私的標本:捕まえて食べる

玉置標本によるブログ『私的標本』です。 捕まえて食べたり、お出かけをしたり、やらなくても困らない挑戦などの記録。

べにてんぐの会の観察会に参加しました

いまさらなんですけど、行動の範囲を広めようかなと思いまして、おもいきって4/18におこなわれた「べにてんぐの会」のキノコ観察会に参加してみました。目的はアミガサタケとハルシメジについての知識を深めることでございます。

この会との繋がりは一切なくて、しいていえば私がアミガサタケのことをツイートすると、「発生地はどちらですか?」というリプが飛んでくるので、それに返事をするくらいの関係なんですけどね。

ということで一人も知っている人がいなかったのですが、行ってみたらイベントで登壇されていたのを見てこちらが一方的に知っている人やら、なんやらかんやらいらっしゃったことが、打ち上げの時にようやくわかったりして。





某所の公園や森林での観察会。
今までに蓄積された場所を回っていくという贅沢な時間なんですよ。
集合時間はものすごい風雨でどうなるかと思ったんですが、すぐにカラッと晴れてくれました。

時系列は無視して、まずはアミガサタケから。
ちょっと早かったかなというタイミングだったそうですが、無事に観られてよかったです。
やっぱり桜の木に生えていましたね。










タイミング的にはちょっと遅いんですが、まだギリギリでトガリアミガサタケも存命でした。ほぼ亡くなっているのもいましたが。明日は我が身ですかな。ふぅ。








そしてチャアミガサタケらしきものも少々。
確かに普通のアミガサタケとは、ちょっと違うような。
マサバとゴマサバ、ヒラソウダとマルソウダくらいの違いでしょうか。




並べてみると、確かに違いますね。
一つだけストラップが混ざっているのがわかるかな。




続いてはハルシメジのお勉強。

ハルシメジにはいくつか種類があるそうで、「春にバラ科の樹下に発生するイッポンシメジ属のキノコの総称」なのだとか。今回みつけたのはノイバラハルシメジ。梅の下に生えるのはウメハルシメジらしいです。

ノイバラの生えるような場所なので、草に隠れて見つけづらかったです。
間違えやすいキノコなので、様々なパターンをじっくりと観察して覚える努力をしました。
でもたぶん間違えると思います。わかんねー。














食用じゃないんですが、ヒトクチタケっていうのがおもしろかったです。
一見するとナメコとかシイタケみたいでうまそうなんですが、触るとクリみたいに硬くて、ひっくり返すと大きな口が空いていて中が空洞という、妖怪みたいなキノコでした。










名前はよく聞くけど、野生のものをあまり見たことが無かったキクラゲはたくさんありました。
これがよく聞くキクラゲかー。ほかにもタマキクラゲなんていう親近感のあるキノコも。
「タマキ クラゲ」じゃなくて、「タマ キクラゲ」ですが。








ほかにも怪しい生物の観察なんかも。
こちらはカタツムリの交尾シーン。ふぅ。






木の皮の裏に住む、カニムシという極小のサソリみたいな生物も参加者の方に教えてもらいました。
かっこいい。そして小さくて撮影がしにくいぞ。でもマクロに強いコンデジで頑張って撮ってみる。









ちなみに私が使ってるアウトドア用のカメラは、TG4でございます。





カナヘビってかっこいいですよね。





で、キノコをちょっともらってきてバターで炒めたんですが、初体験のチャアミガサタケは、ザクザクとした歯ごたえと、きのこらしい旨味と香りという感じでしょうか。いかんせん量が少ない。


ハルシメジはシャキッとした歯ごたえですね。旨味が濃くておいしいけど、うっすら苦みと土臭さがあるかな。汁にしたらうまそうだ。たくさん採れるといいんだけどね。




ということで、ありがとうございました!
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