私的標本:捕まえて食べる

玉置標本によるブログ『私的標本』です。 捕まえて食べたり、お出かけをしたり、やらなくても困らない挑戦などの記録。

ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)を捕って調理して食べてみた

 

 

 

こんにちは。

ジャンボなプロゴルファーといえば尾崎、ジャンボなプロレスラーといえば鶴田、そしてジャンボな外来種の貝といえばタニシですね。

昨年の夏、霞ケ浦水系で淡水貝捕りを案内してもらったのですが、

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ついでにジャンボタニシことスクミリンゴガイも捕ってみました。

 

ジャンボタニシを捕ってみる

場所は霞ケ浦周辺のレンコン畑。

案内してくれたⅠさんによると、すごい勢いで増えているみたいです。

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このボロボロの葉っぱは、ジャンボタニシに食べられちゃったんですかね。

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水の中を覗いてみると、黒ちょび髭の巻貝が。

いました、ジャンボタニシ!

結構な速さで動いています。

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このゴルフボールサイズのジャンボな巻貝(正確にはタニシの仲間ではない)を手に持ってみると、びっくりするくらい軽い!

見た目からイメージされる重さの半分くらい。なんだこれ。

ジャンボタニシの半分は虚しさででてきるのかも。

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用水路を覗いてみれば、横一直線に並ぶスクミリンゴガイ。

通称すくみん。

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そしてハス(レンコン)の茎には、ショッキングなピンク色の卵。

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隣の田んぼの稲にも。

貝の卵なのに水の中では孵化できないので、見つけたら水に落とすといいかと思います。

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ジャンボタニシを泥抜きして下茹でする

自宅に持って帰って泥抜き実験。

しっかりとフタをした水槽に入れて、朝晩水を変えながら4日間飼育。

水を捨てるときは、下水とか水路じゃなくて、水気のない庭とか土に捨てるといいかと思います。家の近所で増えても困るので。

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水で洗って、カップに入れれば、ちょっと大きめのブラックタピオカに。

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なかなかの巻きっぷり。

でも軽いんですよ。

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入り口にはフタが。

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加熱しないと食べられないので、とりあえず茹でます。

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加熱したら、キュッと縮みました。

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これを水で冷やしてから、爪楊枝で剥いてみます。

この作業、サザエでもアカニシでも苦手なんですよねー。

きっとジャンボタニシも失敗するんだろうなー。

って思ったら大成功。

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なんじゃこれ。

とぐろの下の縮緬模様がすごい。

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ピンク色の部分はタマゴになるんだろうな。

 

 

ジャンボタニシを食べる

ジャンボタニシのタマゴは毒だけど、加熱すると無毒化するかもという話ですが、食べる気にならないかなー。とぐろ部分もヤバそうだなー。それをいったらナマコのクチコやコノコとか、サザエの肝とかと、どう違うんだといわれると難しいのですが。

ということで、可食部分はフタ側の筋肉だけとします(下写真右側)。

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よく洗ってぬめりをとります。

ゴルフボールサイズだったジャンボタニシですが、食べられるのはパチンコ玉くらいの大きさです。歩留まりが悪い。

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出汁に醤油を加えたもので、煮てみます。

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はい、できた。

ジャンボタニシの醤油煮。

これだけ見ると、かなりサザエっぽいですね。

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食べてみると、癖もなく柔らかい。普通に美味しいというやつだ。

加熱してもそんなに硬くならないタイプみたいです。また食べてみようかな。タコ焼きの具とか(明石焼きならぬタニシ焼き)、炊き込みご飯がいいような。

ただジャンボタニシの口側に、なにかガリっと当たるものがある。歯なのか、フタの予備なのか。部位をちゃんと把握できれば、事前に取り除けるはず。次回の課題ということで。

日本へは食用として養殖するために持ち込まれたジャンボタニシ。大きな巻貝が簡単に淡水で養殖できるという話だけ聞けば魅力的だけど、実際にこうして調理してみると、やっぱり歩留まりを考えると商品化は難しいかなという感じ。

ということで、剥いたジャンボタニシの写真を載せたかっただけの記事でした。

ジャンボじゃない在来のタニシを食べた話は、後日公開します。

 


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