諸事情で今年はまだ潮干狩りに行けていないので、去年の思い出話でもします。
昨年の今頃、所用の合間にちょっとだけ干潟を掘るチャンスがありました。
ここは砂というより泥のタイプ。
泥を掘って出てきたのは、この三種類。
全部同じに見えるかもしれませんが、一瞬で判断できれば干潟検定三級です
左からホンビノス、オキシジミ、アサリ。
問題なのは真ん中のオキシジミ。何度か食べたことがあるんですが、なんというか薬品っぽい香りがするので、普段は持ち帰らない貝。ただ今回は同行者がいつのまにかバケツに入れていて、持って帰ってしまいました。あわわ。
これはアナジャコ。
せっかく持ち帰ったので、食べ比べでもしてみましょう。
塩分2.5%の塩水を作って一晩塩抜き。
洗ったら死んだ貝(泥が詰まっている)があって焦りました。
これ一個でも混ざると料理全部台無しなので、一個一個を手で開くかテストしてからフライパンへ。
食べ比べとかいって、面倒なので全部まとめて調理でいいか。
火が通りにくい順に、ホンビノス、オキシジミ、アサリの順番で入れていきます。
酒を入れて酒蒸しに。仕上げにバターとかつおだしを少々。
はい、できた。
左から、ホンビノス、オキシジミ、アサリ。
オキシジミは身が小さな。
ホンビノス、ボリュームがあってうまい。
アサリ、ちょっと小さいけれどうまい。
そしてオキシジミ、いつものケミカルな臭みが……なくてうまい!
オキシジミは変な膨れ方をしがち。
わかった。オキシジミ単体で調理するとその臭みが濃縮されちゃうけど、ホンビノスやアサリの方が多いと、そっちの旨味がたっぷりの汁を吸って臭みが上書きされてくれるみたい。バターとかつおだしの効果も大きいかな。オキシジミの方が少ないのがポイント。いい意味で多勢に無勢。
結論:オキシジミはホンビノスやアサリと一緒に調理するとおいしい。
でも持って帰らなくてもいいかなーという気も。
というかハマグリとかオオノガイとりたい。
現場からは以上です。
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