私的標本:捕まえて食べる

玉置標本によるブログ『私的標本』です。 捕まえて食べたり、お出かけをしたり、やらなくても困らない挑戦などの記録。

バラムツを食べる

 

 

 

バラムツを送っていただいた

最近は加齢で脂っこいものが全然食べられなくなってきました。

さて、どこかに釣りへいった某Pさんからバラムツの塊を600gいただきました。

背中側だそうです。

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バラムツは人間には消化できないワックス成分が多量に含まれているため、食用と流通が禁止されている深海魚だとか。多めに食べると自分の意識しないところでお尻からでるらしいです。

といっても食べる量と体質の問題らしく、以前に何回かもらって食べたことがありますが、私は今のところ大丈夫です。

とかいって油断しているときが一番ヤバいんですが。

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魚肉というよりは、背脂みたいで美味しいそうですね。

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似たような魚で、アブラボウズ、アブラソコムツ、バラムツとあり、アブラボウズは食用として大丈夫だとか。いつか食べてみたいですね。

バラムツのバラという名前は、皮にあるトゲが由来のようです。

皮側を触ると痛い!

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わかりますかね、このトゲ。

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ほら、痛そう。

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接写してみましょう。

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こわーい。

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人差し指の爪とトゲ。

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皮。

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はい、食べましょう。

バラムツの刺身

皮はご覧の通りトゲトゲなので剥きました。

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まずは刺身で。

きめがとても細かくモチモチのフニョフニョで、背側の肉でこの脂なのかと呆れる脂肪率。

絶頂期の寒ブリみたいな脂の強さで、質感はメカジキが近いかな。

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五段階評価だと、「脂5、旨味2、弾力2」みたいな偏ったバランス。3切れくらいがちょうどいいかな。もうちょっと食べられるかなくらいでやめるのがコツかも。

冷凍とかの魚だと水っぽくて味の薄い場合があるけれど、バラムツに関しては油が多すぎて味が薄い。油そのものって味があまりないじゃないですか。

脂好きのための魚であり(食用魚じゃないけれど)、回転ずしのネギトロみたいにすると良さそう。

自分の油で焼くソテーとテリヤキ

続いて、バラムツを焼いてみます。

どうせ身から脂が出てくるので、油は引かずに焼いてみましょう。

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本当に油はいらないですね。

がんばれば揚げ物までいけるかも。

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とりあえずそのまま、塩と胡椒で。

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ツナ(マグロ)とかブリを焼いたような弾力が出て、過去に知っている食材へと近づいた。柑橘の香りとかを合わせるといいのかな。

もう一切れは醤油、みりん、酒でテリヤキに仕上げてみましょう。

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なかなかうまい、食用じゃないけど。

これを知らずに出されたら、皮のないブリだと思っちゃうな。

ほぼブリ。脂ブリブリのブリ。脂の質がギンダラっぽいかも。

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なんていう感想を、パンツにペット用トイレシートを入れた状態で書いています。

今のところ大丈夫です。たぶん。胃もたれはしています。

でも食用じゃない魚なので、食べない方がいいと思います。

追記:翌日の様子

その日の夕飯にも残った刺身とテリヤキを食べて就寝。胃もたれがする感じがあるが、今のところ問題なし。

翌朝、トイレに行くとパンツに覚えのない500円玉程度の染み。なるほど。紙で拭くとちょっと緑色っぽい。夕飯にふきのとう、こごみ、春菊の天婦羅を食べたからだろうか。ついでに大の用を足すと、その色で散弾銃型がバン。水で流しても残るベットリタイプ。私の出口をウォシュレットで洗い流して拭くが、なかなか拭ききれない。ほほう。そしてお腹がなんとなくグルグルしている。やはり食用には向かない魚だと思う。

 


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