必ず現れるということもなく、シミがよくわからない個体もあったりしてね。
なので、全体的な雰囲気で覚える。
怪しいなと思ったら食べない。
ツキヨタケの幼菌かな。
同じエリアに生えていたムキタケ。
これは食べられるやつ。
似ているといえば似ているかな。
表皮がやわらかくて、「ムキタケ」の名の通りに剥ける。ペロン。
個体差もあるけれどツキヨタケよりもジューシー。
で、ツキヨタケが暗闇で光るのを確認したかったのですが、熊のウンコがそこらじゅうにある森の中で、夜を待つのは無理。
そこで持ち帰って観察してみることにした。
採ってから10時間後、さて光るかな。
電気を消す。
おおお、肉眼でもなんとなく光っている!
実物はこのくらいの発光量かな。
撮影の設定や画像処理などで、こんな感じになりました。
一番左の小さい白いのは、光らないからツキヨタケじゃないですね。
白い溶菌がよく光るみたい。
表側もチェック。
こっち側は光らず。白い部分が光るのね。
適当にカット。
断面も良く光る。
ということで、食中毒に気を付けましょう。
来年は佐渡の森で、ツキヨタケの観察をしようかな。
※ちょっと買い物しませんか※
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